見出し画像

迷ったらこれを使え!蟲神器3弾環境注目デッキ(麻雀神器ルールブック付き)【蟲神器ゲート主催 大晦日ブログリレー2023 2日目】

大晦日ブログリレーの告知

こちらの記事は蟲神器ゲート主催「大晦日ブログリレー2023」の二日目になります。

昨日はライトノベル作家のアマラ先生の短編小説が投稿されております。
よろしければそちらもご覧ください。

また、明日以降も豪華メンバーの記事が投稿されるのでお楽しみに!



はじめに

お久しぶりです。
ぽんぽろです。
蟲神器第3弾が発売してからはや一か月、蟲神器一周年記念イベントの「蟲主総会」や、地域対抗戦「蟲の架け橋」などといった大型イベントが多数開催されたりと、蟲神器の勢いは止まるところを知りません。

私自身も蟲神器3弾の発売により更にモチベーションが上がり、現在は更新していませんが、「#蟲神器今日のデッキ」の再開であったり、beseわかやまさんの蟲和陣伝(https://www.youtube.com/@waka1130/videos)の出演、グリズリーhisaさん(@_kumasanndayo_)、もんし螂さん(@zekuagesan)と3人での「デッキ構築座談会」など、様々なイベントに関わらせていただきました。

さらに、蟲神器1周年イベント「蟲主総会」での蟲神器初の公式大会「真之蟲主杯」で準優勝しました。

関西蟲主一行は「真之蟲主杯」に向けてSPさん(@sp_mjg)の自宅で泊まり込みの蟲神器合宿(通称:SP塾)など、関西蟲主同士で結託して練習した甲斐あって「真之蟲主杯」ベスト8の内5人が関西蟲主という偉業をなすことができました。

練習に付き合ってくださった関西蟲主の皆さん、そしてSPさん、本当にありがとうございました。

「真之蟲主杯」で使用したデッキは、蟲和陣伝に上がっている<水生昆虫>デッキの動画と、「真之蟲主杯」優勝者のNoiさん(@avsryt)のnote記事と内容がほぼ同じになるため割愛させていただきます。

改めてNoiさん、真之蟲主杯優勝おめでとうございます。


蟲神器3弾環境注目デッキ

さて、前置きが長くなりましたが、本編に入っていきましょう。
とはいっても蟲神器3弾環境はみなさんご存じの通り、<水生昆虫>がメタの中心におり、<水生昆虫>に対する明確なメタが少ないというのが現状です。
そのため、今回は<水生昆虫>をベースにした強力なデッキと、それらに対抗しうるデッキタイプの二部構成で進めていこうと思います。

水生ベースのデッキ

①水生アグロ

真之蟲主杯準優勝 ぽんぽろのデッキ

「真之蟲主杯」ベスト4の内、3人が使用したデッキタイプ。
軽めの青の虫を主体としたリスト全てが虫のデッキで、デッキ事故が起こりにくい安定したデッキになっています。
基本的には画像のデッキの内のナミアメンボ、アオカナブンを除く18枚がほぼ固定で、アグロ、ワンショットに対して不利を取りたくない場合はナミアメンボやアオカナブン、ミラーに強くしたいならナミアゲハ、遅いデッキに強くしたいなら2枚目のロードハウナナフシとタガメが入ります。

基本的には青エサのみを5~6まで貯めてパラワンやロードハウから殴り始めて、その次のターンにワンショットを決めます。
早い相手の場合は相手の虫を全処理し、直接攻撃はしないことを意識しましょう。
青4エサ時に手札がタイコウチ×2、ナミゲンゴロウ×2のときはフル展開して縄張りを4枚割って次ターン勝ちにいく動きの方が強いです。

対面がアグロとわかっている場合を除いて後攻を取り、パラワンと水生昆虫を温存してから一気に攻めましょう。

ミラーマッチのときは大体後攻が勝つため、先行になった場合は4エサ時に1コス4匹展開&3匹で攻撃して相手が返しに4匹以上展開できないことに賭けるか、6エサ時にパラワン×2またはパラワン+タガメ出しで縄張り二枚割って、返しにどちらかが残るかパラワンの処理にロードハウを使ってくれた場合に手札使いきってリーサルが見える程度です。
どちらにせよワンチャンス残るかどうか程度なので、じゃんけんに全てを賭けましょう。


②レインボーロード

デッキ構築座談会使用 もんし螂さんのデッキ

エサ場の青をニジイロクワガタの<七色反射>に任せることで除去術やグンジョウオオコブハムシを入れるスペースを作り、デッキの最大値を上げているデッキです。
ニジイロクワガタの<七色反射>による依存度が高く、安定感は落ちるものの、対応範囲が広いため、明確な不利対面は少ない点が強力です。

パラワンオオヒラタクワガタ+ニジイロクワガタ+タイコウチ+ナミゲンゴロウは出張性能もあるため、ニセハナを入れてパラワンの返しに出されがちなロードハウに対してカマ連撃を当てたり、赤に寄せてヒアリで制圧しながらニジイロ水生揃った瞬間にワンショットするなど、環境や流行りに合わせてチューンできるのも魅力の一つです。


