見出し画像

言葉の力

言葉が足りないなぁと感じる
その日本語使い方違うよ、と
言いたくなる時がある

『本を読まないからだよ』と彼
『素敵な言葉を読んだらつかってみたくなるじゃん』
実に素敵な発想である。
彼は読書家で勉強家
だからできることなのだろう。
実際彼と話すのは楽しい時間だ。

イヌは?吠える
ネコは?鳴く
鳥は?囀る

というように全部同じにせず、きちんと前の言葉を捉えて理解し返してくれる。
日本の高校生の読解力が世界15位から3位になったというニュースがあったがでは要約力はどうだろう。

コピペに慣れて、自らの頭で考えて話す人の減ったこと。
誰かから聞いた不確かな何かを必死に唱えている気がする。
だが不平不満愚痴だけは吐き出し続ける。


誰も偉くなんて無い。


言葉は人を刺すナイフにも、温める焙じ茶にもなる。
だから大切に考えて使ってほしい。

助手席から冬の空を見て
『雲が近いね』というと
『冬だからね。冬は雲が低いね』と彼はアクセルを踏んだ。
彼の目にわたしはどう映っているのだろう。
そして彼が私を誰かに説明するときどんな言葉で私を要約するのか聞いてみたくなった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?