亀に真珠
【おかめちゃんとおさめちゃん】
「登場人物」
🐢おかめちゃん
亀と人間のハイブリッド
亀の名残りは、甲羅と
ゆっくりの歩みのみ
ハイソサエティにみえるが
じつはおとぼけな二十歳
🐬おさめちゃん
サメと人間のハイブリッド
サメの名残りは、
鋭い歯とへの字口
そしてサメ肌
いちご大福が大好きな
自他共に認めるおとぼけな
二十歳
🐢「ルンルルン♪
ルンルルン」
🐬「おーかーめーーはん
なんかいいことあったんけーー」
🐢「なんかいいことー♪
………
いや別にーー
:*:・( ̄∀ ̄)・:*」
🐬「なんだよ言葉と
裏腹なその態度
やっぱり
いいことあったんだね!」
🐢「ヌハーー
:*:・( ̄∀ ̄)・:*:もろた」
🐬「なに?………☆
あー!!いーなーーー」
🐢「やはり女性にとって真珠は
永遠の美 それでねー
母ちゃんの方のばあ様に
真珠の首飾りをもろたーー」
🐬「普段着のフリースに
敢えて真珠☆ってところが
おしゃれなのかい?
まあ 何にしても
亀に真珠☆」
🐢「絶対に言うと
思ったよ じゃあまあ
そういうことで はずすわ」
🐬「なんでーー?」
🐢「おさめちゃんに
見てもらえたからね」
🐬「あーーそういうこと
……自慢かあ
そんなら おらにもあるよ」
🐢「なに?」
🐬「不思議に
お金の貯まる
がま口財布の小銭いれ」
🐢「えーーえーーすげえーー」
🐬「いつも
電話機の横に
小銭入れを
おいてるんだけど
なんでか3日に一回
くらいのペースで
朝起きると
500円玉が入ってるんだよ
私は電話機の
電磁波みたいのが
がま口の金属に反応して
錬金術みたいに
なってると思ってる
電磁波が強いとき
連日入ってるときある」
🐢「私は
じっちゃんが3日に一回
おこづかいを
そぉっと入れておいて
くれていると推理するけどね」
🐬 ( ̄Д ̄;;
🐢「おそらくその線で
間違いないね
じっちゃんに感謝だね♪」
🐬・°・(ノД`)・°・
じっちゃん!
🐢「おさめちゃんも
幸福者だねーーー♪」
🐬「おかめちゃん
大切なことに
気づかせてくれて
ありがとう!
真珠とてもよく
似合ってるよ♪ 」
🐢「ありがとうよ♪
さあさ 帰って
じっちゃんの肩でも
叩いてあげな 」
🐬「うん
じっちゃーーん
♪(*^ ・^)ノ⌒☆」
🐢「あっ!
おさめちゃん~
くれぐれも
いつも小銭を
ありがとうなんて
野暮なこと
言うんじゃあないよ!」
🐬「なんで?」
🐢「じっちゃんは
3日に一回
サンタさん気分なんだよ♪
かわいい孫へね」
🐬「あーー
じゃあ気づかないフリ
しておいたほうが……」
🐢「まあ
そういうことになるねーー」
🐬「ファンタジーなんだね
ありがとうよ♪
おかめちゃん!
あんた………
さすがだよ♪
じゃあね♪
じっちゃーーーん(ノ´▽`)ノ」
🐢「愛だねーー♪」
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