見出し画像

24年4月第3週の買付銘柄と雑感・NTT,KDDIについて・年間配当金45万円達成



〇今週の買付銘柄と雑感

4月15日(月)~19日(金)に買い増しした銘柄と株数は以下の通り。

【買い増し銘柄】
・NTT×85
・KDDI×5
・伊藤忠商事×2
・BTI×1
・三菱HCC×3
・アステラス製薬×1
・ヒューリック×4
・武田薬品×1

今週はちょっぴり波乱の展開となりました。

昨日金曜日の日経平均終値は3万7,068円。先週金曜日の終値(3万9,391円)を基準とすると2,323円安と週間でおよそ5.9%下落しました。また、3/22に付けた終値ベースでの最高値(4万0,888円)を基準にすると、下げ幅としては3,820円、下落率としては約9.3%となっており、ようやく調整局面に入ってきた形となります。ちなみに、昨日の1日での下げ幅は1,011円(2.66%)安と、私が株式投資を始めて以降で最大の下げ幅だったと記憶しています。

一方で、昨年末を基準にすると、景色が変わります。23年の終値が3万3,539円ですから、そこを基準にすると現在でもおよそ10.5%高の位置にいます。なお、今年は最高値(4万0,888円)時点でおよそ21.9%上昇しましたから、現時点でその上昇の半分ほどを打ち消した形となります。

ここ最近、株価下落に伴い、私のPFの資産評価額は減少しています。一方で、株数や予定配当金は着実に増加しています。資産評価額が減少しようとも、分散を前提に減配可能性の低い銘柄を淡々と買付していけば、年間配当金は増加していく可能性が高いです。

株価が上昇すれば資産評価額が増えて嬉しい、株価が下落すれば優良株をお安く買えて嬉しい。どちらに転んでも喜べるマインドになれば、モチベーションを保ちながら長く続けていけると思っています。


〇NTT・KDDIについて

NTT日足チャート(SBI証券より引用)
KDDI日足チャート(SBI証券より引用)

NTTとKDDIが連日で年初来安値を更新するなど軟調な動きとなっています。日足チャートは完全に崩れていますから、もうしばらく上値の重い展開が続くかもしれません。

以下、両社の5年平均のバリュエーションおよび現時点のバリュエーションを比較したものです。

【NTTバリュエーション】(24/4/19時点)
〇5年PER推移:9.3~11.3~13.0
⇒現在のPER:11.38倍
〇5年PBR推移:0.85~1.37~1.75
⇒現在のPBR:1.53倍
〇5年利回り推移:2.51~3.25~4.42
⇒現在の利回り:2.98%

【KDDIバリュエーション】(24/4/19時点)
〇5年PER推移:9.5~12.6~16.0
⇒現在のPER:14.25倍(※)
〇5年PBR推移:1.38~1.73~2.05
⇒現在のPBR:1.72倍
〇5年利回り推移:2.76~3.47~4.52
⇒現在の利回り:3.29%
※KDDIは先日下方修正を発表。ミャンマー子会社保有のリース債権回収不能の恐れに伴う一過性の引当金計上によりEPSが減少(キャッシュフローへの影響はなし)。その為、少しPERが高めに出てしまうことには注意。なお、KDDIによれば、その他の事業は好調に推移しており、今回の下方修正は、25.3期以降の持続的成長を着実にするためのものとしている。

5年平均のバリュエーションを基準とした場合、未だ両社とも特段の割安感はありませんが、概ねフェアバリューに近づきつつあると思います。特にKDDIはそうですね。

5月に予定されている本決算では両社とも増配してくる可能性が高いでしょう。控えめに見積もって、NTTは5円→5.2円、KDDIは140円→145円
といったところでしょうか。この増配後の1株配当を基準に利回りを計算し、投資判断の一助とするのもアリだと思います(4/19終値でNTTは3.09%、KDDIは3.41%)。

上述のように、両社ともチャートは崩れています。また、NTTに関してはNTT法の改正・廃止を巡る議論、KDDIに関してはローソン買収に伴う具体的シナジー効果を市場が納得できる形で示せるかどうか等、短期的に株価に影響を与えそうなテーマが存在しています。今後の株価がどうなるのか分かりませんが、まだまだ下値余地はあるかもしれないと想定しておいた方が無難でしょう。

とはいえ、両社のこれまでの圧巻の株主還元実績や安定的なキャッシュ創出力、(特にNTTの)盤石な事業基盤等を踏まえると、個人的には、コツコツと株数を積み上げていくことに不安はありません。株価が軟調に推移してくれるのであれば、主力銘柄に相応しい株数を揃えるチャンスと前向きに捉えたいと思います。


〇年間配当金45万円達成

配当管理アプリより

Xでは一足先に報告していましたが、今年の3月末時点で年間の予定配当金が45万円を突破しました。

これで毎月3万円の配当金をもたらすマネーマシンが完成したことになります。あるいは、ほんの小さな苗木に過ぎなかったものが、毎月3万円分もの配当果実を産む樹木に成長したと言えるかもしれません。

株式投資(配当投資)を始めて以降、15万円刻みで年間配当金の目標額を設定してきました。次なる目標は60万円となります。いつまでに達成するという時期的な目標は定めていませんが、どんな市況環境となろうと粛々と続けていれば自ずと達成していることでしょう。

配当投資の旅はまだまだ続きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?