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#大自然でのキャンプDay2

早朝、波の音で目が覚めた。しかも起きて数秒で波チェックができる。なんて贅沢(ぜいたく)な環境なんだろうか!

波は胸ぐらいにサイズはあるものの・・割れずらく ”ボヨヨォ〜ん”   って感じだった。朝一の波乗りはチョット厳しいかな!?

みんなはまだ寝ているようだった。波乗りできるならすぐにでも起こすんだけど・・もう少しそっ!としておこう。

コーヒーを飲むためだけに、薪(まき)を集めて火を起こす準備をした。バーナーでお湯を沸かせば手間いらずなのだが・・それでは楽しくない。朝の湿った空気の中で薪を使って火を起こすには、ちょっとした工夫と時間が必要なことは学習済みだった。

ほどなくして・・お湯が沸き、熱いコーヒーを飲んでいると、コーヒーの香りにつられて・・どこからともなく1人、また1人と焚き火のまわりに集まってきた。昨晩、一緒に焚き火を囲んでいた人たちだった。

コーヒーを飲みながらおしゃべりが始まる。

『波ないよなぁー!』

『ヨガでもやる?』

『トレッキングにでも行くか?』

『釣竿持ってきているから、釣りにでも行くかぁ!?』

みんな朝から遊びモード全開な人たちなのである。

ようやくクリスとアンディも起きてきた。

ベーコンとタマゴ、トーストにコーヒーという簡単な朝食を済ませてから、今日一日どうするかを考えていた。

『車で東へ移動しながら波チェックして波乗りできそうな場所で波乗りしようぜ!』ってことで話しがまとまった。

キャンプの後片付けは超簡単だった。キャンピングカーに道具一式を積み込んで、ハイ終わり!こんなに手軽にできるならサーフキャンプも悪くないなぁ!と思い始めていた。 新しい発見だった。

途中、ポイントの前に車を止めては波をチェックし、同じく波チェックに来ていたアンディの友達と波の情報交換などをして再び移動した。

この日のリーフポイントは、どこもウネリだけでノーサーフだった。結局、トーキーで波乗りすることになった。

トーキーでの2時間ほどの波乗りを終えてから、遅い昼食をとるためにハンバーガーショップへ行き、ボリューム満点のバーガーを頬張りながら、3人で今回のショート・トリップを振り返っていた。

『OKIが日本に帰る前に、またショートトリップしようぜぇー!』ってアンディが約束してくれ。

残念ながら・・今回は決して波に恵まれたとは言えないショート・トリップだったが、みんなで過ごした時間こそが宝物だったと言える。一期一会の出会いがあって、自然の神秘にダイレクトに触れることができた。いい波に巡り合えるかどうか!?も大切ではあるが・・・オーストラリアの大自然の前では、どうでもいいことのように思えてしまった。



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