ピアノ教室④

おれはバロックが好きっぽい(前回③)

あれから音楽の歴史に興味を持ち始めて、図書館に行って音楽史の本を借りて読んでみたりした。

古代ギリシャに始まる。そのなかでおもしろいなと思った話があった。哲学者・数学者であるピュタゴラスの音楽理論。

"オクターヴ、完全5度、完全4度といった協和音程(ハルモニアという)が我々の耳に濁りのない響きとして感じられ、このような感覚的な美が単純な正数比となっていることから、ピュタゴラスは、「数」の秩序が世界を構成すると考えた。"

自分の感覚と数学のバランス、これがぴったしハマる感じ、これ見つけたの気持ちいいだろうな。

古代ギリシャ時代の後、キリスト教の布教とミサ曲、ルネサンス、そしてバロックの誕生へとつながっていく。独自の文化が発展していったり異文化交流から音楽が発展していったりと、国や土地によっていろんな流れがあって胸熱だ。作曲家一人一人にスポット当てて、当時の時代背景とかと照らし合わせながら音楽を聴いたら楽しそう。

ちなみにバロック誕生の地はイタリアのヴェネツィアらしい。それからヨーロッパで広がっていく。当時の時代背景もあって、バッハの生まれたドイツへバロックが広まるのは少し後になるみたい。

音楽の父、バッハを少し調べてみた。その当時は楽器が発達しておらず、ピアノがなかった。ピアノとはピアノフォルテの略で、つまりピアノからフォルテまで強弱つけて弾けますよっていう意味。またピアノだと鍵盤を押し続けていればその分音が出続ける。

ピアノがない当時はハープシコードという鍵盤楽器があった。バッハはピアノではなくハープシコードで弾いていた。ハープシコードは、強弱をつけられないし、鍵盤を押し続けててもジャランと音が途絶えてしまう。だから当時の人はちょっと工夫して、飾りの音を加えたりしている。だからバッハの楽譜にもチャラリンという装飾音がよくみられる。


楽器が進化していくことで、できる幅も増えて音楽も発展していく。


時代背景や文化の交流、楽器の進化など様々な要因が重なって音楽が発展していったんだ。知らなかった。音楽やってる人にとってはこんなの常識なんだろうな。

もっといろいろ詳しく調べてみよ。

てか全然関係ないけど、コレッリのラフォリアとヘンデルのサラバンドって、出だし似てない?たまたま?気になる。

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