クリエイティブリーダシップ特論
第9回 関治之さん

武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科
クリエイティブリーダシップコース

 クリエイティブリーダシップ特論
第9回 関治之さん  講義日9/6


関さんについて

デジタル庁ではプロジェクトマネージャーを勤められていて Georepublic Japanを設立、code for Japanを設立されています。

突貫の共同作業

関さんに関する情報ではsinsai.infoではないでしょうか?2011年3月11日に起きた東日本大震災では未曾有の大災害により被害状況、避難情報、安否確認など情報が錯綜し多くの人が混乱に陥ってたかなか震災発生4時間後で開設された震災や復興関連情報が地図上に表示されたるwebサイトになります。 250人の顔を合わせたことがない人が一度も顔を合わせることなく協力して人々が欲する情報を共有できるサイトをすぐにつくりあげてしまうのです。
ただ関さんはこのsinsai.infoは現場では電力がなくインターネットも使えずアクセスできず使えない、最後に役に立つのは紙ではないかと思い至ることがあったそうです。また技術によりそこまでアクセスできるかできないかによって格差が助長される可能性も事実であると考えたました。

オープンにして繋がり社会をよくしていく

そこで関さんが取り組んだのだのはバザールの仕組みを取り入れることです。
行政の仕組みでは中央集権型で長い期間をかけ緻密な計画をたてますがバザールの自律的な集団で早く細かくリリースし変化していくシステムを組み込むのです。
東京都のコロナ感染症対策サイトはgithubというサイトに公開されていて誰もが見れるようになっています。公開されることで一般のエンジニアが改善案を出し取り入れてサイトが常に進化しながら行政と市民の共創の場にもなっています。

終わりに
不満を言うだけではなく手を動かそう、リアクションを起こしている方が好循環が生まれると話されていて確かにと思いましたが同時にそのような場所、立場があるから言える言葉にも自分には思えました。もちろん手を動かすことは重要なのは変わらないし、手を動かさなければ前には進みません。ただもしリアクションを起こしてもなんらかの反応がなかったり変化がなかったり、取り入れてくれると信頼できる環境でなければ、だんだんやる気をなくしリアクションを起こさなくなっていくようにも思え、関さんの掲げるオープンにして共創の場を作っていくのが一番重要だと考えます。誰もが参加できる、リアクションを起こせる環境を作っていくことが重要ではないでしょうか?
話はずれてしまいますが昨年話を聞かせてもらった江渡さんを思い出しました


Wikipediaとニコニコ学会βを共創のプラットフォームで誰もが参加できて成功した例になります。
昨年のnoteから引用すると
「共通善」(共通の大きな目的)に向かって異質な才能が集結するところに意義ある
共通善に向かって様々な人が参加できるプラットフォームが現状の日本には不完全であり土台づくりからあじめるべきではと考えます。

今回は貴重なお話を聞かせてもらいありがとうございました。


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