【ポケモンSV】ビッグ特盛甘辛6【シーズン16最終668位】
こんにちは。スミス(TNぽんぽんちい)です。
シーズン16もお疲れ様でした。私は最終レート1965、順位は668位でした。
今シーズンはレート2000に乗りたいと思い、気合いを入れて臨んだシーズンでしたが、24日(日)にかなりレートを落としてしまい、構築の見直しやレートを取り戻すのに時間をとれれてしまいました。
毎シーズン、最後の1週間で伸び悩んでる気がするので、取り組み方を考える必要がありそうです。
とはいえ、5シーズン連続で最終3桁に残れていることは喜ばしいことですね。
謙虚さと向上心を忘れないようにしたいものです。
それでは、構築を紹介していきたいと思います。
【構築経緯•コンセプト】
前期使っていた「初手役+オーガポン+ハバタクカミ」の並びが対面構築同士の戦いで強いと感じたので、そこをベースにスタート。
初手役として前期使っていた弱点保険両刀カイリューを続投することにした。
前期はこの3体の対面選出とスカーフ悪ウーラオスを絡めた高火力押し付けのサイクル気味の選出の2軸構築であったが、崩し役として電気テラスパオジアンを採用すれば対面と崩しをコンパクトにまとめられると思い、パオジアンを採用した。
ここまででゴーストテラスのパオジアンやスケイルショットカイリューなどが初手に来たときに不利を取りがちだったため、第2の初手役としてれんげきウーラオスを採用。
最後にランドロスなどを絡めた有限サイクルや重めな相手を火力で破壊できるガチグマを採用して構築が完成した。
構築のコンセプトとしては以下の点を意識した。
(1)2番手以降のオーガポン+ハバタクカミ
環境にいるポケモンのほとんどに殴り勝てるハバタクカミを強く使う、逆に相手のハバタクカミに好き勝手させないことが対面構築で重要と私は考えている。
そのため、初手の1vs1を勝ち、相手の2番手がハバタクカミならこちらはオーガポン、それ以外ならハバタクカミを2番手に出す動きがシンプルに強いと考えた。
(2)ミラーを避けて強いポケモンを強く使う
スカーフをもったウーラオスが減って、後発で積むウーラオスが増えたと感じた。そう考えると、同時に採用されるオーガポンは先発寄り、ハバタクカミは先発or2番手でサポート寄りになると考えた。
同じようなポケモンを採用しがちな対面構築ではミラーが発生すると安定して勝つことは難しい。そこで、こちらのウーラオスは先発寄り、オーガポンやハバタクカミは後発のアタッカー寄りにして、ミラー以外の相手を倒せるように組んだ。
(3)イージーウィン構築にイージーウィンさせない
初手ブリジュラスでステルスロック+電磁波、ハバタクカミで電磁波、最後にウーラオスやイダイトウで全抜き。
こういった構築の強さは否定しない(私自身使っていたこともある)が、やることがある程度わかっている動きに対して楽に勝たせたくなかった。
電磁波に耐性のある電気テラスパオジアンやガチグマ、安易な積みを許さないオーガポンのアンコールなど、対策を厚めに組んだ。
(4)メジャーなポケモンの少しマイナーな型を採用する
使用率TOP6を採用した構築であるが、中身は「今期最も想定される型」から少しズレた型や技を採用している(結果的にそうなった部分もある)
元々スペックが高く、火力もあるポケモンなので、型の誤認や想定をずらしたときにリターンが大きいと考えた。
【個体紹介】
カイリュー@弱点保険
テラス:ノーマル
特 性:マルチスケイル
実数値:197(244)-198(204+)-116(4)-121(4)-127(52)-90
技構成:流星群、地震、神速、けたぐり
調 整:A11n、特化ブリジュラスのメガネ流星群を確定耐え。
前期からの流用。主に初手に選出し、ブリジュラスやオーガポン、さらにはハバタクカミなどもまとめて破壊するポケモン。相変わらず流星群が強かった。
Dに少し振っているのが活きる場面も多く、いい調整ができたと思う。
初手のブーストエナジーハバタクカミやブリジュラスに電磁波をもらう展開が多く、その際は麻痺の自覚勝負になりがちで、その点は微妙だった。
後述のウーラオスと若干役割が被っているため、他の型も検討の余地があるかもしれない。
ハバタクカミ@ブーストエナジー
テラス:フェアリー
特 性:古代活性
実数値:131(4)-**-89(108)-173(140)-156(4)-205(252+)
技構成:ムーンフォース、シャドーボール、甘える、痛み分け
調 整:特化パオジアンの不意打ちを最高乱数以外耐え、最速、
あまりC
ハバタクカミミラーや特殊相手ともある程度戦える汎用性を持ちながら、物理ポケモンを詰ませる力もある最速甘えるカミ。元々はcsステラで運用していたが、襷パオジアンが少々重かった点、相手のハバタクカミは基本的にオーガポンで倒すためミラーの勝率をそこまで考えなくてもいい点から上記の型に落ち着いた。
フェアリーテラスにすることでクリアチャームカイリューを押し切れるという型だそうだが、それよりも不意打ちに耐性ができることに恩恵を感じることが多かった。
数的不利から粘って巻き返したり、相手のラス1の物理を甘えるで詰ませたり、甘えるから裏のパオジアンに繋いだり大活躍だった。
オーガポン@かまどの面
テラス:炎
特 性:型破り→おもかげやどし
実数値:175(156)-167(92+)-114(76)-**-117(4)-153(180)
技構成:ツタ棍棒、パワーウィップ、岩石封じ、アンコール
調 整:H16n-1、特化ウーラオスの水テラス水流連打を耐え、
S準速100族抜き、あまりA
