「ポンコツ」とは・・・自動車に例えて

ポンコツ上司、ポンコツな同僚など「ポンコツ(さん)」の事例ばかり書いていると愚痴になってしまうので、追々書くとして・・・
今回は、「ポンコツ論」における「ポンコツ」の定義を自動車に例えて説明します。

一言で言うと「ポンコツ(さん)」とは、「メンテナンスされない(しない)人のこと」です。

自動車に例えると・・・
どれほど古い自動車でもメンテナンスがいき届いた綺麗な車は、クラシックカーとして重宝され、貴重品として扱われます。一方で、たとえ買って数年でも全くメンテナンスされないボロボロの自動車はポンコツです。

自動車であれば、オーナーや整備士が点検し、必要なメンテナンスを施してくれますが、
人の場合は、そうはいきません。特に大人になり歳を重ねれば重ねるほど自分のことは自分で点検(振り返り)し、必要なメンテナンス(内省、学習など)を自分で施す必要があります。

逆の言い方をすれば、
・自分のことを振り返らない
・自己認識が不十分といった点検をしないこと
・学習しない、勉強しない
・やり方を時代に合わせて変えない
・人の言うことを聞かない
・柔軟性に欠ける
・自分のやり方や考え方に固執する
といったメンテナンスを妨げる要因を抱えている人・・・こうしてメンテナンスされない人が、「ポンコツ」な人だと私は考えます。
 
入社して直ぐに成果が上がらなくても学びを続け、努力を重ねる人は、ポンコツではありません。
一方で過去の実績からポジションを得て、学びを止めたマネージャーの方がよっぽどポンコツと言えます。
京都造形大学副学長の本間先生は、「これからは、最終学歴は意味をなさない。最終学習歴が重要」と述べられています。
 
「ポンコツ」には、誰でも成りうるし、いつでも、どんなタイミングでも、何歳になっても成りうる。役職に関係なく、社歴にも関係なく・・・「ポンコツ(さん)」は、どこにでも存在するということです。
 
自己認識を高め内省し、自己研鑽を絶やさず、時には部品を変え(行動変容)、機能を追加(スキルアップ)し、クラシックカーのようにいつまでも輝きを放つ人財でありたいものですね。

こちらの記事は、2017年3月14日に某ブログで書いた内容です

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