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ウマポンvs大家さん

ウマポン記事これでついに5回目になりました!
飽きずに呼んでくれた皆さんありがとうございます!!

この記事から読み始めた方はウマポンってなんぞやってなると思いますが気にせず読んでいただくか、一番最初の記事を読んでみてください!

さて、前回までは中月とのやりとりでしたが、
ウマポンは誰に対してもウマポンだった
というエピソードがあります。

このエピソードはウマポンを紹介する時にとても簡潔にわかりやすく紹介できるため、友人にはよく話していた鉄板ネタです。

中月が高校生の頃、新宿付近のボロアパートにウマポンと弟と住んでいました。
当時ウマポンは新宿区に住むことにこだわっていて、立地はいいところだったのですが値段を抑えるため外見が築4000年くらいなんじゃないかっていうくらいまーーボロいアパートでした。

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※イメージ

このアパートには一つ世にも恐ろしい思い出がありまして。
ある日学校から帰ってきて1人でテレビの前の座椅子でくつろいでいました。その日小学生だった弟は友達の家に遊びに行っていたか何かでいなくて、ウマポンも遊びに出掛けていました。
完全に1人でくつろいでいたのですが、中月にちょっとした異変が起きます。
バラエティー番組を夢中で観ていたのですが右肩に少しかゆみがおきます。本当にちょっとしたかゆみだったのでテレビを観ながら中月は肩をぽりぽり掻きます。それでもなぜか肩がかゆい…むしろちょっとくすぐったい?
中月はまたテレビを観ながらぽりぽり掻きます。
それなのに何故かどんどんくすぐったくなっていきます。

中月はイラっとしてきて「あん?」と自分の右肩を見てみると…

そこには足の親指クラスの黒い奴らが2体とまっていました。


奴らが苦手な中月は文字通り飛び跳ねて家を飛び出し、その日はウマポンが帰ってくるまで外で待っていました。そしてそれ以降、外見が築4000年ぐらいのアパートにはもう住まないと決めた中月でした。

おっと思わず本当にあった怖い話をしてしまいましたすみません…


さてそのボロアパートの2階に住んでいたわけなのですが、大家さんは当時60代ぐらいのおじさんで、一階に奥さんと一緒に住んでいました。

ある日、ウマポンがシャワーをしていた時のこと。ピンポーンと鳴ったので中月がでてみると大家さんが訪ねてきていました。
大家さんは少し怒り気味な様子。

中月がどうしましたか?と聞くと大家さんは怒りを爆発させました。

「昨日お風呂場のガスつけっぱなしだったよ!気づいて止めたけど本当に危ないよ!!火事になったらどうするの!」

と、怒ってきました。どういう事かというと、
当時のお風呂場は↓のような形になっていまして、

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お湯を使う時は毎回レバーを回して中で火を起こすタイプの給湯器を使っていました。

この給湯器は中で火がついた状態になっているため、お湯を使い終わったら必ずレバーを切の状態に戻して火を消さなければなりません。
イメージとしては使用していないのにガスコンロをつけっぱなしのような状態になってしまいます。

しかも昨日はこれがつけっぱなしで家族で一日中出掛けていて、その途中で大家さんが気づいて止めてくれていたそうです。

これは流石に怒られて当然だと中月は思いました。

中月はすみませんすみません、、と頭を下げましたが大家さんは怒り収まらずお風呂場のガスの仕組みなどを説明し始めました。

中月は、はい、はい、と聞いているといつの間にかシャワーを終えたウマポンが登場してきます。

しかもバスタオル一枚で。

それに中月は驚きましたが、ウマポンが放った言葉にさらに驚きます。

ウマポンは大家さんに向かってこう言い放ちました。


「アンタうるさいんダヨ!!!!
人間なんだから誰だって忘れることぐらいあるでしょうが!!!!バーカ!!」


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えええ逆ギレエエエエ?!?!?!


中月は驚きすぎて横で固まってしまいます。
明らかにこっちに非があるのにそれすらも逆ギレで対抗するウマポンに驚きが隠せませんでした。

中月はこんなに綺麗な逆ギレを間近で見た事がありませんでした。そしてこれを超える綺麗な逆ギレを未だに見たことありません。

にしてもバーカは余計じゃない?
と中月は思っていました。

それを聞いてもちろん大家さんも中月以上にびっくりしていました。

突然バスタオル一枚巻いた外国人女性が現れて華麗なる逆ギレをされたら誰でもびっくりします。

大家さんはウマポンの態度に圧倒され、「つ、つ、次からは気をつけてよ!」と後退りながら捨て台詞を言って去っていきました。

中月は正直この時までウマポンの事はちょっと厳しめで強気なお母さんだなーくらいだと思っていましたが、

この事件をきっかけに初めて

ウマポン半端ねえ

と思いました。

その日からウマポンは大家さんと顔合わせるのは気まずいらしく、家賃が手渡しなのですがその件以降は中月が家賃を大家さんに手渡す係になってしまいました。

中月は夜遅くまでバイトもしていたので、期限までに家賃を渡せない時、ウマポンに「今回だけは頼む」と言ったのですが、それでも中月がいける日を待って、家賃延滞するほどどうしても大家さんと顔を合わせたくないウマポンでした。

大家さんもその一件から私が家賃滞納して持っていっても前のようにあまり怒らなくなりました。バックにウマポンがついていると思うと怒りづらくなったのでしょうか。

そして中月は思いました。

気まずくなるくらいなら逆ギレせずに素直に謝っておけよと…



まあともかく結果的に、ウマポンvs大家さんは

おそらくウマポンの勝利


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