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『LAND OF LOLA』が好き過ぎて

2016.7.21『 Kinky Boots JAPAN』初日前記者会見
演出・振付のジェリー・ミッチェルさん、チャーリー役の小池徹平さん、エンジェルスの皆さん、そしてドラァグクイーンの扮装で現れた三浦春馬はローラ以外の何者でもなかった。

その変貌ぶりに沢山の質問が飛び交うなか、
「もちろん自分だけの力ではないので、メイクさんだったりそして素晴らしい衣裳を作り上げて下さった衣裳さんに本当に本当に感謝したいと思います。」と、やはり自分の容姿のことよりも周りのスタッフを讃える素敵な返しだった。
その後もマッチョにセクシーに作り上げたスタイルについて聞かれていたのに、
「この衣裳だけでなく、全ての衣裳に日本中のすごく光を良く取り込んでくれるビーズだったりとか、日本中から取り寄せ、もちろん海外からも取り寄せてくれて本当に奮闘してくださいました。」

ボン、キュッていうのは、、?と食い下がらない質問に
「自分の体型を採寸してくださって、より魅力的に見えるように考えに考えぬいて作っていただいた衣裳の数々を披露できることがすごく楽しみです。」
天然なのか、容姿だけに囚われたくない姿勢を貫いているのか、さすが春馬〜

来日版キンキーブーツにここは負けないぞってところは?
もちろん負けない自信はあると言いながら、ただ、なんだろうね?と小池徹平さんと目を合わせて、日本の言葉で、、に続いて小池徹平さんが「日本の言葉でちゃんと日本人の方に、やっぱり言葉、日本語で演れるってことが凄く大きいことだと思うので、話の内容だったり素敵さだったり細かいニュアンスが日本の方に伝わればいいな。ね、本当に一言一言、、」うん、うん、と頷き見つめ合うローラとチャーリーからは、数ヶ月共に『キンキーブーツ』を作り上げてきた信頼と自信、とても良い関係性が伝わってきた。

イケメンな姿を見に来るのでは?
「ローラの華やかさ、パフォーマンスをたのしみに、ぜひぜひ劇場にお越しいただけたら、ホントにホントに嬉しいです。」
「音楽、そして衣裳、セット素晴らしい色彩です。ですがそれだけじゃなく、本当に他人を受け入れれば自分が変わる、世界が変わるよっていう大切なメッセージや、そしてお父さんと息子の素晴らしい心温まるそうゆう物語がしっかりあって、大切なメッセージをしっかりお客様に届けることができる、そうゆう素晴らしい作品なのでぜひぜひ、うん、見に来てほしいです。」と、目線を高く上げたローラの表情は誇らしげだった。

2016 Kinky Boots JAPAN LIVE CDを聴き始めると必ずこの時のインタビューが頭の中でグルグルと、、
そして、あー、大好きなところ聴き逃した(汗)って萌えポイントがココ!!

LAND OF LOLA 〜ローラの世界〜

女性の声

ちょっと、あんたたち、落ち着いてよ。
フリーガン1
あんたの好みに合わせるぜ、大好きな仔猫ちゃん。まずは落ち着いてそこから始めよう。
フリーガン2
そして盛り上がろうぜ。
チャーリー
もういいだろお兄さんたち。十分楽しんだんじゃないか。
フリーガン1
てめえには関係ないだろ、って言ったら?
チャーリー
彼女を行かせてあげるんだ・・・
フリーガン1
なんなら、あんたが代わりに相手してくれてもいいんだぜ・・・
ローラ
おどきになって、もう我慢できない!

エンジェルス

Lola!
Lola!
Lola!
Lola!
ローラ
私に落とされた男はあの人が初めてじゃないの。そして約束するけど、最後でもないわ。

思いもつかない
大冒険でしょ
女優センスの
ブーツやお尻

肌はシルクの感触タッチ
腕は鉄アレイ
自由と束縛
矛盾混ざるポプリ

憂鬱なんかポイ!投げ捨て
禁断のドア開けたら
メロメロだわ

魔法
シャザム!(ローラ&エンジェルス)
ジャジャーン!
汗ばむマダム・・・I'm
Lola(ローラ&エンジェルス)
偉い
陶酔!(ローラ&エンジェルス)
Oowee!
可愛かわゆい歯痒はがゆい・・・I am
 Lola(ローラ&エンジェルス)

Step in!(エンジェルス)
Step in この Dream
Where gram!(エンジェルス)
Where gram!はExtreme
Welcome!(エンジェルス)
Welcome to my fantasy
ヒラメキあげる!(ローラ&エンジェルス)
So come and take my hand
 Welcome to The land of
 Lola(ローラ&エンジェルス)

ローラ
恥ずかしがる必要はないわ。私は見られるのが好き。
あなたは見るのが好き。お互い幸せになれる方法があるの。
エンジェルス
Lola,Lola,Lola!

モンローのSEXY所作ポーズ
動きはフレッド・アステア
昼はジーザス 夜はマリア
ちよっと毛深いマリア

ココアバター・ビッチ
魅惑的なキッチュ
予想もできない
ご褒美付きなの

ローラと行く最高HIGHな豪邸ハイツ(エンジェルス)
行こう最高HIGHな豪邸ハイツ
妄想ナイト・フライト探検すんのTonight
ファースト・クラスで!(ローラ&エンジェルス)

魔法
シャザム!(ローラ&エンジェルス)
ジャジャーン!
汗ばむマダム・・・I'm
Lola(ローラ&エンジェルス)
偉い(ローラ&エンジェルス)
陶酔!(ローラ&エンジェルス)
Oowee!
可愛かわゆい歯痒はがゆい・・・I am
 Lola(エンジェルス)
Lola la la la la la la la!

