ゲーム創りにおける、コンセプトとゲームメカニクスの重要性。(考察)

今回はゲーム創りにおける、コンセプトとゲームメカニクス(仕組み)について考え、当たり前のことを当たり前のようにメモしていきます。
私が考えるゲームの段階として
ゲームメカニクス(手段)→コンセプト→目的
この様に考えています。
目的達成のための、コンセプトがあり
コンセプトを見据えての、ゲームメカニクスがある。
目的は「面白いゲームを創る。」「今までにない体験を創り出す。」という抽象的なモノだと今回は仮定して割愛します。

コンセプト(テーマ):どういう体験を与えたいか

コンセプトとは、ゲームを通してどういう体験を与えたいか。
つまりは「テーマ」ですね。
その「テーマ」に基づき、「目的」を達成する「手段」がゲームです。
コンセプトが確立されていないと、ゲームに重要な遊びの部分で違いが生まれてしまうと考えます。
下記はそのコンセプト(テーマ)から、ゲームを創りだしたお話です。

「社長が訊く ゲームセミナー2008~『どうぶつの森』が出来るまで~」
江口さん
そうですね。『どうぶつの森』は
その64DDの大容量のセーブデータを使って
いままでにないゲームがつくれないか、と
そんな話から企画がスタートしました。
そのときにわたしがテーマとして考えたのが
「ほかの人といっしょに遊ぶ」ということでした。
広大なフィールドのなかに
RPGのような世界があって、
そこに複数の人が入ってきて、
人が遊んだ結果が
他のプレイヤーに影響が出るような、
そんなものをつくれないだろうかと思ったのが
この企画のそもそものはじまりです。 

ここの話では、「ほかの人と一緒に遊ぶ」ということがコンセプトとしてあり、『どうぶつの森』はそのコンセプトを基に、遊びが創られたことがわかりますね。

ゲームメカニクス(仕組み):どのように体験するか

ここにおけるゲームメカニクスは、ゲームにおける仕組みと考えます。
コンセプトを基にどういう仕組みにするか、遊びをどのように設計していくかがこの部分ですね。
ゲームの肝という部分であると思います。
どのような仕組みを創る、コンセプトを達成することが出来るか?

ここで、コンセプトが重要な理由として、ゲームメカニクスの部分を見失わずに考えることが出来るためです。
コンセプトを基に仕組みを考えると、遊びを設計しやすい(?)という事です。

まとめ

ゲームは「目的」を達成するための「手段」であり、「目的」を達成するための「コンセプト」と「ゲームメカニクス」「遊び」がある。
「コンセプト」を明確化させることにより、「ゲームメカニクス」の部分を創り込むことができる。

こういうことはどこかに残しておかないと、どこかで落として忘れてしまう
つぎは
【対象となるターゲット】に【目的と手段】を与えて【どう心を動かすか】
をかけたらいいな

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