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BTSを好きになったら世界が少し広がった

BTSを好きになって早数ヶ月。

経緯はこちらで書いています。

単純に新たな好きなものが増えたという変化はありつつ、それ以外の部分でも私の「世界」がちょっと広がって驚いております。

まず彼らのキャラクターに関して。

7人それぞれ、年齢もバックボーンもキャラクターも違うけど、共通するのは人柄が良さそうな事。インタビュー動画や彼ら自身が発信している動画などを見ていると、発言も含めた一挙一動すべてが人の良さを表しているというか。もしかしたら表向きの顔なのかもしれませんが、少なくとも本心からのやっている様に見える7人は見ていてこちらまでニッコリしてしまうし、彼らの様に相手を思いやって生きていきたいなあと思えたのです。

彼らの作品の中で、モチーフにされているものやテーマにしているものは、私が知らないものばっかりだったので、色々と手に取ったりしました。ヘルマン・ヘッセのデミアン、アーシュラ・K・ル=グウィンの風の十二方位、村上春樹の1Q84などなど…今はユング心の地図を読んでいます。めっちゃ難しいです。笑
もともと読書は好きだったものの、最近はほとんど読んでいなかったので、彼らのおかげでまた読書の楽しさを取り戻した様な感覚があって嬉しい。動画やテレビとはまた違う情報の入り方なので、やっぱり良いなあと思っています。

それから、(私にとっての)新しい文化として、コリアンカルチャーに興味にも持つ様になりました。今まではいわゆる「韓国ノワール」と呼ばれる韓国映画が好きで見ていたのですが、それ以外のカルチャーはほとんど知らず…「流行りなんだろうけどよく分からん」という食わず嫌い状態でした。が、今は色んなジャンルの映画を見てみたり、韓国の食べ物や文化も知りたいし、歴史にも興味を持つ様になっています。文学やアートも素敵なものが多くて。最近だとベタに「アーモンド」と「82年生まれ、キム・ジヨン」を読みました。

私が知らなかっただけで、既に日本で身近にあったものが実は韓国由来のものだったり、その逆もあったり、韓国語と日本語の響きが似ている部分があって面白くなったり。今まで自分が、いかに狭い世界の物差しで測って生きていたのかつくづく痛感しました。

私は英語圏への留学経験があって、ヨーロッパや欧米文化に傾倒していたんですが、海外って当たり前だけど英語圏以外にもたくさんあるわけでして。お隣の韓国、中国なんかのアジア圏も海外だし、日本とは全く違う文化をたくさん持っているんですよね。目を背けていたつもりはなかったけど、知らず知らずのうちに自分がそういう凝り固まった考えを持っていたのかも…と気付きました。

今は、BTSももちろん好きで過去の楽曲や動画を見て楽しみつつ、新しく知った韓国の文化(良い部分以外も含めて)を吸収するのが楽しいなあと思っています。そして、食べた事なかったキンパが想像以上に美味しくて最近よく食べています。笑

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