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BATIC 国際会計検定を受けてみた

簿記2級に合格後、以前から興味のあった英文会計を学ぶため、BATICを受験することにした。

参考書は、公式テキストを購入。試験がリニューアルしてからは、新試験対応のものは、まだこれしか無いはず。

一応公式テキストではあるが、一体、どういう訳でこれが3000円もするのか?と思うほど薄い。 

そして、厚みだけでなく、内容も薄い。細かい解説は、ほぼ無いのだ。

自分は簿記2級を持っているため理解できたが、簿記初学者に近い人は、この参考書で理解するのは難しいだろう。(初学者は、やはり普通の簿記の勉強から押さえるのが確実だ)

しかし、リニューアル後のBATICに関するものは、これしか無いのだから、問題集も同じシリーズのものを購入した。

問題集も、ほぼ解説が無いのに3000円である。明らかにボッタクリ値段なのであるが、他にないので仕方がない。(二級の際の、パブロフ簿記をはじめとする参考書たちが、いかに優秀で親切だったかを痛感する、、)

ちなみに、IBT試験では、この問題集と同等の問題が8割を占めるので、高得点をとりたいなら、かならず一通り解いておくべきである。

試験のシステム的なことに関して述べると、IBTの場合は、必ず前日までにパソコン上で動作確認しておいた方が良い。

そして、当日の準備物(身分証明書や筆記用具)も、前もって揃えておく。                IBTは自宅で受けるので、インターフォンの音を最小限にしたり、携帯の電源を切っておくことも必須。宅配便屋がピンポンしないように、インターフォン横に、「ピンポン鳴らさずに、荷物はドア前にお願いします」などのメモを貼っておくのも良い。

試験の受付時間になれば、PCのカメラで部屋全体を映し、試験官のokが出れば試験開始である。

問題の7割は、選択問題である。内容は、公式問題集とほぼ同じ。たまに、これは初めて見るぞ?というものも混ざっているが。                 問題数がかなり多いので、途中で立ち止まらない事が大切。とくに、減価償却は時間がかかるので、問題集などで数をこなして慣れておいた方が良い。

後半の3割は、いわゆるPLやBS作成である。     問題的には、ヒネった所はないのだが、問題構成が解きづらかった。

というのも、たとえばBSの空欄を埋める問題で、retained earningsが空欄だったとする。そこを解いて入力するのはいいのだが、ほかにも空欄ではないのに ハテナ?表記になっている部分があり、すべて自分で答えを求めないと、TOTALが出せない仕組みになっているのだ。

しかし、?ハテナ部分は設問ではないため、画面上に解答入力ができないものだから、わざわざ全ての科目の数字を手元の用紙に書き写し、そこから計算してTOTALを出さねばならないのである。

これに非常に時間を取られるのだ。自分は、TOTALの計算はスッパリ諦めることにして、埋められるところで点を取る方向にシフトした。

時間的には、かなりギリギリだった。

結果、点数は400点中 344点。

今年から、subject1オンリーの試験になっているので、いわゆる80%から90%の得点率でmiddleクラスに該当する。(去年のように、subject2まであった試験だと、おそらくアカウンタントレベルということだろう)

初めての受験だったので、まずまずの結果だったと思うが、これをアラフォーの転活に活かせるかというと、謎である。



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