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【ポケモンSV】グッド6【S14最終747位】

こんにちは
スミス(TNぽんぽんちい)です。皆さまS14お疲れ様でした。
今期は最終レート1968で順位は747位でした。

最終結果 メインロムは爆死しました

レギュF最初のシーズンということで新ポケモンが多く、私含め手探りのシーズンだったのかなと思います。そんな中で3桁取ることができたのは喜ばしいことです。
最終日付近でレートが伸び悩み、最終日になんとか滑り込んだという形で、嬉しさ半分、もっと上を目指せたのではという悔しさ半分です。レギュFは今までより長いみたいなので、リベンジできたらいいですね。

それでは構築の紹介をしていきたいと思います。
最後までよんでいただけたら嬉しいです。

イイネイヌ入り対面構築=グッド6

【構築経緯・コンセプト】

新ルールで解禁されたポケモンはサイクル性能が高いポケモンが多く(ポリゴン2、ラティ兄妹、ガオガエンetc…)、レギュEと比べてタイプ受けを意識したサイクル構築や、対面構築の中に受けポケモンをクッションとして採用したような構築が増えると予想した。
(実際はサイクル構築は少し増えた気がする?対面構築にはブリジュラスの採用が見られたので、大正解ではないが多少はあっていたかなと思う)
以上の点を踏まえて、下記コンセプトで構築を組んだ。

(1)積み技による崩し要素を含んだ対面構築
受けやクッションの役割を持つポケモンに対して、対面構築でサイクル戦をするのは分が悪いため、積み技で崩していく方針にした。その役割として瞑想ハバタクカミとビルドアップイイネイヌを採用した。
瞑想やビルドアップは火力と耐久を同時に上げられるため、受け崩しの役割だけでなく、通常の対面的な動きの中でも隙をみて積みやすいと考えた。

(2)襷アシレーヌによる柔軟な立ち回り
レギュレーションFで追加されたポケモンの中で、アシレーヌの性能に注目した。
タイプの優秀さに加え、襷を持たせることで先発役と後発のストッパーを兼ねることができる点、テラスタル要求度が低く、他のポケモンとテラスタルの取り合いをしない点など使いやすいポケモンだった。

(3)想定外の動きによるイージーウィン要素
構築段階で意識していたわけではないが、最終的に相手の想定外の要素を多めに取り入れる構築になった。普通に対戦したら5勝5敗の構築でも1回想定外で勝利ができれば勝率6割にすることができる。
対戦数が多いランクバトルでは大事な要素と言えるかもしれない。

【個体紹介】

もはや私の構築の顔になりつつある

カイリュー@イカサマダイス
テラス:鋼
特 性:マルチスケイル
実数値:167(4)-204(252+)-115-**-120-132(252)
技構成:スケイルショット、アイアンヘッド、神速、けたぐり
調 整:ASぶっぱ

3シーズン続投のスケイルショットカイリュー。
型自体は広く知られるようになったが、基本的にマルチスケイルによる耐久を活かしながら高打点のタイプ一致技を打っているため、環境に依存しない普遍的な強さがあると思う。
サブウェポンのけたぐりが「採用されてるかもしれないけどそこまで多いわけでもない」という絶妙な位置で通る場面が多かった。
ただしブリジュラスとサーフゴーへの打点で地震が欲しい場面も結構あった。


調整はだいぶ迷走しました(ギャグではない)

ハバタクカミ@ブーストエナジー
テラス:水
特 性:古代活性
実数値: 131(4)-**-85(76)-177(172)-156(4)-205(252+)
技構成:ムーンフォース、瞑想、甘える、痛み分け
調 整:S最速、A-2特化カイリューの鋼テラスアイアンヘッドを耐える、あまりC

