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【映画】「明け方の若者たち」

今日は朝からスープと菓子パンしか食べていません、無事に14時間勤務を終えて絶賛帰り道の社畜です。

見よう見ようとウォッチリストに入れたまま何ヶ月も経ったこの映画を今更見た話をしよう。色々評価はあるみたいだけど、私は結構好きだった。舞台は2010年代の話、主人公の大学卒業から社会人までの5年間。なんとなく人生がうまく行ってはなくて、仕事も別に満足してなくて、恋愛も不毛な形でしかできなくて、すごく今の自分には刺さる、そんな映画。社会人になってみてこんなはずじゃなかった、、、仕事も恋も。あんなにキラキラ希望を描いてた社会がこんなんだったなんて、いつの間に普通の恋愛ができない人間になっていたなんて、そうそうそれだよね、わかるよ。まだ綺麗になってなかった下北沢も、公園で角ハイを飲んでるのも全部全部苦しかった、私の下北王将も。

とにかくなんか“ダサい”んだけどそれもよかった。全部がそこら辺にいる適当な若者でしかないけど、本当にいるんだよな、こういう人。社会に出て、変な恋愛して、酒飲んで、仕事で病んで、風俗行って、久しぶりにオールして楽しかったねあの時は、なんてこと話してる大人。私もそっちの部類だと思う。キリンジが好きな歳上女なんてどう考えてもヤバそうでしかないし、それに沼る男なんて童貞でしかないし、カッコよくて優秀なのにセフレが溢れてそうな男も本当にいるし、なんか絶妙にリアルだった。

こういう男女を否定的な目で見る人が世の中には割といるから賛否両論あるんだと思うけれど、実際にこういう過ごし方をしている人はいるし、エモい、っていう表現がぴったりだった。そして曲のチョイスが神、きのこ帝国にandymori、クリープ銀杏フジファブリックにサンボ、、当時邦ロックが好きだったあたりの30手前の世代はもう突き刺さりすぎると思う。なんだか本当に懐かしかった。

大切なマジックアワーなんて終わってしまった。でもなんとなく私もまだまだ若くて楽しめそうな気持ちも湧いてきた。しばしの社畜期間が終わったら下北沢で明け方まで飲もう、公園でのもう


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