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【ポケモンSV】シーズン7使用構築 パオパモミヨミヨ

シーズン7お疲れ様でした。
私はずっと目標にしていた最終3桁を達成することができました。
記念と備忘録として構築記事を書きます。

最終3桁やったね!

【構築経緯/コンセプト】
前期(S6)で使っていたイーユイ+渦カイリューの感触がよかったため、この2体から構築をスタート。フェアリーや襷パオジアンなど苦手なところへの引き先としてハッサムを3匹目に採用した。
ハッサムの後攻蜻蛉返りから展開できて、イーユイ同様に火力を押しつけられる鉢巻パオジアンを4体目に採用。
ここまでを見返した時、以前ランクマで対戦したシグマさんが使っていたパーモットがイーユイやパオジアンと相性が良さそうだと気づき、5体目に採用した。
最後に蝶舞ウルガモスとテツノツツミが重いため、瞑想ハバタクカミを採用して構築が完成した。

構築のコンセプトとしては
1、火力の押し付けや積極的にテラスを切って数的有利をとること
2、クッション役やパーモットのギミックによって対面構築の難しさである「初手出し負け」による不利を緩和すること
の2点を特に意識した。


シーズン終わり恒例(?)の記念撮影

【個体紹介】
イーユイ@こだわりスカーフ/草テラスタル
控えめ 災いのたま
131(4)-**-121(164)-198(196)-141(4)-138(140)
噴煙 オーバーヒート 悪の波動 テラバースト

調整:C11n、Sスカーフ込み最速テツノツツミ抜き、あまりB
(特化キノガッサのマッハパンチが18%の乱数1)

破壊役その1。高火力と上からの追加効果を押しつける動きがシンプルに強かった。
悪と氷が半減であるため、数の多いパオジアンに対して後述のハッサムからイーユイに繋げる動きで安定して処理ができるのが偉かった。
テラスタイプは草としたが、水タイプのポケモンや水テラスで炎技を受けにくるポケモンを一撃で倒すことができるため、奇襲性能が高く良かったと思う。地震半減でもあり、瞬間的な対面性能が上昇するため、本構築のコンセプトには合っていた。テラス後にカイリューなどに起点にされやすいが、裏のポケモンでケアできると判断した。
Bにかなり振ることで、思わぬ一撃を耐えてくれることも多く、勝利に貢献してくれた。一方でスカーフイーユイミラーで上を取られることが多かった点や、時々当たるドラパルトに抜かれている点は少し気になったため、Sをもう少し伸ばしても良かったかもしれない。(といってもBはあまり削りたくないし、Cを削るとミミッキュへの噴煙の乱数が怪しくなるため悩ましいところではある)

カイリュー@ゴツゴツメット/フェアリーテラスタル
腕白 マルチスケイル
197(244)-155(4)-146(140)-108-122(12)-114(108)
炎の渦 地震 羽休め アンコール

調整:最速50族抜き(遅いカイリュー意識)、あまり耐久

イーユイが苦手な相手全般に後出しから誤魔化しができるため、相性の良いポケモン。シーズン1に開発された古い型ではあるが、現環境において使う意味としては、汎用的な数値受けで採用されるディンルーとヘイラッシャに明確に有利を取れる点だと考えている。すなわち、汎用性を落とさずに「ディンルーに対してステロを撒かせない」、「ヘイラッシャの地割れを拒否でき、あくびで眠らされようとも仕事ができる」唯一無二のポケモンであると思う。
渦外しという弱点はあるものの、それを踏まえても本構築では替えの効かない枠だった。

ハッサム@オボンのみ/鋼テラスタル
勇敢 テクニシャン
177(252)-172(52)-146(204)-**-100-64(S個体値5)
バレットパンチ 蜻蛉返り 泥棒 剣の舞

調整:特化珠ミミッキュの+2霊テラスシャドークロー確定耐え、あまりA、無振りディンルー抜かれ

フェアリーの一貫切り、後攻蜻蛉返りによる対面操作、先制技と積み技によるスイープ性能を兼ね備えたクッション枠。パオジアンやカイリューに比較的強い点もあり、レギュレーションCの環境に刺さってるポケモンだったと思う。
S個体値を落としているため、ディンルーやカバルドンの下から動いて後続を出すことができる。イーユイやパオジアンの悪技を半減にするためにフェアリーテラスを切ってくる相手に対してバレットパンチで上から縛れる(逆に鋼技を半減にするためにフェアリータイプがテラスを切るとイーユイなどの一貫ができる)ため、使用感は良かった。
一方で一見有利な相手に炎技で倒されることも多々あり、難しいポケモンでもあった。チオンジェンの炎テラバーストとハバタクカミの炎テラスマジカルフレイムに幾度となく破壊された。