1ウェポンの机上論最強のハバタクカミ。特殊相手には瞑想、物理相手には甘えるを打ちながらムーンフォースで突破していく。
ハバタクカミはムーンフォースが最強技であり、これが通らない相手には結局勝てるわけではないという尖った思想で生まれた。
実際に補助技の3つとも優秀で多くの相手を詰ませることができたが、終盤にクリアチャームカイリューにカモられてしまったため別の型でもよかったかもしれない。
また、当然ながらフェアリー技が通らない相手に打点が乏しいので、シャドーボールが欲しい場面は結構あった。個人的にハバタクカミへの信頼は高く、選出率も高いため、ややピーキーな型だったのは失敗だったかもしれない。
相手のハバタクカミが構築全体で重いので、最速。水テラスを切れば理論上対面突破しながら裏のウーラオスのアクアジェットで縛られない程度の体力が残るように調整した。


ヌンダフル!

イイネイヌ@隠密マント
テラス:水
特 性:番犬
実数値:195(252)-172(68+)-136(4)-**-122(124)-108(60)
技構成:ドレインパンチ、ダストシュート、ビルドアップ、10まんばりき
調 整:S4振りブリジュラス+2、臆病メガネハバタクカミのテラスムーンフォース確定耐え、あまりA

積みアタッカーその2。前期はビルドアップウーラオスを使っていたが、アシレーヌなどの台頭からやや動きにくいと考えたときにイイネイヌを教えてもらい、案外いけることがわかったため、ほぼシーズン通して使い続けた。
ビルドアップ+一致ドレインパンチによる撃ち合い性能の高さに加え、フェアリーが等倍なためハバタクカミにテラスを強要されない、特性番犬によって威嚇でAが上がり、交代技が効かないなど、唯一無二の性能で面白いポケモンだった。
準伝説だけあって数値も高く、やや誇張して言うなら「ビルドウーラオスが突撃チョッキを持っている」ようなポケモン。
隠密マントにより追加効果を引かず、積んだ際の突破力はかなり高かった。
技構成はビルドアップとドレインパンチは確定として、毒技はダストシュート、サブ技に10まんばりきを採用した。
ダストシュートは命中不安があるものの、H振りのアシレーヌをワンパンできる(毒づきは不利な乱数)、非接触かつ追加効果が優秀、単純に威力が高いなど長い目で見ればプラス収支だったと思う。
10まんばりきは命中100でない上に、地震より火力の低い接触技で控えめに言っても相当残念な技だが、サーフゴーや毒テラスを切ってくる相手、毒タイプ(ドヒドイデなど)への打点として仕方なく採用した。打つ機会は結構多かった。
テラスタルはビルドアップしたあとにウーラオスに負けると残念すぎるため水。
長々と書いてしまったが、たくさん伝えたいことがあるくらいにはお気に入りのポケモン。


ひとしら色違いの今期MVPです!

アシレーヌ@気合いの襷
テラス:草
特 性:激流
実数値:155-85-95(4)-178(252)-136-123(252+)
技構成:うたかたのアリア、ムーンフォース、アクアジェット、アンコール
調 整:CSぶっぱ

めちゃくちゃ強かった最速の襷アシレーヌ。
遅いランドロスやブリジュラスに何度も奇襲を仕掛けてくれた。
先発で場を荒らしたり、アンコールで縛ったり、逆にカイリューなどで荒らして裏から出すこともあったり、選出して腐ることが少なく非常に使いやすかった。
カイリューが苦手とするカバルドンやランドロスに対してステルスロックを撒く隙を与えずに突破できるため、カイリューとの先発2枚看板がうまくハマってくれたと思う。
唯一の不満を挙げるなら最速アシレーヌが準速70族+1であるため、カイリューなどと予期せぬ同速勝負が発生する点。誰か有名な人が使ったのか、終盤付近で飛行テラバーストカイリューと何度も同速勝負をすることとなった。
テラスタルは草。弱点の電気草半減に加え、初手襷キノガッサを無償突破できる可能性がある。


サーフゴー絶対選出させないマン!

