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独身中年男性の憂鬱とメンタルヘルス

WBC侍ジャパンの予選通過に喜んでいると、『独身中年男性』というワードが目に飛び込んできた。発端は35歳の男性が衰えを感じ、これから待ち受ける人生後半戦を前にノックアウトされそうになっている状態を書いた記事がバズっていたのだ。

ただ正直なところ「ちょっと気がはや過ぎない?」というのが感想である。35歳と言う年齢は実はまだそこまで身体や頭にガタが来る年齢ではない。かなり病弱であったりメンタルヘルスに問題を抱えていないごくごく普通の男女であれば、35歳はまだ男盛り女盛り、仕事に趣味に忙しくしている人が多いだろう。まわりでもまだ未婚の友達も多く孤独感を感じることも少ない。しかし書いてあることが本当なのであれば、この35歳の独身中年男性は早くも人生の窮地に立たされていることになる。

筆者が過去のnoteでも書いたとおり、独身中年男性が孤立と老いに襲われ中高年の危機にさらされる年齢は45歳以降がほとんどである

しかし、最近のツイッターを見る限り、35歳前後でも既に絶望感に苛まれてしまっている男性が多くみられる。大げさな表現をしておらず、本当に生きるのが辛くなってしまっているとすれば、それは孤立の辛さと言うよりメンタルヘルスの問題ではなかろうか?

現代社会はとにかく生きることが難しくなっている。新しい生活のシステムが日々導入され、人々の生活は便利で豊かになっているがそれについていけない人間は老いていかれてしまう。ITによる効率化で無駄な仕事はどんどん省かれ、AIで代用のできない内容の濃い仕事だけが労働者の人の手に残されていく。プライベートでもSNSなどで多くの人と繋がり、そのやり取りだけでも一仕事だ。マルチタスクを求められる機会がどんどん増えている。

そんな忙しい日々を送る中で、さらに恋愛や婚活にも時間を割いて人生の伴侶も見つけなければならない。未婚のまま35歳を迎えてしまった独身中年男性に降りかかるタスクの量は膨大である。メンタルがやられてしまう人が増えるのも無理はない。

かつての日本社会はレールの上からさえ外れなければ、ある程度気を抜いていても人生が前に進む時代だった。しかし、全てが自己責任の自由社会となった令和の日本社会では、レールの上を他だ走るだけでも一苦労だ。ただ泣き言を言ってもしょうがない。アラフォー目前にメンタルヘルスを削られないために、私たちができることは何だろうか?おすすめの方法は4つだ。

ただし、既に身体に不調を実感するほどにメンタルヘルスが痛んでいる人はまずは病院へ行って欲しい人生を前に進めるのは心身ともに健康なことが前提である

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