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『きのう何食べた?』〜劇場版も優しい

2021.11.25
劇場版『きのう何食べた?』を観た。
ドラマから好きだったこの作品、『大切なことはすべて君が教えてくれた』『おかえりモネ』の安達奈緒子さんの脚本だと知り、何だか余計に好きになった。

シロさんとケンジの京都旅行から始まった劇場版、イチイチ優しいのだ。
シロさんと旅行だなんて夢のようだと乙女のように喜ぶケンジ、その京都の景色や食べ歩き、そして奮発したであろう旅館。
ケンジが好きだろうと朝から林檎を煮詰めるシロさん、お互いが何か悪い病気なのでは?と心配したり、ケンジのダジャレ、お料理する音やスリッパの音などの生活音、とにかくイチイチ優しく暖かい。
この普通のような日常が2人の思いやりというスパイスで、とても味わい深い日常に変化するのだ。

10月に『マスカレード・ナイト』『マイ・ダディ』を観て期待しすぎたかな?からの『きのう何食べた?』は、ほっこりと癒されるあったかい作品だった。

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京都でシロさんがケンジに見せたいと連れていってくれた、ライトアップされた紅葉が本当に美しくて何故か涙が…
ケンジの喜ぶ顔が見たくてお料理するシロさんの顔が幸せそうで、それを食べるケンジが可愛すぎて、またまた涙が…
たぶんきっと、私生活でそういう些細な愛情が不足してるのだろうと思った。
そしてやはり、美しいものや掛け替えのない日常を見ると春馬を思い出し、涙してしまうのだろうと…

平凡な日常を穏やかで思いやりのある生活にできるスパイスをまずは見つけてみようかな。