パオジアン@こだわり鉢巻/悪テラスタル
いじっぱり 災いのつるぎ
噛み砕く 不意打ち 氷柱落とし 聖なる剣
155-189(252)-101(4)-**-85-187(252)

調整:AS振り切り

破壊役その2。通りの良い技を連打しているだけで相手をどんどん突破していく姿は痛快であった。鉢巻パオジアンは耐久を振っているイメージだが、ASに振り切って使ってみた。理由としてはパオジアンミラー時に特性の発動順で相手の型が判別できる(Sが負けている場合は襷が多いためハッサム引きが比較的安定する)こと、パーモットで蘇生できるため雑に扱って構わないこと、がある。
余談だが、本構築では初手のコノヨザルが重めのため、テラス噛み砕くで破壊していた(耐久振っていないコノヨザルは噛み砕くを耐えず、耐久振ったコノヨザルではパオジアンをおとせない)

パーモット@気合いの襷/電気テラスタル
蓄電 陽気
145-167(252)-91(4)-**-80-172(252)
でんこうそうげき インファイト マッハパンチ 再起の祈り

調整:AS振り切り

本構築の隠れたぶっ壊れ枠。2種類の一致120技と先制技による対面性能に加え、再起の祈りによって一度倒れたイーユイやパオジアンを復活できる点が強力だった。
HP半分の復活は心許ないように見えるが、この2体はSが高く先制技にも耐性があるため、擬似的に4体選出している状態になる。そのため対面構築ミラーで起きがちな「初手の出し勝ち/出し負けが勝敗に直結する」という状況をいつのまにかひっくり返すことができる。
耐久はそこまで高くなく、ステルスロックで襷が潰れると出落ちしてしまうこともあり、扱いは難しいがもっと開拓されても良いポケモンだと思った。レギュレーションDでも数の多そうな電気タイプに強いため、今後も活躍の機会はありそうだと思う。

ハバタクカミ@ブーストエナジー/水テラスタル
臆病 古代活性
145(116)-**-77(12)-187(252)-156(4)-188(124)
ムーンフォース シャドーボール サイコショック 瞑想

調整:Sブースト、D+2でC4振りウルガモスのC+3炎の舞とC+4炎の舞をほぼ耐える、特化珠ミミッキュの影うち確定耐え

ここまでで1番きつい耐久ウルガモスを後出しから倒せるポケモンとして採用した。
ウルガモスの蝶の舞に後出しから瞑想を積み、C+2サイコショック2発で倒すことを最優先に調整している。事前にステルロックを撒かれた場合なども想定してテラスタイプは水にしており、実際ウルガモスに負けることはなかった。
このようにかなりウルガモスを重めにメタった調整であるものの、元々のスペックが高いためか意外に汎用性もあり、選出はかなり多かった。
一般的なハバタクカミはBに振っている印象であるが、特殊アタッカーとの対面で瞑想を安定して積んで抜いていくことを考えれば、HPを伸ばすことは理にかなっていたと思う。
甘える型や身代わり型が多かったためか、型の誤認で拾える対戦もあった。

【選出】
破壊枠(イーユイorパオジアン)+クッション枠(カイリューorハッサム)+1
という選出がほとんどだった。ラスト1枠は残り4体から柔軟に選出する。当初はクッション2枠かパーモット選出をメインに考えていたが、破壊枠2体やハバタクカミの選出も多く、割と均等に選出していた印象。

【終わりに】
構築案を試してくれたクローズさん、おませさんさん、JJさん、あきみつさん
構築相談に乗ってくれたシグマさん(絡みがなかったのに丁寧に返信くれて感動!)、佐藤ジャンクさん
S個体値5のハッサムをくれたボロクロさん
Twitterで応援してくれた皆さん
対戦いただいた皆さん
ありがとうございました。

来期も頑張りましょう!

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