虹　⑤

【おかめちゃんとおさめちゃん】

登場人物

①🐢おかめちゃん
亀と人間のハイブリッド
亀の名残りは、甲羅と
ゆっくりの歩みのみ
ハイソサエティにみえるが
じつはおとぼけな二十歳

②🐬おさめちゃん
サメと人間のハイブリッド
サメの名残りは、
鋭い歯とへの字口
そしてサメ肌
いちご大福が大好きな
自他共に認めるおとぼけな
二十歳

③ポピポピポピットナー
　またの名を太郎
　ニボシという星からきた
　宇宙人

前回までのあらすじ

美しい虹に見とれる
おかめちゃんとおさめちゃん
そこへふらふらやって来た
宇宙人　
ポピポピポピットナー
またの名を　太郎
この宇宙人　
何をやっても怒られる
そんな自分を変えるため
地球にやって来た。

ポピ「お弁当美味しかったわ！
　　　ありがとうね♪」

🐬「わたしの作った
　太郎君の形にデコッた海苔弁
　食べずらそうで　
　　　　オモロかったわ」


ポピ「そりゃそうやん　
　　だって
　　自分を食べる気が
　　したからなあ
　　でも考え方変えたんや
　　今までの弱い自分が
　　この海苔弁に
　　乗り移っていて
　　これを食べることによって
　　僕は、　そう僕は
　　弱い自分を食べて
　　強い自分になれると思った」

🐢「なんかーデコッた海苔弁
　　エライ重たいテーマを
　　背負ってたんやなあー……
　　んんー我慢できん
　　笑わしてやーー
　　アハハハハハハ
　　о(ж＞▽＜)ｙ ☆」



🐬「んん…(・・;)
　　おらも我慢できん
　　アハハハハハハーー
　　アハハハハハハ
　　о(ж＞▽＜)ｙ ☆　」


🐬🐢γ(▽´ )ﾂヾ( ｀▽)ゞ

　　　キャキァキャキャ
　　　キャキァキャキャ
　　　アハハハハハハーー

ポピ「あんたら
　　ひどいやっちゃなーー
　　僕のプライド
　　ずたぼろやんか!」



🐬「おかめちゃん　
　　言うたって♪
　　　アハハハハハハーー
　　　ヾ(＠＾(∞)＾＠)ノ」


🐢「アハハハーー♪
　　(*^ ・^)ノ⌒
　　それでは　
　　ただいまご紹介に
　　あずかりました
　　おかめが一言
　　申しますぞ!!」

🐬「ヨッ!♪おかめーー」

🐢「エッヘン(￣^￣)　
　　ポピポピポピットナー　
　　またの名を太郎君
　　君はねーー海苔弁に
　　そんな暗いキャラを
　　投影しなくてもね
　　ちょっと軽口たたくとこも
　　器のちっさいところも　
　　ぜーーんぶ
　　なーーんにも
　　変えんでよかよ♪
　　それが許される
　　キャラであることを
　　この二日の間に　
　　しっかり
　　読みとりました。
　　あれから　
　　おさめちゃんとの会話は
　　太郎君　あんたのこと
　　ばっかだよ
　　楽しいキャラだよ♪　
　　それにね
　　器のちっさいヤツは　
　　ちっさい器が　
　　そのサイズだからこそ
　　万能の器であることを
　　知るべきだよ」

🐬「そうだよ　
　　器がでかいとか
　　小さいとか　
　あんたの場合関係ないね
　今のあんたの器　
　ジャストサイズ
　それにね　しゃべりながら
　ころころ変わるあんたの表情
　　　まるで虹のようだよ♪　」

🐢「ヨッ!おさめ！
　　たまには
　　エエこと言うよねー！」


🐬「強き男もよかけど
　　お弁当美味しい～言うて
　　やさしい笑顔を
　　浮かべてくれる
　　なんなら、さらに
　　美味しいのり弁
　　作り返してくれる
　　弱くてもやさしい男はね
　　今　草食男子ー言うて
　　だいぶ前から
　　世間ば　ブームたい!!
　　ブームのれ♪虹男!!」


ポピ「草食男子?」

🐢「そうたい！
　　やさしい心はね
　それは　あんたの宝たい！
　大事にせねばいかんとね♪」


ポピ「なんか
　　はじめての概念に
　　………喜んでエエんかな………」

🐢「喜べ喜べー草食大将」

ポピ「えっ
　　エヘ……(*^.^*)エヘ
　　エヘへへへ(*^o^*)」

🐬「そうそう　
　　その笑顔だよ♪
　　草食大将ヾ(＠^▽^＠)ﾉ」




～つづく～