水生対策のデッキ

真之蟲主杯のベスト4が水生昆虫ベースのデッキであったりと、水生昆虫一強に見えるかもしれませんが、水生昆虫に勝てるデッキはしっかり存在します。
基本的には青いエサが6揃う前に勝ち切るか、手札を枯渇させるのが主な勝ち方になります。

①刺蠅アグロ

3弾の新カード、刺蠅の血盟によって突破できる範囲がさらに増えたアグロデッキです。
対水生昆虫では、プラチナコガネの餌場の裏返し効果も相まって水生昆虫による大量展開を許す前に有利を取ることができます。
また、今まで採用率が高かった塵芥虫の爆熱弾が息吹の開放の採用に変わったことで、初手のオオミノガの生存率が上がったため、一枚で縄張りを二枚取れることが多く、イラガセイボウの<食い破る>も狙えることから非常に強力な虫になっています。

相変わらず相手の<とびだす>による不安要素は残るものの、プレイングが簡単で組むのも安価なため、今後も使われるデッキとなるでしょう。


②グンジョウミッドレンジ

真之蟲主杯ベスト8 つばささん(@Wt986_tnohk )のデッキ

「真之蟲主杯」決勝リーグに残ったデッキの中で唯一水生昆虫に頼らずに勝ち抜いたデッキです。
グンジョウオオコブハムシと刺蠅の血盟の登場により、コスト面に余裕ができ、縄張りを取り切るプランが取りやすくなっています。
基本的にグンジョウオオコブハムシを起点に縄張りを3枚ほど割っていき、隙を見てリーサルを通すのがメインプランとなっています。
対水生昆虫ではプラチナコガネで妨害しながら縄張りを割っていけば押し切れます。
アグロと違って最大火力が高いため、序盤に詰まってしまっても勝ち筋が残る点も魅力の一つです。


③玉響ワンショット

ムシガエルGP優勝 いっつさん(@it_is_a_DX)のデッキ
Bluebirdさん(@Bluebird_kokoa)との合作とのこと

3弾出てすぐは多くの人が、玉響ワンショットは終わったと言われていましたが、その強さは健在です。
藪蚊の密約によるデッキ圧縮や、サカダチコノハナナフシなど、細かいところで強化が入っています。
蟲神器3弾環境はパラワンオオヒラタクワガタ多いことで、赤の大型虫が並びにくくなっています。
そのため、パラワンをそのまま倒すことができ、相手の大型虫を引っ込めることができるサカダチコノハナナフシが環境にマッチしています。
(関西環境ではなぜかエサに虫を置かないムキムキキンオニクワガタが流行っているためサカダチよりもヘラクレスが優先される怪事件が起きています。)
藪蚊の密約はノープランで打つと自身の寿命を縮めるだけなので、相手の手札の枚数を確認しながら、最後のピースを探しに行くときに打ちましょう。


④サタンコントロール

カードマウンテン優勝 ぽんぽろのデッキ

玉響ワンショットと同じく3弾環境で終わったと言われたコントロールもまだまだ戦えます。
3弾ではグンジョウオオコブハムシと息吹の開放によってアグロに対する安定感が上がっており、大型虫の着地につなぎやすくなっています。
水生昆虫に対しては以前のコントロールでは厳しいため、4エササバクトビ→5エサパラワン→6エサエンマorオオキバの動きをして、水生昆虫側の青エサが6溜まる前に盤面を形成するか、サシハリアリやサタンオオカブトで手札を削ってリーサルをずらすという2つのアプローチがとれます。
弱点としては、息吹の開放で取れない400以上の虫を4ターン目に4体展開&4枚割りされることです。こればっかりは開放と爆熱弾に4枠割くかとびだすに頼るしかないため、ある程度の割り切りが必要です。


オマケ

ここまで見てくださった皆さんにおまけとしていくつか裏話などを紹介しようと思います。本編自体はここまでになります。

オマケ① 蟲主総会のデッキ選択の経緯

蟲主総会までに様々なデッキを作っては解体してきましたが、結局水生昆虫に落ち着きました。
私が真之蟲主杯で水生昆虫を選択した理由は主に3つあります。

一つ目は最大9戦もするので、複雑なデッキを使うと疲れからプレイングミスによる負けが起こりそうだと思ったから。

二つ目はBO1である都合上、運要素に左右されるデッキは使いたくなかったから。

三つ目は夜行バスで寝れなかったので、新デッキを練習・調整する時間も体力もなかったから。

以上の三つになります。変な強いデッキのアイデア自体はいくつかあるものの、現時点では安定感に欠けたり、プレイングのマニュアルが作れていなかったため、プレイングがブレにくく、疲れた体でも戦えるデッキとしてオール虫の水生昆虫デッキになりました。
実際にその判断が功を奏して勝敗に直結するプレミは起こることなく、どうしようもない試合以外は全て拾うことができました。

水生昆虫デッキ自体拡張性があり、扱いやすいこともあって今後もメタの中心には居続けることになりそうです。(正直水生昆虫の召喚はターン1制限した方がいいと思います。)