Step in!(エンジェルス)
Step in この Dream
Where gram!(エンジェルス)
Where gram!はExtreme
Welcome!(エンジェルス)
Welcome to my fantasy
ヒラメキあげる!(ローラ&エンジェルス)

Step in!(エンジェルス)
Step in この Dream
Where gram!(エンジェルス)
Where gram!はExtreme
Welcome!(エンジェルス)
Welcome to my fantasy
ヒラメキあげる!(ローラ&エンジェルス)

So come and take my hand
 Welcome to The land of
 Lola!(ローラ&エンジェルス)

Say my name
Now come and take my hand
 Welcome to the land of
 Lo-oh-la!

ローラ登場シーン
冒頭のフリーガンとチャーリーの押し問答の後、エンジェルスのLola〜に合わせてステージに、ターンをしながら羽織りを脱ぎ捨て"Lola〜”と両手を挙げスポットを浴びるローラ。
この瞬間、鍛え抜かれたボディと透き通るような白い肌のアンバランスな感じ、そして満面の笑みを浮かべるローラの映像が甦る。
そしてこのセリフ
「私に落とされた男はあの人が初めてじゃないの。
そして約束するけど、最後でもないわ。」

初めは濁声で少し早口な口調、終わりはゆっくりと高貴な感じになる。
たぶんきっと、この表現は間違っているかもしれないけれど、その一瞬で安っぽい娼婦から高級娼婦へと移り変わるような、そんな感じがする。
そしてその凄味に心を奪われてしまう。

が、しかし歌い出すと可愛い。
ブーツやお尻おーなんて何度聴いても萌え〜
なんと言っても好きなのが、シャザム!、陶酔!、Oowee!など語尾で息が洩れるというのかハネ上げるというのか、専門用語がわからないのだけれどとにかく愛おしい。
鉄アレイ、Welcome to my fantasyなど、がなりの効いた感じも大好き。
投げ捨て〜ぇ開けたら〜ぁ行こう最高HIGHな豪邸ハイツのように語尾に男らしさを感じるところもメロメロ。

最初の可愛かわゆい歯痒はがゆい・・・I amの後のLolaで Lo--la-a, Oh!や、2度目のOowee!はやたらとセクシー、歌詞でlaがたくさん並んでいるLolaLoを沢山で歌っていたり、こんなアドリブ的なのは春馬が考えたのかな?演出があったのかな?とか考えちゃう。

間奏でのセリフ、方法があるのーーーーっホッ
って、振り切った感じがチャーミングだ。
その後のエンジェルスが歌うLolaに被せて、 Lo-,んLo--がカッコイイ〜

振付も全部好き。
鉄アレイの三角筋からの上腕二頭筋は何度見ても惚れ惚れしてしまう。
魅惑的なキッチュのリップ塗るような仕草やご褒美付きなのの手のひらフーッも見逃せないし、Step in!からの少し猫背な男っぽさを感じるステップ、表情がまた良い。
そしてStep in!からの歌い方のニュアンスがCDとFNS歌謡祭とでは少し違った。
CDは2016年、FNS歌謡祭は2018年なので2019年バージョンなのかな?それともその日のノリで違ったのかな?あー、そんなところ沢山あるんだろうな、、と思いを馳せてしまう。

そしてラストSay my nameに続くオッ、オッオーAhーッ、Now come and take my hand Welcome to the land of Lo-oh-la!ーーァッ!!
エンジェルスの真ん中でポーズをとり、渾身のーーァッ!!は圧巻だ。
そしてCDの歓声と共に気持ちはスタンディングオベーション、指笛ピーピー(できないけど笑)だ。
ローラ最高!!!

これが2016年?じゃあ2019年は?!
ふと、どこかで見たLOLAのゼッケンを付けレッスンを受けているショートヘアの春馬を思い出す。
まだ26歳、一体どれだけの努力を積み重ねたのだろうか、、

会見では、ゆっくりと一言一言噛み締めるようにこう言った。
「2013年に初めてキンキーブーツをブロードウェイで観させていただいて、そこからこのローラという役どころを、んー、いつかやりたいなってずっと強く強く思っていたので、今回そして今日初日を迎えることができ、そして夢が実現するっていうことが、本当に本当に嬉しいことなんだなって今実感しています。」
その優しい表情には少し緊張感も感じられた。

大、大、大、大好きな『LAND OF LOLA』だけど、歌詞を書き出したのは初めて。
汗ばむマダムや可愛かわゆい歯痒はがゆいのように韻を踏んでいるような歌詞もあったりして、日本語に訳してもシンディー・ローパーの世界観を大切にパワフルでキャッチーだ。
「日本語で届けたい!」と語っていた会見でのコメントを思い出す。
英語の歌詞では黒人や性について皮肉を交えて歌っていると書いてる記事を読んだことがある。
各国での歌詞翻訳も気になるな〜
まだまだ『LAND OF LOLA』愛を綴りたいのだけれど、順序も文章も破茶滅茶で、悲しいほどの語彙力不足。

とにかく夢を叶えた三浦春馬が、ローラとして最初に登場するこの曲、『LAND OF LOLA』が大好きだ♡