詩:熱を持った蒼い世界で

地平線の果てまで青く、蒼く染まった空間
無数の箱が積み重なって、世界を覆う

一つ一つが熱を放ち
その狭い隙間を縫って歩き回る

たった一つの箱を探す旅
触れる度に手のひらに伝わる熱が

やがて自身の熱と置き換わり
旅を続けるに従い

触れた箱の数が増える度に
熱く熱く耐えられなく

それでもたった一つの箱を求めて
蒼き世界をさまよい歩く

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