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日記 #151「最近良かったもの1」

お久しぶりです。poniyamaです。

最近良かったものの話でもしようかな。嫌いなものではなく好きなもので自分を語るべきなので(ルフィ)(≠ルフィ)


Keychron Q11

Keychron Q11

・良かったものその1、新しくキーボードを買った。Keychron Q11というモデル。ずっと分割キーボードに興味があって、いろいろ調べて白銀ラボのKeyballとかも調べたりしたけど全体的に敷居が高そうで悩んでいた。そんなところに天下のKeychronから初の分割モデルが出たのでえいやと購入した。

結果、ものすごく良い。コツ、コツ、という打鍵感が気持ち良い、、、茶軸なのは同じだが、有線専用でバッテリーが無く、筐体がアルミでかなり重い感じなので変な響きが少なくなるようになっているように感じる。それと、人間が座って何も考えずに机に手を置いたら肩と平行の位置に手が来るはずだが、分割キーボードはその自然な位置での打鍵を実現する。通常のキーボードではそうはならず自然な位置からちょっと手を寄せることになるので所謂巻き肩を助長することになる。

打鍵感がとても気持ちいいのでこの日記を書き始めたというのが実際のところだ。コツ、コツ、コツ、コツ、コツ、コツ。

なんでこんなに分割の配列は良いのに通常のキーボードは一枚板なんだろうか。世の中にはこのように「良さ」と普及率が全く正に相関していないものが多くある。トラックボールもそうだ。トラックボールは機体を動かす必要が無いので場所も取らないし、手首も疲れにくい。机の材質にも左右されないしマウスパッドもいらない。良いことずくめなのに全く普及していない。なんなら会社で「それ何?」と言われたこともあるくらいだ。US配列もそう。JIS配列よりも直感に即している。

僕が気持ち悪いパソパソオタクくんであることを差し引いても、ちゃんと論理的にメリットが多い製品であるはずなのに、全然普及していない。僕が総理大臣になったらJIS配列を完全撤廃してトラックボール標準法を制定します(パソコンの野田洋次郎)

Nocturnal Edge 3

・良かったものその2。良かったものというか良かったこと、だけど、無事春M3に向けて主宰サークルの最新作「Nocturnal Edge 3」が完成しました。良かった良かった。今回はメンツも少し入れ替わり、新鮮な雰囲気のある一枚になってくれたと思う。僕も一曲出してます。皆さんにM3で会えることを楽しみにしています。

今回もアートワークを052さんに頼んだ。052さんは凄すぎる。僕の膨大な注文を聞いてくれて、しっかりその要素をまとまった一枚の絵として落とし込んでくれている。さすがに注文を付けすぎてちょっと申し訳なかったので何らかの形で釣り合いがとれるようにしたいと思う。

同人の経験を通じて、プロデューサーとかディレクターってのはすごいなと思う。おそらく多くの商業芸術作品を見るとき、人は作家本人の仕事を見ることが多いだろう。僕もアニメで調べるのは原画マンや監督、劇伴作家がほとんどだ。ただ、多くの人間が関わっていて、決まった目的地がある場合、直接的に作品に手を加える作家本人と同等にプロデューサーやディレクターと呼ばれる人の力が重要になるはずだ。見えにくいけどね。SHIROBAKOではプロデューサーって業界の中をうまいことやるだけみたいに描かれていて、実際その側面もあるだろうけど、こういう取りまとめ的な人がいるからちゃんと表の世界に出てきてるんだなと考えるようになった。

だから僕がえらいという話ではないです。こんな小規模でも作品が形になるようにはけっこう頑張る必要があったので、もっと巨大な作品にもそういう立場の人はたくさんいて、その人たちはすごいなあと思ったというだけ。

アルトマンの来日

・良かったものその3、アルトマンの来日。これも良かったなあと思ったこと、という感じだけど。今巷を大いに騒がせるAI、Chat-GPTを開発する企業OpenAIのボスであるサムアルトマンが来日したというニュース。アルトマンはOpenAI Tour 2023と称して世界17都市を巡って各国首脳と会談したりしている。その中で日本に対してすごく良い感じのことを言ってくれている。詳細は上記リンクから。

