優れたリーダーになる!部下が育つ!(ポンコツから脱却)

あるベンチャー社長の話が非常に面白かった。

「人なんて育てられないし、変えられない」とその社長は言う。

その理由は、こうだ。

 社長:「結婚してるよね?」

  私:「はい」

 社長:「なら解るだろうが、結婚するまでは、自分の奥さんには、
    こうなってほしいとあれこれ思ったことだろう。」

 社長:「でも結果は、どう?」

  私:「・・・」

 社長:「奥さんを望むようにするどころか、逆にいいように
    教育されているじゃないか!?」

  私:「確かに」

 社長:「人を育て、変えようとするから、おかしなことになると思う。
    だから私は、自分でやって見せるし、考えるし、社員を尊重している」

我々は長い時間連れ添う伴侶すら、自分の思うようにできないのだから、全くの他人である部下を短い時間で変えることなどできる訳が無いのだ。

では、職場で部下を育成するためにどうすれば良いのか?

答えは単純明快!「自分が部下から慕われ、信頼される存在になること」である。

私にも経験があるが、憧れる先輩や上司の話は、よく聞くし、「こんな人になりたい」とマネをしたり、盗み取ろうとしたり、いろいろ聞き出そうとしたものだ。

現在(いま)、あなたは、かつて憧れた先輩に近づけているだろうか?思い描く理想のリーダーになれただろうか?

近づけていないなら、ギャップは何か?何が足りないのか?何が違っているのか?

もし、憧れるような人に出会ったことがなければ、こうなりたくないという反面教師を思い出して自己チェックするのもいいだろう。

「今のままでいい」と思ったなら、既にメンテナンスを忘れたポンコツさんかもしれない。

今の時代、「部下が上司の背中をみて育つ」などない、という話もよく聞くが、それは、部下から慕われる上司が少ないせいではないか?

「人は変わるというひとは、自分を変えてきたひと。
 人は変わらないというひとは、他人を変えようとしてきたひと。」

自分を変える努力を怠らないひとだけが、部下から慕われ、部下が育つのだ。

フォーブス誌(2017.3.23)
「あなたの上司はリーダー失格? 無能管理職が持つ5つの特徴」

偶然だが、ポンコツ論と同じことを言わんとしている記事があったので、ご参考に!

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