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けう島、縫(ぬい)活はじめるってよ

さっそくですがみなさん、これの使い方を知っていますか?

ito tooshi


私はね──…知ったつもりでいました。

針に糸を通す時の文明の機器的存在だとは知っていたんですけどね、使い方を180度間違えており使いこなすことができず、針に糸を通すだけでしっかり20分要しました。

そんな推定家庭科力マイナス530000のわてくし、けう島。

何を思ってか、"ぬい"作り、始めました。

「あちき、ぬいママになる!」

そう宣言したのは、2月の3連休中日の日曜のこと。

遊んでいたフォロワーさんに「自分の絵柄の推しのぬいが欲しいんだよね~」的な話をしていただけなのに、気づけばぬい作りへのやる気に満ち溢れていた。

フォロワーさんは、私が6月のイベントに出ることを知っているため「いや、原稿しな~」としっかり現実にエスコートしてくれるのだが、前しか見えないけう島は「机の上に自分で作ったぬいを並べてみてもらう会すゆ!!!」と鼻息フンス状態。いい加減にしろ。(ちなみにスペースもろてる以上、本は出せるようにあがきますよ)

バーサーカーけう島、こうなったら強いです。

思い立ってから行動するまでの瞬発力が過去イチだった。

「やってやんよ?」の気持ちで、フォロワーさんたちと18時半にバイバイしたあとその足で新宿のユザワヤに向かう。

ユザワヤについたものの、”ぬい”を生み出すために何がいるのか1ミリもわかんない。まあ、なんかボディだよな~と思いながら店舗を回ると、ぬい専用コーナーが。

ユザワヤはぬいづくりを応援してます。(知らんけど)

ぬい本も置いていたので、それをチラ見しながら必要そうなものを1時間ほど探し集め、ホタルのひかりとともに退散。

買ったのがこちらです。

正直、なにがなにかわからん。

あってるのかもわからん。

これで作れるのかもわからんが、気分はウキウキ。さぁ、ぬいライフの幕開けだ!

①切る(30分)

そういえばわたし、不器用だった。

ちいこいパーツ切るのにはぁはぁ言いながら切ってた。切ってたらキルト布?がモケモケになってきて先行き超絶不安。推しの肌を守れるのは、俺しかいない──…。

ぬいは遊びで手を出しちゃいけねぇ存在…てコト・・・。

②ボディを縫う(90分)

な、なんかぁ。。。本でゎきゅうにクリップ登場してェ。。。そんなんうち聞いてないしィ。。。

普通に待ち針で止めればよかったって半分くらい縫ってから気づいた。

そして冒頭の話に戻るのだが、針に糸を通せない問題。

糸通しを使う時は、まず針の穴に糸通しの先端を入れて、その後に糸通しに糸を絡ませる…というのがセオリー。しかし家庭科力マイナスフリーザ様な私は、使い方を180度間違っていたので糸通しに糸を絡ませてから、その後針の穴に糸通しの先端をいれていた。一生針が穴に入らないワケですわ。

それを一生挑戦し続けて20分を無駄にし、結局糸通しを使わず自力で針に糸を通してました。バカ~~~~~~~!

玉どめは???

まじで裁縫久しぶりすぎてどのタイミングで何をするのか全然わからず、とりあえず進めて間違いに気づいては「なんとか…なれーーーッッツ!!!」を500回くらい繰り返した。

家庭科から遠ざかって10数年。「なみぬいとは…」ってレベルなのでボディのこれだけを縫うのと、本などを見て何をするのか把握することに1時間かかった。

刺繡糸も太すぎて針に入らないから適当に1本抜いてやってたんですけど、後で調べたら2本くらい使うというのを知った。最初から調べればいいのにめんどくさすぎてまず進めてみちゃうんですよね、俺ってば。

