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海の向こうの税関にて その2

さて、海外での現実は厳しい。

今回絶対に帰ったら、英会話を習うか勉強をするゾと思った出来事があった。

それは税関で用意していった訪問の目的を話すとき。たぶん戦時下でなければ通ったのではないかと思う。息子がここに住んでいて、赤ん坊が生まれたのでその手伝いに来たと言う簡単なものだった。後で英語の達者なお嫁さんにこんなふうに言ったと聞いてもらったけど、そんなに間違いはなかった。また、お産の後、親が手伝いに来る事はこの国では無いのかと言うと、そうではなく、必ず母親が手伝いに来るらしい。だから稀なことでは無かったと思いたい。

イスラエルは、日本人のパスポートだと3ヶ月まではビザなしで渡航ができる。(これは外務省のサイトで確認済み)しかしなぜか、英語でビザを持っているのかと聞かれたような気がしたので、私は自分のことだと思ってノーと言ってしまったのだ。多分これが失敗?

それまで息子の話を聞かれているとは気がつかず、ビザなしで息子が働いていると思われたのかもしれない。(推測)結局英語ができないので、弁解もあまりできず、、、私はパスポートを返してもらえずセキュリティーチェックのほうに行ってくれと言われてしまった。

後で息子のお嫁さんに聞いてわかったのは、この2ヶ月半の間に、テルアビブの日本人は、とにかく取るものもとりあえず皆、日本に帰ったらしい。そこにたった1人で老女が息子のところに来たと言っても怪しまれるのは無理もない。

留学経験があり、現地の言葉ができる息子と、LINE電話で連絡をし合いながら、何とかパスポートを返してもらい、空港のロビーに出ることができた。私のスーツケースだけが、ぐるぐるとバゲッジラウンジを回っていたのはご愛嬌。(身バレ防止にフェイクもあり)

帰ってこられたら絶対語学やりなおそう、とnoteには書いておこう。

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