8歳の時小さな嘘を知って、病気の子に憧れを持った。 どうして明日の命も知れない子と変わってあげられないのだろう。 12歳の時死にたくなった。 13歳で不登校になった。 14歳で記憶が飛んで、 15歳で先生を責めた。 16歳で精神病院に入院した 18歳で大学が怖くて 19歳で日本を飛び出す。 そんな私を殺さずにいてくれたのは妄想である。 私の世界は妄想が全てだった。 妄想で全てがどうにかなっている。 友達も学校も旅行もお仕事体験も。 ただ手元に何もないだけ。 その世界を生きて