イーユイ@こだわりスカーフ
テラス:ゴースト
特 性:災いのたま
実数値:131(4)-**-100-205(252+)-140-152(252)
技構成:噴煙、悪の波動、オーバーヒート、サイコキネシス
調 整:CSぶっぱ

諸説枠のイーユイ。こちらのカイリューやハバタクカミが苦手なサーフゴーを牽制しつつ、ラティハッサムなどのサイクルを倒すために採用した。
選出時の圧力で相手の選出がかなり読みやすかったので、いるだけで貢献はしてくれたと思う。選出できた時はもちろん強く、その際はなるべくイーユイの一貫を作ることを心がけて立ち回っていた。
不利対面を作った時に引けるポケモンがいない構築とこだわりアイテムの相性が悪かったので、もう少し型を工夫できなかったかと反省


めっちゃ使いやすい裏エース

パオジアン@オボンの実
テラス:電気
特 性:災いの剣
実数値: 163(60)-189(252)-101(4)-**- 86(4)-179(188)
技構成:氷柱落とし、不意打ち、テラバースト、聖なる剣
調 整:特化ウーラオスの水テラス水流連打を超高乱数耐え。最速110族抜き

ラスト1枠はかなり悩んだが、ヘイラッシャ絡みをある程度崩せる高速物理打点としてパオジアンを採用した。
前期と調整は同じで、剣の舞を聖なる剣に変えた。
少し珍しい技構成だが、読まれにくい上にブリジュラスなど聖剣を打ちたい相手が多かったため、刺さりがよかった。最悪テラスを他のポケモンに使っても3ウェポンのパオジアンとして運用できるのも良かった。
耐久調整のおかげでスカーフウーラオスに縛られない点も快適であった。オマケとしてパオジアンが襷に見えるのでアシレーヌの持ち物を誤認させることもできていたかもしれない。

【選出】

メモによると
(1)アシレーヌ+カイリュー+ハバタクカミ
(2)アシレーヌ+ハバタクカミ+イイネイヌ
(3)アシレーヌ+ハバタクカミ+パオジアン
の3種類が多く、かつ勝率が良かった
(1はカイリュー先発とアシレーヌ先発両方あり、残りはアシレーヌ先発が多め)

受けループにはパオジアンとイイネイヌを同時選出して、ヘイラッシャにフェアリーテラスを切らせてイイネイヌを通すことを意識した

【反省】

イイネイヌという少し珍しいポケモンを採用したことで、相手の想定している対面構築の処理方法を崩すことができたと思う。
例えば格闘枠をウーラオスで想定している場合、ハバタクカミとウーラオスの対面を作れば1体持っていくことが可能であるがイイネイヌはテラスなしでハバタクカミに勝てるためそのルートは通用しない、のような。

これは私見であるが、ランクバトルで下克上するための方法の一つとして、イイネイヌのような「優秀な割に案外使われないポケモン」を使うには有効だと思っている。
経験豊富な相手にも、1シーズンに数回しか当たらないポケモンの経験に限ればこちらが数倍、数十倍あるため、局所的な経験の差で有利に進められる(かもしれない)。今後も面白いポケモンは開拓したい。

構築の雑感としては、スタンダードな対面構築やランドロス入りのサイクルにはある程度勝率を確保できた。イーユイの存在が効いているのかウーラオスやハバタクカミを呼びやすく、逆にパオジアンやサーフゴーが選出されにくいため、選出時でアドバンテージを取れていたのも大きいかもしれない。
一方で雨や晴れなどの天候パ、トリックルームガチグマなどのギミック系は相性が悪かった。シーズン終盤に苦手な相手と多くあたりレートが伸び悩んでしまった。

ハバタクカミの選出率・依存度がかなり高い構築で、ハバタクカミが動かしにくい並びが苦手だったので、もう少し立ち回りや構成を工夫したかった。

【終わりに】

ここまで読んでいただきありがとうございました。レギュレーションFは今までより長いので、来シーズン以降、さらに考察を深めていきたいと思います。

最後に、イイネイヌを教えてくれたきせきさん、構築案を試してアドバイスをくれた、かんづめさん、わむらーさん、デデカスfさん、たっきーさん、アルベルトさん、みなみぽけさん、ゆうさんありがとうございました。


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