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#滞在もあとわずか! バードロックの波!

昨晩の強い風と通り雨が、多少のウネリをもたらしてくれた。バードロック・ポイントで朝から胸ぐらいのサイズで波乗りが可能なコンディションだった。今日の波はサイズこそ小さくカットバックを必要とするようなちょっと厚めの波にも関わらず規則正しく割れていくその形は、いつものホレボレする姿の縮小版に近かった。

オレは、バードロックで波乗りするまではカットバックが上手くできず苦労していた。スピードに乗ってのレールの切り替えのコツがつかめず、いつも失速していた。それが、ここの形のキレイな波によって見事に克服することができた。今では、スピードに乗ったままレールを切り替えることができ、思い描いた通りのラインをトレースできるようになっていた。

今日のバードロックは、まさにカットバックの真価が発揮できたコンディションだった。

テイクオフから失速することなく波に乗り、カットバックを入れながらインサイドまで乗り続けていけたので、ますますバードロックの波が大好きになった。

この日も、何本かロングライドができて、足の裏いっぱいにバードロックの波のバイブレーションを感じ取ることができた。きっとこの時の感触はこれからも忘れることはないだろう。

タイミングを見計らって、いつものローカルサーファーたちに挨拶した。

『あさって日本に帰るんだぁ!2ヶ月間一緒に波乗りしてくれてありがとう!』

『なんだよ!もう帰るのかよ!もっと居ろよ!』『また、いつかココの波に乗りに来いよ!』・・・温かい言葉をたくさん頂いた。心がジィ〜んとなって泣きそうだった。

師匠の言ってた・・『良い波のところには、良いサーファー達がいるもんだ!』って言葉を思い出していた。ホントその通りだ。

次いつバードロックの波でサーフィンできるかわからないけど、今日のことは絶対に忘れない。そして、オレもローカルサーファー達のようなグッド・バイブレーションを身にまとったサーファーになるぞぉー!そう誓いを新たにした。

この日は、1日を通してサイズが胸ぐらいで安定していて昼食を挟んで午前と午後、たっぷり波乗りできた。午前中はトライフィンで波乗りして、午後はレトロシングルフィンで波に乗っていた。

ようやくレトロ・シングルフィンを思い通りに乗りこなせるようになってきた。

厚みのあるレトロ・シングルフィンは、以前ノーズライダーを乗った時の感覚で乗ると失速しないことがわかった。ボードを動かそうとしないで波に身をまかせる感覚に近いかな!?

レトロシングルフィンは、フィンが一本なのでクイックなターンはできないけど、ドライブの効いた大きなターンができるので、ツボに入ればとても気持ちよく、ギュイーンと波乗りすることができた。

やっと慣れてきたレトロシングルフィンだけど・・明日にはティム父さんに返さなきゃいけない。いつかまたこういうタイプのサーフボードに乗ることがあるかもしれないけど・・その時まで、今日の波で感じ取った感触をしっかり覚えておこう!

JanJucに滞在できるのも、あと2日だ。そう思うと・・いつも見ていたこの景色が格別なものに思えてくる。

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