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༄༅古史古伝の世界༄༅ 竹内文書 ⑧古代人の寿命(後半)

前回書き切れなかったので今回は古代人の寿命についての続きです(=´∀`)。

記事を書いているとつい余談が長くなってしまい、ついには道草のほうが長くなるという逆転現象が起きていますが竹内文書には繋げていこうと思いますのでよろしくお付き合い下さいませ( ˙꒳​˙  )。

長寿であった古代人。前回は聖書で神が人間の寿命について「人の齢(よわい)は120年にしよう」と仰せになった記述があることをお話しましたが、この120年というのがなかなか肝で、実は生物学的にも人間の寿命は120歳位までが限界だと言われています。

ヒトの体の細胞は限られた回数しか分裂・増殖することができないため、胎児から採取した細胞分裂の限界は約50回で、寿命に換算すると120年程度なのだそうです。

これには染色体の末端にあるテロメアと呼ばれる構造が関係しており、テロメアは細胞が分裂するたびに長さが短くなっていきます。一定回数の分裂が行われ、テロメアの長さが特定の域まで短くなると細胞の老化が始まります。

ならばテロメアが長ければ長いほど長寿なのかと言えばそうでもなく、平均寿命が2年半のネズミのテロメアの長さはヒトの10倍だそうで、テロメアの長さと寿命には相関性がないようです。

もしかしたら古代人のテロメアは減るスピードが現代人より遥かに遅かったりしたのでしょうか。興味深いところです。


それにしても聖書で書かれている年齢と現代の科学が導き出した人間の寿命がピッタリ同じというのは偶然とは思えない一致ですね。


古代人達の食にも何か長寿の秘訣があったのでしょうか?

古史古伝ではありませんが国常立尊の神示と言われる日月神示では「松食せよ、松食せばわからん病治るのぢゃぞ。」(第十三巻 雨の巻 第十四帖)と、松が健康長寿の秘訣である文言が出てきます。健康によいとして松も今静かなブームになっていますね。


竹内文書にも長寿の秘訣とされる植物が出てきます。


天皇皇后自身斎王、石楠花茶を製し、不老不死長寿薬を飲む(上古十代)


天皇と皇后が石楠花茶を創り長寿薬として飲んだと書いてありますね。そう、竹内文書で長寿薬とされているのはシャクナゲです。


シャクナゲ


天皇は神代から石楠花茶を常用していたとされます。そしてそれは個人のためというよりは国のために長寿を保つ必要があったからであり、天皇は義務として石楠花茶を常飲しなくてはならなかったと書かれています。不合朝三代の記録では「食後必ず石南不老長寿飲むべし」とあります。

また竹内文書によると石楠花は正しくはシエキナ茶と呼ぶそうで、シエキナ樹の葉を製したものだそうです。


石楠花茶は第二十六代面足日子| オモタルヒコ天皇の御代に創製されたもので、その秘伝の製法は竹内宿禰家に伝えられたとされます。

この秘法の伝えにより竹内家六十六代のうち百歳以下で亡くなった方は僅か十四人(自害や殉死の三名を除く)で、石楠花茶を必ず必ず常用すべしと念押しをして遺言されているそうです。



恐るべし石楠花茶。こうなると石楠花茶を飲んでみたくなりますね!


しかし石楠花ならどの石楠花でもよいかというとそうではなく、竹内文書に書かれた石楠花は五月~六月の間に海抜八百メートルから千メートル以上の高山で採取したもので二年目の葉に限られ、竹内家秘伝の製法で創らなくてはなりません。

またシャクナゲには毒性があり、吐き気や下痢、呼吸困難等が起こり得るのでくれぐれもその辺のシャクナゲを煎じて飲んだり食したりはしないように氣をつけてくださいね( •ω•ฅ)。


その他竹内文書では人間は元来肉を食べるように造られていないので穀食主義が理想であるとも述べられています。

肉食については別の古史古伝である「ホツマツタエ」でも禁忌とされ、こちらは肉を食べた後には大量のスズシロ(大根)を食べて解毒するようアドバイスが書かれています。

日月神示にも肉食を戒める言葉があるのでこの辺りは共通していますね。



今回は古代人の寿命(後半)についてでしたが如何でしたでしょうか?

健康に関する関心はここ数年で特に高まりを見せていますが古代人達のように内側の生命エネルギーを高めて充実させていきたいですね。


ではまた次記事でお会いしましょう

(ノ・∀︎・)ノ*・゚゚・*:.。..。.:*