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我が家に届いたメイド・イン・ジャパン

2021.12月上旬にnoterさんのつぶやきを見てどうしてもお迎えしたくなった滴生舎の角碗。
春馬が『日本製』の取材で訪れた、岩手県 うるしの國・浄法寺 滴生舎さんの漆器だ。
その後も『せかほし』『世界一受けたい授業』『Instagram』などで愛用していると紹介していた。

欲しい!と思ったら居ても立っても居られず、この我が家にはそぐわないであろう艶やかで優しいフォルムの漆器を迎えいれるべく理由を探した。

調べてみると春馬効果もあり?人気の角碗は約1年待ちらしい。
色々と迷って2021年年末までに発注したとしてお迎えは2023年頃…
ある、ある!あるではないか!
結婚30周年という大義名分が!!
思い起こせば結婚10周年の時、当時流行っていたスイートテンダイヤモンド(今や死語?!)が届かなかったあの日から誕生日も結婚記念日も多くを望まなくなっていた。
まぁ、趣味の違うプレゼントをサプライズされるのも困るので、自分の好きなものやスイーツを自分で用意することで満足している。
最近は娘たちからのプレゼントが嬉しい。

お迎えを決めてオンラインで購入する時に間違いのないように、角椀(大)が三浦春馬さんが紹介されていたお椀でしょうか?と問い合わせた。
たぶんきっと幾度となく同じような問い合わせがあっただろうに、
「三浦春馬さんがお買い求めいただいたお椀は、この角椀(大)でございます。
末永くお使いいただき変化を楽しんでいただけたら幸いです。」
と “経年美化” を思わせる返信をいただいた。

「経年美化」
普段私たちは、「経年変化」という言葉を使ってきました。
実際、広辞苑でも経年美化とは載ってないそうなんですが、
三浦春馬さんが
時が経つことを前向きに捉える言い回しとして選んだのではないかと言われていて、
確かに経年美化ってなんだか美しく聞こえますよね。
素敵な言葉です。
これからは使っていきたいと思います!!

滴生舎だより 2020.08.29

『経年美化』
本当に美しい響き
そして春馬の口から、あの声で言われると時を経てどれだけ美しくなるの?!と(笑)
本当に素敵な言葉
いつか広辞苑に載る日が来るといいなぁ。

2020.7月に放送された『世界一受けたい授業』のスペシャル番組で講師となった三浦春馬先生
『日本製』から数々のメイド・イン・ジャパンを紹介していた。その中に滴生舎の漆器もあった。
そして「実はウルシの木は一度樹液を採ると二度と樹液を採ることができません。それで漆を作る木としての役割を終えるんです。
その漆が漆器という新しい命になって、人の手に届き受け継がれていきます。」
のようなことを話していた。
今回新しい命になって、我が家にも届いた。
約1年間待っていることが今となっては嬉しい。
そして滴生舎さんの温かいメッセージ付きで届いた愛おしい漆器♡
蒸発して乾く化学塗料とは違って、漆は空気中の酸素を取り入れて自分で固まる性質、固まるためには湿度と温度が必要とのこと。

大事にしまっておくのではなく、毎日使って少しずつ育てて5年、10年と経年美化を楽しみたいと思う。

朱・溜 二色の角碗


まずはグラノーラ食べてみようかな(笑)