モルドバに避難したウクライナの人びとに支援を
連日のウクライナ戦争のニュースに心が痛みます。とくに400万人を超える避難者の大変な様子をテレビで見て、居ても立ってもいられません。せめてウクライナの人びとへの寄付を、と支援団体のことを調べてコツコツ少額ながら寄付しています。
その中の1つ、「モルドバにいるウクライナ避難民を支援する」サイトをご紹介します。モルドバ大使館公認です。私は、ウクライナからの避難した人だけでなく、彼らを支援するモルドバの人への支援もしたいと思います。
上記の寄付サイトは、カネコシュンさんという日本人が「ウクライナの人、モルドバの人を助けたい」と強く願い、フォロワーの和田健佑さんとともに立ち上げた、手弁当のサイトです。その動きは迅速で、モルドバ大使館の方と連携し、直接モルドバ政府へ送金できる仕組みにしました。その経緯はこちらになります。
モルドバ共和国の話
モルドバ共和国という国があります。ウクライナの隣にある小さな国です。人口が約264万人。そこへ、ウクライナの人が約25万人(3月8日現在)人口の10分の1にあたる人が避難しているそうです。
私は、「世界の人に聞いてきた」さんのモルドバの記事を読んでいて、こんなに経済的に苦しい国の人たちが、避難する人たちを受け入れて大丈夫なんだろうか、と心配していました。
モルドバへ逃げ込んだウクライナの人への支援
昼間たかしさんという方が、大使館へ取材して丁寧にまとめていらっしゃいます。
モルドバ共和国の大使館によると、
ウクライナでの戦争が始まった2022年2月24日から3月4日17時までに、17万8918人のウクライナ市民が国境を越えてモルドバに入り、その内7万3499人が我が国に滞在することを決めました。内2万7563人は未成年者でした。
そして、モルドバの人びとの対応は…
私たちがこの状況に直面した直後の数時間から、モルドバ当局は、市民社会組織およびモルドバ市民とともに、国境を越える難民の円滑な流れを促進し、彼らの宿泊施設の用意、衛生的な製品と食糧の提供、ウクライナに残された親戚と連絡をとる機会、医療等、これらの困難な状況を乗り越えるために必要な最小限のことするためにあらゆる措置を講じました。
とくに、ウクライナに残してきた家族・親族との連絡手段を確保することが重要です。国境で無料のSIMカードを配布しているそうです。
そして、支援のために必要とされているものは…
1.医薬品、医療用品、特定の医療機器。
2.緊急事、災害事、戦争事の時に使用する機器と消耗品:テント、移動式キッチン、発電機、ベッド、マットレス、枕、暖かい服、靴、食べ物など。
3.治療、食事などの経済的支援。
だそうです。今回のウクライナ戦争の影響で、インフレ率が16%以上に上がり、5月には、ロシアからのガス供給が止まる恐れもある中で、モルドバは希望する避難者は全て受け入れる方針だそうです。避難者を迎え入れるのにも、お金とマンパワーが必要です。モルドバ自身の経済が大丈夫ではないのに頑張っています。
東日本大震災では、「ヨーロッパでもっとも貧しい国」と言われながら、720万円も寄付をしてくれました。
皆さんはご自身が必要と思われる団体へ寄付されているかと思います。よろしければ、その選択肢に「モルドバ共和国へのウクライナ人支援」を入れていただければと思います。
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