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オリックス日本一に欠かせなかった5人の野手

オリックス26年ぶりの日本一おめでとう!!!

王者ソフトバンクM1からの奇跡のリーグ優勝、2敗1分の絶体絶命からの4連勝。今年のオリックスの粘り強さは凄かった。中嶋監督の手腕と選手の力で見事大逆転の日本一。

投打の軸である山本と吉田、昨年HR王の杉本や新人王宮城、復活した山岡や福田宗の1、2番コンビ、新戦力の阿部宇田川山崎ワゲスパックらにベテランの平野比嘉ら鉄壁の中継ぎ陣と、それをリードした若月伏見両捕手については散々評論などで触れられているので、今回はあまりスポットの当たっていないが彼らがいなければ日本一は絶対に無理だった、という野手たちについて紹介します。

中川圭太(外野+一塁)
NPB最後のPL戦士でもある中川選手は2019年のルーキーイヤーに活躍するもその後は結果が振るわずに低迷。三塁手の座は宗選手に奪われ昨年は出場機会に恵まれなかったが、今年は外国人野手の不振で空いた外野や一塁で試合に出場する機会を得て覚醒、シーズン中盤に大活躍した。頓宮やT岡田が一塁で出場し定着後は外野を主に守り、クリーンナップの座を勝ち取った。
ミート力とパンチ力を兼ね備えた中距離バッターであり、高い走塁技術も併せ持つことから25本の二塁打と9本の三塁打(リーグトップ)を放ち、ホームランは8本ながら長打率.441という高い数値を記録した。

頓宮裕真(捕手+一塁)
スタイルが良くさわやかなイケメンが多いオリックス野手陣の中でめずらしいパ顔(往年のパリーグ選手のような厳つい風貌)の選手であり、新人の際にパンチパーマで入寮し話題にもなった強打の捕手。風貌通りの亜細亜大学(最も上下関係や練習が厳しいと恐れられる大学)で鍛え上げられた気合と根性と思い切りの良さが売り。今年はHR王であるラオウこと杉本が大不振でジャギ以下となり打線が苦しむ中、空いた一塁にどっしりと座りホームランを連発。特にリーグ優勝を争う後半戦に大活躍し81試合出場ながらも11本塁打で五番を任される選手にまで上り詰めた。中川と共に杉本と外国人野手の穴を埋める活躍を見せてくれた。

西野真弘(一塁+二塁+三塁)
内野なら遊撃以外すべて守れるユーティリティプレイヤー。本職の二塁手として2016年には全試合出場を果たすなど活躍したが近年は若手の台頭などで代走や代打などサブとしての出場にとどまっていた。今年もスタメンで出た試合は数えるほどしかなかったが、ソフトバンクとのリーグ優勝を争う最終盤に打席ルーティンを変えたことがきっかけで32歳にして打棒が覚醒。繋ぎの五番としてCSでは大活躍しリーグ優勝に貢献。日本シリーズでも主に代打として活躍した。

太田椋(一塁+二塁)
21歳の若手選手であり、紅林と宮城の同級生である。遊撃手に定着する紅林と新人王となり今年も二桁勝利を挙げた宮城に比べ出遅れており、期待された今年もケガの影響などもあり二塁のポジションを獲得するまでには至らず、空いた一塁でも中川や頓宮との競争に敗れスタメンを勝ち取ることはできなかった。しかし日本シリーズでついに覚醒し打率は4割、先頭打者初球HRという日本シリーズ初の記録も打ち立て、OPSは驚異の1.167。あの吉田やMVP杉本を圧倒する打撃成績を残した。来年は二塁もしくは一塁でのスタメン定着が期待される。

安達了一(遊撃+二塁)
大型遊撃手としてドラフト1位でオリックスに入団し、全盛期の2013~2015年には守備力の指標であるUZRでゴールデングラブ賞の今宮を圧倒しパリーグNo.1の守備力を誇る鉄壁の遊撃手として活躍した。しかし2016年に難病である潰瘍性大腸炎を発症。体調面の問題により成績は下降線を辿ることとなった。それでも2018年は140試合に出場し低迷するオリックスを支え続けた。そしてついに2021年に新しい遊撃手として紅林がスタメンに抜擢され、負担の少ない二塁に回ることとなった。体調面の問題や年齢から太田や西野ら正二塁手候補にスタメンを譲る機会も多いが、得意のつなぐバッティングや安定した守備力、小技のうまさや走塁技術など実力面でまだ安達を超える二塁手はオリックスにいない。太田が一本立ちするまでまだオリックスには安達の力が必要不可欠である。

ここからはFA獲得選手も含めた2023年のオリックス三連覇のための打撃オーダーについてです。個人の願望が駄々洩れになっているので有料にしています。

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