クリエイティブリーダシップ特論
第8回

武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科
クリエイティブリーダシップコース 

クリエイティブリーダシップ特論
第8回 安斎勇樹さん  講義日5/31 

安斎さんについて
、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(学際情報学)。研究と実践を架橋させながら、人と組織の創造性を高めるファシリテーションの方法論について研究している。主な著書に『問いのデザイン-創造的対話のファシリテーション』(『ワークショップデザイン論-創ることで学ぶ』)『協創の場のデザイン-ワークショップで企業と地域が変わる』があります。

問いのデザイン
安斎さんの活動の一つである、資生堂で行ったファシリテーションの紹介をします。
資生堂には8つの理念があります。会社としては全社員にこの8つの理念をひとつひとつ浸透させたいと考えています。
このビジョンに対して安斎さんは多くないかと考え「トップが定めた行動理念をチームの実態に合わせて一つだけ差し替えるとしたら?」とこのような問いを投げました。
どれを取り替えるとしたらと考えればと設定すると一つ一つについて考えるようになるため一つの問いから複数思考が生まれます。
直線的に行っても面白くなくワークショップの意味がなく一つしか考えられないけど遊び心と多面的に問題点を見ることで複数の思考が生まれる環境になります。


終わりに
ファシリテーターの腕によってそのワークショップの成果が決まるため問いの重要性が伝わりました。
ただこれはファシリテーターが自分に対してどう問いの設定をするかが難易度が高かく本を読んだり練習したりいつも自分自身で考える必要があってまさに研究しながらできない域のように感じました。今回は貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。


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