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諏訪大社 筒粥神事 2023

一月十四日、十五日は諏訪大社下社春宮の筒粥神事でした。

このご神事は諏訪の七不思議のひとつに数えられているもので、穀物を釜で煮込み、その粥の状態で今年の農作物の出来栄えと世の中を占うというものです。

一月十四日の晩に「火入れ」が行われ、大祓詞を奏上しながら神職が代わるがわる絶やさずに火を焚き続けます。そして翌日の十五日に釜の火が消されると「神占」が行われます。


筒粥神事は農作物の豊作を占う神事なのですが、昔の人はこれによって農業計画を立てており、昔は広い地域から多くの農民がこのご神事の結果を聞きにきていたそうです。


占う項目は「くわ、きび、だいず、だいこん….」といった具合に穀物の項目が並ぶのですが、その最後には「世の中」という項目があります。

ここで凶兆が出た年は災害が多いとされており、諏訪大社のご神事はそれがよく当たる事から毎年注目されています(知っている人は知っている、という感じかもしれませんが….)。

過去にこの春宮で「三行半」を意味する三分五厘という結果が出た2011年は「今年は怖い1年。過去20年間の中で最も悪い結果が出た」とされ、その二か月後には東日本大震災がありました。

三行半というのは神から縁を切られるという意味で、最凶の年とされるのですが、、、実はここ最近2018年から2021年まで連続で三分五厘という結果が出ているのです(;・ω・)

東日本大震災が起きた2011年の死者数は前年比5万6054人増でしたが2021年の国内死亡数は戦後最多となる143万9856人で、前年から6万7000人以上と震災時を大きく上回りました。

去年は1月〜6月の死者数が予測値を大幅に上回り、2017年以降の過去5年間で最大と推計されています。ここ最近のコロナ禍は正に大災害です。


去年は三分六厘と最近では唯一、少し上向いたのですが、2022年は七年に一度の奇祭、諏訪大社最大の神事である御柱祭が行われた年なのですよね、関係があるか分かりませんが。

今年は更に改善するとよいなあと思っていたのですが、今年の結果はというと、、、


再び三分五厘で「浮き沈みのない平らな一年」という結果に、、😂



残念ではありますが、まあ、体感的には変な納得感があります。個人的にはあと二年くらい、2025年あたりからでグッと上向いてくるのではないかなあと思っているのですが、落ちるところまで落ちたらあとは上がるだけですからね!

最凶は最強。「サイキョウ」は新しい陽のエネルギーの広がりでもあります。
今年もめげずに氣をつけつつ、地に足をしっかりつけて前向きに参りましょう♪


この筒粥神事というのは諏訪だけではなく全国的に行われているので、ご自身の住んでいる地域の占いの結果を見てみると、より身近な状況が分かるのではないかと思います。

諏訪ですと農産物の項目にりんごやそばがあったりするのですが、おそらく他の地域ではその地域の特産物なんかが占われているのではないでしょうかね。そういったところも面白いと思います。

個人的には諏訪のご神事の結果は全国に影響が及ぶものが多いと思いますのでそちらをチェックしつつ、ご自分の住む地域の結果も参考にしてみるとよいのかなあと思います(∩´∀`∩)♡


今年のものはまだアップされていなかったのでこれは去年のものですが、こんな感じになっております。もし宮司さんのより詳しいお言葉が分かりましたら追記しますね∩^ω^∩