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ドラム式洗濯機を選んだ時の話をしようか。

この前はパパから君(思春期の入り口に差しかかった愛する長女)に、わが家のドラム式洗濯機購入までの葛藤について話したね。

では実際にドラム式を購入する際に、どの機能に注目すべきなのかは把握するまでにちょいと時間がかかる。各メーカーの機能は時とともに変わっていくので、今の時点ではどの機能に着目しておくべきかということに絞って話をしておこう。

はじめに言っておくとパパが選んだドラム式洗濯機はPanasonicのNA-LX127BL-Wで、購入前・購入後含めて着目した機能は以下の通り。

・乾燥方式(ヒートポンプ式orヒーター式)
・自動投入の有無
・メンテナンス機能(ゴムパッキン、乾燥ダクト)
・モーター方式(ダイレクトドライブ方式orベルト方式)

それじゃあ順番に説明しよう。

ドラム式の最大の魅力。そう、それは乾燥機能

この前も話したけれどドラム式洗濯機の最大の魅力は乾燥機能。

ボタン1つで洗濯から乾燥までを完結でき、取り出して干すというあの忌まわしい作業から解放されるんだ。
たまにドラム式を買ったけど結局乾燥機能は使わず、天日干ししているという人がいるけれど、その行為は言語道断だ。
それならば洗浄力に優れる縦型を買ったほうがいいだろう。
とにかくドラム式=乾燥機能といっても過言ではない。

ーとなれば最も注目すべきは乾燥機能ー

ドラム式の乾燥方式は主に2つ。
1つはヒートポンプ方式。もう1つはヒーター式。
この2つの選択肢の結論から言うと、服へのダメージと電気代の面において軍配はヒートポンプ方式にあがる。

ヒーター式はヒーターを使って熱風で乾かすシステム。ドライヤーで乾かすのと同じ原理だ。なので服は傷みやすく、電気代も高くなる。

一方のヒートポンプ方式は除湿しながら60℃くらいの低温で乾燥させるシステム。さっきのヒーターを使った高温乾燥の機構ではないので服を傷めず、電気代も安くなる。

Panasonicのホームページによると1回あたりの電気代の差はヒーター式に対してヒートポンプ方式(節電モード)で40円ほど安くなる可能性がある。

たかが40円、されど40円。わが家では1日平均1.5回使用するので1年間に換算すると2.3万円の差がでる。5年だとなんと11.5万円もの差が開いてしまう。

ヒートポンプ方式は本体価格が高くなってしまうというデメリットがあるがランニングコストを考慮すると高い確率でペイできてしまうと考えられる。

そんなこんなでまずパパは乾燥システムにヒートポンプ式を採用している機種から選ぶことにした。


乾燥機能以外の要注目機能

ー『自動投入』は使ってしもたらもう虜ー

今回はじめて洗剤の自動投入機能を使ったが、これがなかなか素晴らしい。ボタン1つで乾燥まで完結できるし、なによりランドリースペースに場所を取る洗剤を置かなくてすむのがマンモスうれしい。

各社上位機種にならないとつかない機能であるが、ぜひとも検討してほしい。

ー見落としがちなメンテナンス機能ー

ドラム式を使ったことがないといまいちどんなメンテナンスをすればよいのかイメージが湧かないだろう。パパもそうだった。

芸能人は歯が命よろしくドラム式は乾燥が命。
この宿命のもと避けては通れないのがとの闘いだ。衣類の乾燥をすると毎どうしても埃が発生してしまう。

その埃は空気の流れに沿って機械のあちこちに蓄積される。大方の埃は乾燥フィルターで回収してくれているので毎回それをふき取るが、他に蓄積する埃対策が各社様々なので確認しておきたいポイントである。

・ドアパッキン

ドアパッキンは埃がたまりやすくこまめに掃除する必要がある。この部分に水を流すことで洗浄機能をつけている機種がある。PanasonicのNA-LX127BLもこの機能がついているが完全メンテナンスフリーというわけではなく、週1くらいは濡れ雑巾などで清掃する必要はある。

絶対必要とまではいかないがあると嬉しいといった機能だろう。

・乾燥ダクト

洗濯槽から埃を含んだ風を排出する経路となるダクトも放っておくとかなりの埃が付着する。

この部分が目詰まりすると乾燥機能が著しく低下してしまうが、水洗で洗い流してくれる機能がついた機種がある。

残念ながら購入したPanasonicのNA-LX127BLはこの機能がついていない。かわりにこのダクト経路が短めに設計されており、長い柄のついたおそうじブラシ(別売り)で埃を掃除するよう推奨されている。

経年使用してこのダクト部分の埃がどうなってくるか心配ではあるが、週1回程度の掃除で様子を見てみることにしている。

ーモーター方式ー

洗濯槽を回転されるための駆動方法だ。モーターと直結させたダイレクトドライブ方式 or モーターとベルトでつないだベルト方式がある。

一般的にダイレクトドライブ方式の方が低騒音化に優れると言われている。

またベルト方式のゴムベルトはどうしても経年劣化して取り換えが必要になるのに対しダイレクトドライブ方式は直結のためその心配は少ない。

ベルト方式も取り換え自体は替えのゴムベルトと必要な工具をレンタルすれば難しいことではなさそうだが、重量物の洗濯機を移動させなければならないのが一番大変である。

購入したPanasonicのNA-LX127BLはベルト方式なのでゴムベルトの劣化は心配なところだ。
騒音に関してはこの機種はダンパー構造などの工夫により振動を軽減する策がとられているので個人的にはそれ程大きいようには感じていない。

逆にいらない機能

ーIoT機能ー
スマホで外出先からも洗濯を開始できる機能だが正直使っていない。上位機種には大概ついているようだがこの機能をなくして値段を安くしてもらったほうがどれだけ嬉しいかと思う。

ーおしゃれ着洗剤の自動投入ー
自動投入自体はものすごい便利だが、エマールなどのおしゃれ着洗剤は使用頻度が低いので正直いらない。

洗剤を入れっぱなしで放っておくと固化して経路が故障リスクもあるのでわが家ではおしゃれ着洗剤の自動投入タンクは空にしている。

その他洗浄能力に関しては調べてみても各社それほど差がないようなのでここまでに説明した機能で好みの機種を選択すればよいと思う。

・乾燥方式(ヒートポンプ式orヒーター式)
・自動投入の有無
・メンテナンス機能(ゴムパッキン、乾燥ダクト)
・モーター方式(ダイレクトドライブ方式orベルト方式)

本当に生活の質が改善するのでドラム式洗濯機の購入は超おすすめ!自分なりの選択をしてくれい!

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