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しきぶきぶん。

大河ドラマ『光る君へ』の主人公、紫式部が生涯で唯一都を離れて、一年あまりを暮らしたのが越前国。

その越前国で、催し物があった。
VR映像で大河ドラマの『五節の舞』『散楽』の撮影シーン等を体験できるというもの。

近隣施設でも様々な催しがあるのでドラ娘引き連れて車で向かう。

はじめに訪れたのは紫式部と国府資料館『紫ゆかりの館』。

これ、ものすごく良く出来ていて感動。やんごとなき感がハンパない!

光るの君はこの御簾を突き破って獣のような逢瀬をw
その強靭で狂人なメンタル…恐るべし!
藤原為時、越前国下向行列の和紙人形。
当時の様子がよくわかる。
解説。
いいレイアウト!

これを見ながら、
隣の源氏物語ガチ勢のご婦人たちがドギツいお話しをしている。


「光るも頭の中将も源の典侍を…」
「だからわたしたちもまだまだ…きゃっきゃ」

「ここで玉鬘を…髭黒が…」



私はこぼれ落ちている源氏物語のエピソードを
ここで耳をガン立ちに立てて、補完しました。
なるほどそうだった、そうだったと。



源氏物語はうろ覚え。
すっかり抜け落ちてて
こんがらがってる場面だらけなのが現状なんです…

読み直さないと…汗






当時の庶民膳。私よりいい食事!


ブルジョワ膳。



ゴクリッ…。
ここは、
『紫ゆかりの館』の横にある『紫式部公園』
全国で唯一の寝殿造の庭園だそうです。
紫式部像

この紫式部のお顔がどことなく吉高由里子さんに似てる気がする。

公園をぶらりと散歩した後、VR等の催しをしている武生中央公園へ向かう。

しきぶきぶん…いい響き。
等身大パネル。
まひろ 後の紫式部。
撮影で着用した衣装
同上。
藤原為時の文机
まひろが、代筆して書いた恋文。


撮影不可と書いてあるゾーンにあるシアターコーナー、脚本家、題字及び書道指導の方などのインタビューで知ったのが、演者本人に書道指導をしてちゃんと本人が毛筆で書いているとのこと。いやはや、お見事!御堂関白記の道長の字に寄せた字も、まひろの柔らかな運筆も…そして特に、藤原行成の字の上手さよ!書道経験無しで異次元の上手さ。これはスゴイ。


蒙求



安倍晴明が占いに用いた月進図



これは、鏡を用いた空間演出とAI生成映像そして越前和紙を用いたインスタレーションによって、
紫式部の心の中と頭の中を、そしてリアルとバーチャル、さらには過去と現代を行き来するような感覚を味わうもの。

実は、この時あまりピンときていません…
どこぞの画像を拝借。プロが撮ると綺麗ですね。
サイバーシティの藤棚みたい。奥から草薙素子が出てきそう。
わたしを生きてみせる 
これが、VR映像のコーナー

中は撮影不可。
私の申し込んだのは『五節の舞』
私がラストワンでした。あっぶねぇ…。

映像は、五節の舞の『撮影シーン』を別のカメラで撮影したもので、
撮影現場が五節の舞の舞台
やや上部から360°のVR映像。
オンエア用のカメラの枠外でも役者さんたちが様々な演技をしている様子がわかります。
思っていたほどの没入感はありませんでしたが、大変貴重な映像が見れて満足しました。

お土産コーナー。
香水『花散里』『光源氏』
お香『明石の君』『若紫』『藤壺』
お香がほしい…銘柄はこの三種。
どれにしようかな…

個人的には『六条の御息所』『末摘花』なんてものがあったら香り関係なく買っていたかも。香水の『花散里』は予算オーバーでした(涙)

買ったのは『明石の君』
明石の君は、光源氏が須磨に流されてからの大事な物語の軸の一つになる。



しきぶきぶんミュージアムから出てからは、隣にある『だるまちゃん公園』へ。

ここ、越前市は絵本作家の『かこさとしさん』のふるさと。かこさとしワールド全開の公園。

この後、クッキーがケツを直撃する。


ガチの鬼ごっこをして、体が凍る。
公園内のスタバで休憩。寒い。

娘、キャラメルフラペチーノ。私はカフェ・モカHOTを凍てついた体に必死に流し込む!!

靴をみてください。
こんな革靴ではアミアミの遊具とか、足元のおぼつかない所での機動力は50%に半減します。

足首をあらぬ方向にくにゃらせながら必死に追いかけ「さっぶ…さっぶ……ま、まてぇ…あいたっ…まてぇ…さっぶ…」
薄着が祟る、革靴も祟る。
暖冬といえど、2月は2月。2月の寒さは伊達じゃない。



その後、帰宅。

本日の戦利品。
購入した『明石の君』白檀のかほり。
帰るやいなや、すぐ聞香。

さっそく聞香。横からすかさずムスメがオナラを吹きかける。
このバカムスメめwww


お わ り 。

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