何が良かったかというと、もちろん今や世界的企業となったOpen AIが日本にちゃんと目を付けているというところもそうなんだけど、AI活用黎明期に直接相手のボスが食い込んできたというのが日本という国の体質においてかなりベストに近い状況なんじゃないかということ。日本は基本的に慎重で何事も後手後手だけど、一度採用するとそれを使い続ける。だからAIについても使い始めることが大事な気がする。そんな時にアルトマンが直々に来て、こう使えます、安全性はこうです、と取り入ってくれれば、絶好の導入タイミングが作れるかもしれない。日本みたいな国でも先行者利益をとれる可能性を感じる。逆に「AIはこう使うもの」というのが世界的に形成されてから使い始めるとすると対応も遅いし活用方法も限定的で歪なものになりそうな予感がする。

なぜそう思うかというと、現にイタリアではChat-GPTは一時的に禁止となっている。このように規制強化の動きが世界的に固まれば、新技術慎重派が大多数のこの国では間違いなく法整備が規制方向に固まるだろう。

だから、この段階でのアルトマンの来日は意味があるものだと思うし、よかったなあと思う。アルトマンが日本の性質まで理解して、成熟を待たず黎明期に一気に中枢に入り込んだ方が勝機があると踏んでいたとしたら切れ者すぎる。

それと、全くの想像だけど、EU諸国への牽制も意識しているのかもしれないと思った。AIの活用に対して明確な姿勢を示していない日本がアルトマンの提案に乗って行政における積極的な活用を宣言すれば、イタリアを始めとしたEU諸国も禁止一辺倒では居られないだろう。世界全体でAIは危ないとできるならともかく、G7で積極的にAIを使う国とそうじゃない国で分かれていたらパワーバランスが崩壊する(極端に考えればね)。だからEUの情報保護ムードを打破するためにG7内でまだそのムードを共有していない日本に取り入ることで「先進国でも使うところは使うんだぞ」というメッセージを打ち出したかったのかもしれないね。

なんにせよアルトマンが日本はAI活用の道が拓けた国だと認識している事実も喜ばしいし、日本政府でもそれに応じる姿勢があるのは良いことだと思う。岸田さん、デジタル担当大臣の河野さん、頑張ってください。(上から目線)

EPS工法

良かったものその4。この動画。最近ゆっくり解説ばっか見てるんだけど、この動画がとても良かった。発泡スチロールを土台にして道路を作るEPS工法という手法があるのだけど、夢の技術じゃ~んという感じで面白かった。詳しくは動画を見てほしいけど、軽いから人の手でも動かせて山の開拓で重機が入って行きにくい場所でも簡単に盛り土を作れたりするという感じらしい。

でも発泡スチロールってマジ?そんなんすぐにグズグズになって終わりでしょと思ってたけど、プラなので撥水性で、プラなので腐らない。強度についても「塑性領域に入っても一軸圧縮力が卓越し、せん断破壊が発生しません」らしく(日本語でおk)、一気に裂けてぶっ壊れたりとかは無いようだ。

でもさすがになんかデメリットあるっしょと思っていろいろ調べたが、最大の問題は「浮力」と「油分による分解」であるとわかった。メリットだった軽さ故に、河川の氾濫などが生じて道路が沈むと浮力が生じてアスファルトを破壊して浮き上がってきてしまう。けっこう大きいデメリットだな。それと油分による分解。プラだから水はオッケーだとしても、鉱油系薬品の土壌流出による融解事故は実際に起きていて報告もある。車道だから交通事故からの炎上とかになるとガソリンが道路内に漏れたりして大変なことになるかもしれないね。これも最終的に土壌汚染とかになりそうだしけっこう大変なデメリットに思える。両方土にはない特性であるのも難しい。

でも未来の技術って感じで面白かった。EPS工法で道路を作る際は、ご一報ください。アスファルトで舗装する前の発泡スチロールの上を走り回ってみたいので。

まとめ

まだまだ書けることいろいろあるけどなんか文字数が多くなってきたので一旦ここまでにします。また書きたくなったら2を出します。

それではまた。


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