スリランカ サーフトリップ Day4

今朝も信じられないぐらいなGood Wave!だった。
3日続けてAフレームの波なんてアンビリーバボ〜!!
日本にいたら考えられないようなクオリティー・オブ・サーフィンライフ!
勿論、タップリと堪能させていただきました。もう思い残すことはありません。

と言うのも、今日と明日、泊まりでショートトリップに出掛けてしまうので、明日の早朝はここヒッカドゥワの波で波乗りできないんですねぇ〜!!残念です。

朝食を終えて10時ごろにツアーバスに乗って出発しました。ツアーバスと言っても日本のハトバスのようなしっかりとしたバスではなくて・・20人ぐらいが余裕で乗れるぐらいの簡素な作りのバスでした。サーフボードは最後尾のキャリアーに立てて置く感じです。ひと言で表現すれば・・ズバリ!ポンコツバスです。それが、この南国の空気や景色に妙にマッチングしてて、ポンコツであることがむしろ特有の味わいを醸(かも)し出しているようでした。

今日、向かう先はヤーラ国立公園(Yala National Park Sri Lanka)という場所です。途中、何ヶ所かの町に立ち寄って、東側に向かうツーリストがいれば相乗りしていくというスタイルでした。いかにも南国らしい。

とは、言っても・・空調完備の快適な移動と言うわけにはいかず、すべての窓は全開か半開。外から入ってくるのは生暖かい風。おまけに未舗装の道がほとんどなのでホコリが容赦無く入ってきていました。エアコンがないので窓を閉めるわけにもいかず・・といった感じでバスは爆走し続けました。
オレたちを含めた欧米人らしい数名の乗客は、そんなことまったく気にしていない様子でした。

ヒッカドゥワからヤーラ国立公園のあるカタラガマという場所までは4時間半ぐらいはゆうにかかる距離です。小さな島国とは言っても国土はやっぱり広いです。

途中、何ヶ所かのポイントで休憩を取りながら14:45頃にようやくヤーラ国立公園の入り口ゲートが見えてきました。ここでバスを降りて、入り口で入場手続きを済ませると、今度はサファリジープに乗り換えました。本日、ヤーラ国立公園に入場するのはオレとB(ビー)の2人だけでした。あとの人たちは、途中下車でバスを降りていました。

国立公園と名前がついていますが・・要はサファリパークです。
日本にも、富士サファリパーク、群馬サファリパーク、那須サファリパークなどの施設がありますが・・ここのサファリパークはまったく違いました。というのは野生の動物が普段、普通に生活している空間に人間がお邪魔させていただくって感じの空間でした。日本のサファリパークのように、随所に人の手が入っている人工的な空間とは、臨場感がまったく違っていました。まさに ”ザ・野生” です。

それもそのはず、緑で覆われているスリランカの国土の実に約10%が国立公園や自然保護区になっているほどです。数字にすると・・20を超える国立公園と100を超える自然保護区ということになります。
自然がそのまま保護されている場所が多いってことですね。
その中でもヤーラ国立公園には最も生き物が多く生息しているということでした。
代表的な生き物として、超レアなスリランカヒョウ。そして、アジアゾウ、ワニ、水牛、孔雀などが生息していて、他にも44種類の哺乳類と215種類の野鳥が生息しているようなのです。まさに大自然の宝庫です。

到着した時間(15時頃)でも、水辺ではワニを目撃し、野生のゾウが普通に歩いている姿を数メートルの距離で眺めたり、求愛のために羽をグワ〜っと大きく広げたインドクジャク(Indian Peafoel)を遠目に見ることもできました。
やっぱりスリランカヒョウを見るには早朝(サンライズ)か夕方(サンセット)のサファリツアーに参加するしかないようです。パーク内には夜行性の生き物も多く生息しているので珍しい生き物に遭遇する確率もぐぅーんと高くなります。

入り口ゲートから野生の生き物を観察しながら、宿泊するコテージのような場所までジープで移動しました。とりあえずチェックインを済ませてのんびり過ごします。

と、ここでちょっと驚く体験をしました。それはトイレです。勿論、宿のトイレは水洗トイレとまではいかなくても、とりあえず便座があって要を足せるという作りのものでしたが、宿の近くを散策した時に立ち寄った公衆トイレがビックリでした。
トイレ内は広い個室になっていて、その場所には便座というものが見当たらなくて・・床にソフトボール大の穴が一個空いているだけ。亜熱帯諸国では、紙は貴重品!と聞いていたので・・用を足した後には溜(た)めた雨水などで洗い流すことが一般的なので、雨水を溜めておく水瓶(みずがめ)と、それをすくいあげる柄杓(ひしゃく)があるだろうと思っていましたがそれらも見当たらないし、用を足したあとどうするんだろう?と思って周辺を見渡してみると・・穴の横には50cmほどの長さの縄がぶら下がっていました。縄は綱引きに使うような太いものです。これは一体!?・・・
さすがにこの場所で用を足すことはできなかったものの、謎は深まるばかりです。
世の中はまだまだ知らないことばかりです。

部屋に戻って、夕食までの時間は、そのことが話題になり・・
何だったんだろう!あれは!?  あーでもない!こーでもない!と、たわいもない話でB(ビー)と盛り上がっていました。今でもそれは謎のままです!

さらに謎だったのは、宿!
これってどう見てもカップルが泊まるような部屋じゃね!って部屋だったから驚きです。部屋の真ん中に丸いベットがひとつ。しかもなぜかレースの花柄カバーで覆われていて、蚊帳(かや)と思われる大きなネットがぐるりとベットを覆うように垂れ下がっていて・・他にはソファらしきものもないし・・B(ビー)と顔を見合わせて、これどこで寝ればいいんだぁ?って考え込んでしまった。

色々と謎の多い場所ではあったけれど、雨風をしのげれば良しとして、無駄に広いベッドの端と端とで寝ることにしました。オレが床に寝るということも考えたけど、蚊帳の外で寝て毒の強い蚊にでも刺されたら波乗りどころじゃないぞ!ってことでオレもベッドに寝ることにしました。

夕食後に、明日の早朝のサファリツアーに申し込みを済ませてから、サッと水シャワーで体の汚れを落として就寝。明日は早朝4時起きだぁー!

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