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2023年3月第2週の振返り(積水ハウス)

3月6日(月)から3月10日(金)までに買い増しした銘柄と株数は以下の通りです。

【主力銘柄】
・VYM×5株
【準主力銘柄】
・UL×3株
・三菱HCC×2株
【その他】
・大和ハウス×2株
・住友林業×2株
・東京ガス×1株


今週は9日(木)に積水ハウスの決算発表がありましたので、簡単に振返っておきます。

〇積水ハウス

【決算概要】

積水ハウス決算説明資料より引用
積水ハウス決算資料より引用

【決算骨子】
①23年1月期の経常利益は前期比11.8%増の2572億円
②24年1月期同利益は前期比0.7%増の2590億円と横ばい見通し
③23年1月期の年間配当は従来計画の104円→110円に増額修正
④24年1月期の年間配当は110円→118円に増配する方針
⑤1800万株(発行済の2.72%)を上限とする自社株買い発表

文句なしの好決算ですね。今期の配当増額修正に加え、来期も増配する方針を示してくれました。素晴らしい。これで同社は12期連続増配予定となります。また、発行済の2.72%にあたる1800万株上限の自社株買いも発表しました。市場では自社株買いの規模は想定以上との声もあったようです。10日(金)には上場来高値を更新しています。

今回の決算発表と同時に第6次中期経営計画の基本方針が示されましたのでそちらも簡単に見ておきます。


【第6次中計基本方針】

積水ハウス決算説明資料より引用

①売上高は3兆円の大台を目標
②25年度には営業利益3180億円を目標(22年度実績は2600億円)
③ROEは11%以上を安定的に創出
④配当は110円(22年度実績)を下限とする

特に注目すべきは④ですね。22年度実績の110円を配当下限とすると発表されました。あくまで23年度から25年度の中計期間限定ではありますが、下限設定がなされたのは非常に心強いです。実質的に累進配当を採用したと評価できますからね。ちなみに、ライバルの大和ハウスも130円下限設定をしていますから、それを意識したのかなと邪推しています。


【来期見通し】

積水ハウス決算説明資料より引用

来期はトータルの営業利益・経常利益ベースで見ると概ね横ばいの見通し。セグメント別の見通し概要は以下の通りです。

まず、請負型の戸建・賃貸事業については来期も堅調。また、ストック型の賃貸住宅管理事業やリフォーム事業についても順調な見通しです。更に、不動産仲介や都市再開発などの開発事業は当期比(23年1月期比)56.5%増と大きく伸びる見通しです。

一方、米国の住宅市場がインフレや金利上昇の影響で調整局面にあり、国際事業は当期比33.7%減と大きく落ち込む見通しとなっています。


〇最後に

配当下限設定は配当投資家にとって非常に心強く頼もしいです。現在55株保有していますが、まだまだ買い増ししたいと思っています。目安としては配当利回り4.2~4.3%を基準に一株投資で買付していけば、大きく負けることはないだろうと認識しています。


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