さ、次はお待ちかねの顔部分♪♪♪って作り方をみると、知らん部品をめちゃくちゃ使ってるターン来ちゃった。OMG。手も足もでなくなってしまったので、寝ることにした。

③顔を縫う(2時間)

この日は祝日。予定があったので、予定終わりに昨日の続きを。

外出しがてらユザワヤ追加金した。今回もこれであってるのかわからないままいろいろ買った。なんとかなるさケセラセラ(棒)。

そしてこの本の出番です。

自分の絵柄のぬいが欲しいと思ったこともそうだけど、やっぱ自分好みの顔のぬいちゃんが欲しいんですよね。正直、A3のぬいの顔が好きすぎてまじでうらやましい。私もあの絵柄で推しぬいちゃんほしいです。ほんま。

さすがにかわいすぎるだろうが

この本を参考に頑張ってつくるど~~~!!!✨✨✨

顔シワ度30%

ハァ…、
ハァ……。

むず……。

てかパーツちいこ……。

初心者殺しのちいこさや…。ハァ…ハァ……命…。

本見てて思ったんだけど、糸足りね~や。

あと必死に布を握りながら縫いすぎて、シワシワになってきてる。

この時点で今作ってるこの子は試作品になりそうな予感がしたので、丁寧に作るというよりかは流れを覚えるというイメージで作ることにした。

トレぺを使いながら顔を書いたのだが、縫うと位置がずれて結局トレペ通りにいかずここでも何とかなれ精神で乗り切ってしまった。

ゴーイング針ウェイ~赴くままに~

ほぼ作業も終わって、いよいよ佳境!あとは綿を詰めるだけ…!と思っていたその時、緊急事態が発生した。

誰こいつ。

なに?何用?どこのなに?どこの誰?

もともと10cmのぬいを作るための型紙をもとにしながら本を読んで作り進めていたのだが、どうやらパーツが異なるらしく、本には出てこなかったパーツが出てきた。

まじ焦る。どなた?

型紙の紙を見ると説明書があったのでそちらを見ることに。

QRコード読み込んだらnote出てきた。説明書がnoteって時代を感じる。

どうやら頭部だった。

頭部…なるほど…?ていうかこの説明書読んでたら型紙にところどころ入ってた線の意味とか解説されてて最初からこちら見ておけばよかったのかと思いましたまる

④頭を縫う&綿を詰める(1時間)

頭レベルになると(頭レベルになると?)、生地が分厚くなってきて針を通すことが難しくなってくる。

説明書の見よう見まねでやってみるものの耳が…耳を輪郭に着けるように縫い付けるのが難しい。なしてこんな難しいんじゃ…ていうか説明書、もっと詳細にやってクレメンス。

ここでひとつ愚痴いいすか。

裁縫道具、説明書なさスンギ。もしや使い方なんてみんな知ってて当たり前レベル?義務教育で習った???使い方書いてないからググったり適当にやったりしてたんだけど。

まじでずっと「どうにか…ッ、なれーーーーッッツ!」て叫んでる。どうにもならないのに。

ハァ…ここから成長していきます。

⑤完成

頭に綿をつめ、ボディに綿をつめ、頭とボディをつなぎあわせると……ようやく完成──

シワシワの推し

髪はっ!?!?!

髪の毛は?

なぜか説明書には髪以外の作り方までしか書いておらず、髪の毛がまだ生えていないベイビーができあがってしまった。

…まぁベイビーみたいなものだからまちがいではないか。

髪の毛がないので推しとは言いづらいのだが、これが俺の初推しぬい作成。なんだかめちゃくちゃ愛着わいてきた。


遠目から見たら妖精さんのよう。微笑みがエンジェル。

たっちするにはベストフィールド。もう親(私)の支えなしで立てるなんてすごいネッうちの子天才♡

日曜日に急に「ぬい挑戦」を思い立ち、月曜日には1人目(髪なし)を生み出すこのスピード感。


これぞ我が人生。生き方に悔いなし。

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