前期から少しだけSを伸ばしたオーガポン。イーユイに上が取れたら嬉しい。
ハバタクカミに強く、一致技の高火力と岩石封じ+アンコールの妨害で汎用性も高い。
草技についてはウッドホーンの方が多く採用されている印象だが、本構築ではこちらのウーラオスがミラーに弱いので、ワンパンできるウィップの方が優先されると思う。ガチグマやママンボウなどに対してもウィップの火力が活きることが多かった。
少なくとも外して負けるよりもウィップのおかげで勝つ場面が多かった。
パオジアン@オボンの実
テラス:電気
特 性:災いの剣
実数値: 163(60)-189(252)-101(4)-**- 86(4)-179(188)
技構成:氷柱落とし、不意打ち、テラバースト、剣の舞
調 整:特化ウーラオスの水テラス水流連打を超高乱数耐え。最速110族抜き
対面構築に無理なく採用できる崩し役。終盤に増えた電磁波カイリューにも強い。テンプレではもう少しSを落として耐久に回していることが多いようだが、ラティきょうだいや最速オーガポンを考えるとここまで振っておきたいと思う。
間違いなく強いが、カイリューと同時選出したときに両方にテラスを切りたく感じて動きにくい時もあった。
ウーラオス(れんげき)@突撃チョッキ
テラス:鋼
特 性:不可視の拳
実数値:195(156)-200(252+)-133(100)-**-80-117
技構成:水流連打、インファイト、アクアジェット、冷凍パンチ
調 整:Cぶっぱハバタクカミのムーンフォースが12.5%の乱数1、
特化パオジアンの電気テラバーストが18.7%の乱数1、A特化
こちらのカイリューが初手に出しにくい時の先発役。スケイルショットカイリューやゴーストテラスのパオジアンなどが出てきそうな時である。
と言っても、パオジアンはともかく、カイリューの型を一点読みすることは難しいため、どちらかといえばウーラオスの方を初手に置くことが多かった。
持ち物は襷と悩んだが、ジャポのみを持ったハバタクカミやブリジュラスにも行動でき、スケイルショットカイリューのBが下がったところに氷技が打てることを評価してS無振りの突撃チョッキとした。
(実はエレクトロビームブリジュラスや眼鏡ハバタクカミ相手には出落ちしてしまうが、それらが初手に出てくる可能性よりはジャポのみ持ちの方が多いと思ってある程度割り切った)
テラスタルはあまり切らないが弱点を突かれそうなときに緊急回避できる鋼。毒の違いは飛行とエスパー耐性。特にエスパー耐性があるとラティオス入りに出しやすい。
終盤増えた雷パンチ採用のウーラオスだけ厳しかったが、それ以外は満足いく活躍をしてくれた。
ガチグマ(暁)@シルクのスカーフ
テラス:ノーマル
特 性:心眼
実数値:213(196)-**-141(4)-198(196+)-86(4)-86(108)
技構成:ブラッドムーン、ハイパーボイス、大地の力、真空波
調 整:C11n、ミラーや60族付近を意識でS振り
Sにかなり割いたフルパワーガチグマ。主にランドロス入りなどの有限サイクルを破壊する。ガチグマにあと投げしてくるアシレーヌを上から飛ばせるのが偉い。
大地の力か真空派を切って挑発を採用すると受けループにも強いのだが、どちらも切れなかったので、ガチガチの受けループは若干切り気味で両方採用した。
選出率はそこまで高くないが、選出時の勝率はとても良い仕事人。
【選出】
主に下記3パターンが多かった。
カイリューorウーラオス+オーガポン+ハバタクカミ
主に対面構築ミラーの場合。初手役が対面で勝てれば大体勝てる。
カイリューorウーラオス+ハバタクカミorオーガポン+パオジアン
パオジアンの剣の舞で崩したい時の選出。
相手のカイリューが電磁波っぽい場合もパオジアンを選出する
イダイトウ入りにもパオジアンのテラスを温存して立ち回る(イダイトウ入りにはラス1ガチグマ選出もあり)
ガチグマ+2
ランドロス入りサイクルなどに対して。
ガチグマの火力を押し付けてサイクルを回させない
【反省】
(1)初手の難しさ
初手カイリュー選出時はカイリューやパオジアンが重い
初手ウーラオス選出時はオーガポンやウーラオスが重い
初手枠の中で補完はできているようで、同時に2体を初手に出せるわけではないので、どうしても初手じゃんけんは発生してしまった。
(2)命中不安や運要素の多さ
カイリューの流星群、オーガポンのパワーウィップ、パオジアンの氷柱落とし、これらの技が外れたときに負けに直結することが多かった。長い目で見れば勝ちにつながる場面の方が多かったと思うが、どうしても運の偏りが生じて連敗してしまうこともあった。
また相手の追加効果や麻痺痺れ一回で終わってしまうこともあり、総じて運要素とどこまで向き合うかは難しい問題と思った。
(3)使用率の高いポケモンで固めることの弊害
スペックの高いポケモンで構築を組めたと思う反面、採用率が高いポケモンは当然マークが厳しい。また、同系統の構築にあたることも多い。
上位を目指すなら勝率は最低6割欲しいとして、相手より1.2倍強い構築を組めたのかどうか。
【終わりに】
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次はレギュレーションFのラスト、頑張っていきたいと思います。
構築相談に乗っていただいた、ウルシさん、めもりーさん、lazyさんありがとうございました(最終的にテツノカイナ抜けてしまいました、ごめんなさい!でもカイナ使った経験でチョッキウーラオスを思いつけました!)
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