ネズミは天国がお似合い
こないだMorc阿佐ヶ谷で『ネズミは天国がお似合い』という映画を見た。
前にここで、ぼくは人間じゃなくて狸なんだと熱く語ったのだけど、実は見た目はネズミに似てる。
今は人並みだけれど、幼稚園の時は周りの子よりも頭ひとつ分小さくて、成長する注射を打って大きくなった。
体つきも骨張っていて黒いピタッとしたパンツなんて履いた頃にはアリンコみたいな足になる。
小さくて細くて、周りのものが怖かった。
でも、強いものへの憧れはあったので、よくおもちゃの剣を振り回して遊んでいた。
そんなぼくも大きくなって、大好きなもんちゃんのためならどんなことでもできる!って思えるくらいには強くなった。
この映画は、そんな自分と重なって、とても胸打たれてしまった。コマ撮りアニメーションなので、ぬいぐるみが好きなぼくにはとても刺さるものがあったのだけど、ストーリーもはちゃめちゃに良かった。
主人公は、勇敢になりたいけれど人一倍怖がりなネズミの女の子。お友達は、分厚いレンズの眼鏡をかけたもぐらだけ。
ある日、他のネズミたちを見返したくて、ネズミの女の子は、眠っているキツネの毛を引っこ抜いて持ち帰ろうとする。
しかし、キツネは目を覚まし、ネズミを追いかけまわしたあげく、2人は車に轢かれて天国に行ってしまった。
そんな2人の天国でのお話。
また見たくて見たくて仕方がないのだけれど、映画館での上映は一度だけ。過去にも一度上映されたことがあるらしいので、また機会があったら見に行きたいな。
ちなみにチェコの映画なので、いっそ言葉がわからなくてもいいから、海外版のDVDを買ってしまおうかとも悩んでいます。
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