”あきらめること”の大切さ
あきらめることは新しいことを始めるのと同じぐらい大切だ。しかしあきらめるという行為にはどうしてもネガティブな印象が付きまとってしまう。
夢を諦めないで努力し続けることは尊いことであるが、人生でどうしてもできないことは沢山ある。やりたいこと全てをこなすなんていくら睡眠時間を削っても不可能だ。新しくやりたいことがあるなら、今やっていることをスパっとあきらめることが必要になる。それによって得られた時間やモチベーションが新しいことへ挑戦するためのエネルギーになる。
新しいことを始めよう!と思い立ち、様々な準備を整えていざ取り掛かってみたものの、時間もなくモチベーションも上がらない。結局三日坊主で終わってしまった、ということは誰しもが経験することである。そうなってしまう大きな理由の一つが、今やっていることを何一つあきらめないで「新しくやりたいこと」という新たなタスクを加えてしまっていることが原因だ。
人が24時間の間にこなせるタスクというものには上限がある。日々忙しく過ごしながら、そこへさらに資格勉強や運動習慣などを追加しようとしても、それをこなすだけの時間と体力、気力が不足してしまう。
新しいことにトライする前にまず私たちがやるべきことが、今やっていることの中から何かを”あきらめる”ことなのだ。
1日の中でこれはやめてしまってもよいかな、と思うものをピックアップしてスパっとそれから離れてしまおう。それがゲームなのか読書なのか彼氏彼女との電話なのかは人それぞれではあるが、まずは今手の中にあるタスクのうち、優先順位が低いものを省いてみよう。それによって新しいことへトライするエネルギーや時間を捻出することができる。
「やりたいこと」が明確にある場合は上記のようにシンプルに考えればよいだけである。今手に掴んでいるものを手放して、新しいものを掴むだけだ。
しかし、何か変えなければいけないと感じながらも、掴みたいものが見つからない場合はどうすればよいだろうか?人生に行き詰まってはいるが何をどう変えたらいいのかわからない。自分が何がしたいのかわからない。日々がただ過ぎていく。
そのような暗中模索の状態になってしまってしまっている人も多い。実はそんな人にとっても”あきらめること”は有効なのだ。
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