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今の私には何も残らない

今月は6月4日に休みがあり、趣味のバレエのレッスンを受けて大好きな友達と大好きな韓国料理を食べて飲みすぎるという1日を過ごした。そこから昨日まで事実上の本職19連勤をこなし、そして今日は副業を乗り切り大好きな友達とお酒を飲んだ帰り道である。明日はお休み、あまりにも至福。

最近は仕事を辞めたいな、と思いつつも私は仕事を辞めたらどうなってしまうのだろうとふと考える毎日を過ごしている。だいたい夜中に布団に入ると考えだす。私は社畜ということ以外は本当に普通の女だ。身長は165センチ位で少しばかり巨人、体重は55キロを彷徨うBMI20程度のまあ若干太いかもくらい、顔は顎が長くてしゃくれている以外は少しブスくらいで可愛くも美人でもなんでもないし、お勉強も高校の偏差値は60前半だったけどそこから落ちぶれたので大してできない、でも多分おバカではないんだろうという超平凡さを誇っている。コミュ力は平均よりは少し高い方かもしれないけど、基本的に人見知りなのであまり成果は発揮していないので無意味、美的センスやファッションセンスも特段良くないし、これと言って得意なこともない。好きな人はいる気がするけれど仕事が忙しくなって正直どうでも良くなっているし、彼氏もいなければ自分を好きになってくれる人もいない。音楽はとても好きだけどピアノも弾けなくなってしまったし、追っかけくらい大好きだったバンドがことごとく解散してしまい推しもいない、好きな俳優さんやモデルさんはいるけれど特に見かけたらかっこいいな〜と思うくらいで推しとはまた違う。趣味のバレエは特に上手くもないし、むしろギリよくそれで教えてますねくらいしか踊れないし、子供たちの憧れに少しでもなれるように未だに舞台に出てる節はある。どこからどう見てもなんの取り柄もなくつまらない平凡な女である。

そんな私が唯一実力を発揮しているのが社畜、これに尽きる。私の長所は人の5倍位は体力があり、社会に出るまでの人生でありえないことが起こりすぎたために強靭なメンタルを手に入れたことだけである。おかげさまで無事社畜、人が飛びまくる職場で元気に暮らしている。同僚曰くここ3年で中途入社したメンバーの8割はすでに退職しているらしい、なんて職場だ。こんな私が仕事を辞めてしまったら何が残るのだろう、何も残らない。旦那がいたら旦那が残る、せめて婚約者がいたら結婚の希望が残る、今の私、何も残らない。残るのは脂肪と減りゆく貯金残高のみ。

アア、こんな何もない人生、私は何を選ぶのが正解なのかもうわからない。汚い肌を残さないためにもせめても化粧を落として眠りに着こう。おやすみなさい、世界


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