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専業主婦からのキャリアアップ〜簿記2級合格の勉強法〜

さて、3級を11月に無事取得したら、次は本命の2級である。転職に活かすには、やはり2級までとらないと意味がない。

勉強自体は、やり始めたのは1月末からである。しかし、仕事&家事&子育ての上の勉強は、なかなか厳しく、真剣にやり始めたのは3月くらいで、結果的に合格できたのは8月だった。約半年かかったということだ。

勉強法を書く前に明記しておくが、やり終えてみて感じるのは、とにかく基礎を疎かにしないこと。

「俺は頭がいいので、3級の学習なんか飛ばして、いきなり2級をやるぜ!」なんていうのはオススメできない。簿記は、とにかく基本が重要なのだ。

3級の勉強がきっちり理解できてから、2級へ進むのが結局近道だ。

3級は、前回の記事の通りとして、ここでは2級の勉強法を書いていく。


まず、2級は、商業簿記と工業簿記に分かれている。

どちらを先にやるべきかという話だが、3級をマスターした記憶が新しいなら、そのまま商業簿記から始めるとスムーズである。

しかし、商業簿記はかなり範囲がひろいので、連結会計手前くらいまで進んだら、つぎは気分転換もかねて、工業簿記も同時進行で始めた方が良いだろう。早めに全体量を把握し、あとどのくらいの勉強量が必要なのか、把握した方が良い。

まず、テキストだが、今回は商・工ともパブロフ簿記のテキストを利用した。前回、3級の際に、パブロフは暗記中心だからアラフォーにはキツいと書いた。しかし、2級に関しては、他社のテキストも微妙であり、では一番人気のものを使うか、、ということでパブロフを選んだ。(特に工業簿記に関しては、パブロフテキストで良かったと思う。)

話を戻すと、とにかく3級同様、テキストオンリーでの理解は分かりづらい。なので、今回も、ふくしままさゆきのyoutube動画を見る。

商業インプットに関しては、ふくしままさゆき動画を見て原理を理解し、パブロフの該当箇所のテキストを読んで復習、を繰り返す。そして、会社の空き時間に、パブロフアプリの仕訳をやり、記憶を定着させる。(仕事、育児をやりながらなので、たしか3ヶ月ほどかかった)

連結会計前くらいの部分まではこれの繰り返しである。

商業簿記が、7割ほど進んだら、工業も始める。工業簿記は、商業とは感覚が違うので、最初は戸惑うかもしれない。しかし、これも、ふくしままさゆき動画を見て理解→パブロフ工業テキストで復習を行う。

数学が苦手だった人は、おそらく、最後のCVP分析でつまづくと思うのだが、とにかく ふくしままさゆき動画とパブロフを見て、自分のやりやすい方法を選んで頭に叩き込むのだ。

工業簿記が一通り頭に入ったら、会社の休み時間に、パブロフ問題集を一問やってみるなどして、過去問レベルに慣れていく。

その上で、家では損益計算書や、連結会計の勉強も始める。

もしも、工業簿記で満点を必ず取る自信があるなら、連結会計は捨ててもいいだろう。しかし、数学アレルギーなタイプで、少しひねった問題が出れば満点は難しい、、、という人は、連結会計を捨てると点が足りない。

そのような人は、連結で、例え配点のうち半分の10点だけでも取れるよう勉強する必要がある。開始仕訳、土地の仕訳だけでもやれていれば、部分点は取れるのである。

いまはネット受験で何度も受けられるので、勉強が8割完成したら、試しに受けてみるのも良い。私は、7月に一度受験した。予想では40点くらいと思っていたが、紙の試験の過去問よりも易しく、65点とれていた。

難易度がだいたい分かれば、自分にとって、合格するためにどの部分が足りないのかわかる。

自分の場合、基本的な仕訳でミスがあること(仕訳問題は、基本的に満点とらないとキツい)。あと、工業がどうしてもわからない部分があるので、それをカバーするためには連結会計の学習が不可欠という事だった。

仕訳は、パブロフ簿記のアプリ(商業、工業)を手が自動的に動くぐらいにやり込んで覚える。 連結会計は、ふくしままさゆき動画を3回ずつほど見て、とにかく開始仕訳、土地など、非支配株主のアップストリーム以外ならだいたい解けるところまで仕上げておく。 

作戦として、

第一問(仕訳)は20点満点とる。

第二問(連結会計)は半分の10点とる。

第三問(損益計算書)は20点満点目指す。

第四問、第五問(両方工業)は、合わせて25点を目指す。

これでギリギリ70点以上を取る計画を立てた。

ラッキーな人だと、連結会計の代わりに株主資本変動報告書が出る場合もあるが、私の場合、そのラッキーは初回のお試し受験時のみであった。

なので、やはり工業が苦手な人は連結も勉強する事を勧める。

ちなみに、連結会計の場合も、出るのは連結の損益計算書や貸借対照表の穴埋め問題なので、足し算引き算だけで解ける部分はあるのだ。とにかく、諦めずにできる問題を埋めることが大切。

第3問は、損益計算書といえど、細かい仕訳の集積問題だ。だから、パブロフアプリの仕訳問題が頭に入っていれば、多少の計算ミスがあっても8割は取れるのだ。

また今回、実は3回目の受験で合格したが、それぞれの回で、大問ひとつが、それぞれ被っていた。要するに、一度目の試験で受けた問題の一つは、次回の試験でまた出てくるのだ。だから、落ちたとしても、かならず問題を覚えておいて、家で復習し、次は解けるようにしておくとよい。

私が受けたのは、2021年の8月のネット試験である。1回目は65点、2回目67点、ようやく3回目75点だった。

試験内容は、随時パワーアップしてるようなので、全ての人に当てはまるとは思わないが、参考にしていただきたいと思う。







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