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連載予定「赤信号を渡れ!」

なぜ、私たちは赤信号を渡らないのか。なぜ、私たちは赤信号で止まるのか。
たしかに「目の前を車が通るから赤は止まる」と親や学校に教わった。

なぜ、赤信号を渡ってはいけないのか。
生身の人間が車とぶつかったら命の危険があるからか。思わず死なないようにそういうルールがあるのか。
赤信号を渡り、車に轢かれたら、その運転手に迷惑がかかる、ということだろうか。運転手は傷つけたくないにもかかわらず、歩行者を傷つけてしまう恐れがあるからか。

だから、赤信号を渡らない。そういうルールを守れ! と教わるのだろうか。
とりあえず、赤信号を渡らなければ、車に轢かれる心配がない、ということだろう。命の保証があるということか。むざむざ死ななくて済むということか。

たしかに、そうだ。
しかし、私たちは赤信号を渡りさえしなければ、命を保証されるのだろうか。
「赤信号を渡らない」ことが当たり前になりすぎたせいで、シチュエーション:道路以外で、命を落としかねない判断をしてしまってはいないだろうか。

ルールがあるというのは、ルールがなくては、そこにいる誰かが一方的に嫌な思いをする可能性があるということだ。
ルールがあるというのは、そこには誰かの気持ちを推し量ることのできない人がいるということだ。
そのためにルールがあるはずだ。
ルールがあるというのは、過去そこにバカがいたってことだろうが、そいつはほんとうにバカなのか。

もうサッパリわからなくなってきた。

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