オマケ② 麻雀神器ルールブック

「真之蟲主杯」ベスト8の内の4人にはある共通点があります。
それは「SP宅蟲神器合宿(通称:SP塾)内で麻雀神器を遊んだ」ということです。

私の手元のデータでは、麻雀神器で遊んだことのある真之蟲主杯参加者の約8割が決勝トーナメントに進出しているというデータがあります。

「麻雀神器!やるっきゃない!」

ということでSP塾中に流行った謎のゲーム「麻雀神器」のルールを解説します。
(動画はベータ版であるため、とびだす関係の部分が変わります。)

やっていることとしては、デッキ共通&デッキ内容完全ランダムで行う蟲神器です。
麻雀セットがあればすぐ行うことができるので、麻雀や蟲神器の間の息抜きにどうぞ。

各麻雀牌の効果が以下になります。

萬子⇒赤の虫 数字がコスト・体力・攻撃力を兼ねる
筒子⇒青の虫 数字がコスト・体力・攻撃力を兼ねる
索子⇒緑の虫 数字がコスト・体力・攻撃力を兼ねる
四風牌⇒とびだす 手札から場に出せない 体力・攻撃力はエサの数になる
三元牌⇒發・中は四風牌と同様にとびだす 白は玉響・リオックなどの踏み倒しとして扱う

萬子・筒子・索子

萬子(漢字)は赤、筒子(丸)は青、索子(竹)は緑としてそのまま数値通りのコスト、スタッツを持った蟲として扱います。
(7~9コストの謎の虫がいるけど気にしないでください。)

四風牌・發・中

これらの牌は色を持っていない<とびだす>の効果を持ちます。
漢字一文字の牌が<とびだす>だと覚えておけば大丈夫です。
このルールでの<とびだす>は数値を持っていないため、そのターンのエサ場の牌の数が体力・攻撃力になります。
また、手札から場に出すことができないので、手札に来た場合はすぐに餌場に埋めます。

この効果だと放置すると勝手にスタッツが上がるためとびだすケアする余裕が無くて強すぎたため、最新版では<とびだす>は全属性弱点になり、<とびだす>以外からの攻撃は2倍のダメージを受けます。
(それでもとびだすは圧倒的に強いです。)

白牌

この牌は玉響の蠢きか体力・攻撃力が1になったリオックかを選択して使うことができます。
8・9あたりの牌は基本出す前に勝負がつくため、白牌を玉響として出すとき以外は使わないです。
また、当然麻雀ベースなので、136枚の共通デッキの中に4枚しか白牌は無いので玉響リオックは滅多に決まりません。
とどめの一撃やどうしても手数が足らないときに使います。


オプションルール:4人対戦

なんとこのゲーム、元が麻雀なので当然4人対戦ができます。
傍から見るとただ麻雀をやっているように見えるので、麻雀のセットが無くても雀荘で遊ぶことができます。
4人で使う共通デッキに各4枚固定なので、手札やエサ場、墓地から相手の手札に無い牌が予測できます。
(なぜかこのルールならではの読み合いが発生するという怪奇現象がおきている。)
ルールとしては普通の蟲神器を4人対戦にしただけなので、序盤はヘイトを集めないようにして最後に漁夫の利を狙う動きが強力です。


追記:麻雀神器ver3.0

アノアデザイン蟲主忘年会にて大創出版の西田社長(@dnishida)にも麻雀神器で遊んでもらいました。

西田社長(画面中央)との麻雀神器の様子

その時に社長が「白以外の三元牌も他の効果つけないの?」というありがたいお言葉の末、三元牌の發・中が<とびだす>から変更になりました。

發⇒蟲の息吹(1コスト使って餌場に置く、置いたターンはコストが増えない。)
中⇒蜉蝣の閃き(餌場の萬子・筒子・索子から一枚選んで場に出せる。ターン終了時に出した牌を破壊する。)

このルールに変更したことで今までエサに埋めていた8~9の牌にも使い道ができ、突破できる盤面も増えたため、より面白くなったと思います。

また、西田社長と4人(西田社長、ライオンさん、SPさん、私)で麻雀神器バトルロワイヤルを行いました。
忖度なしで全員が勝つために動いた結果、西田社長が2連勝しました。
社長強い!!


SP塾でメンバーの体力が限界になる寸前で作られた謎のゲームにしてはよくできており、かなり面白いのでお手元に麻雀牌がある方は是非お試しください。

また、なぜかこのタイミングで12月末発売の少女漫画雑誌「なかよし」の2月号の付録でカード麻雀セットが手に入るため、誰でも簡単に麻雀神器が始められるようになりました。

カードなので持ち運びが簡単でついでに麻雀もできるため、お手軽に麻雀神器を始めたい人は是非お試しください。


おわりに

蟲神器3弾環境は水生昆虫一強になることを少し恐れていましたが、発売一か月の間にも環境が動き続けているため安心しました。
とはいえ真之蟲主杯ではトップ4が水生昆虫であり、まだまだ安心はできません。
今後もメタは回る(というよりも強引にでも回すために頑張る)ことに期待していろいろなデッキを試してみましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
それではまた次の記事でお会いしましょう!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?