見出し画像

死んで"推し"になったキャラ達の話

作品を嗜むと、推しの死に辿り着いてしまうことが多々ある。

直近だと、『呪術廻戦』で推しが死んだ。
──殺す必要あったか?(問)

好きなキャラクターが途中退場し、その作品へのモチベーションがうんちたれほど下がってしまい、その瞬間『呪術廻戦』が好きだったのか、それともキャラクターが好きなだけだったのか分からなくなり、『呪術廻戦』を読むのをやめた。

私にとって、作中でそのキャラクターが輝く役割は”死ぬこと”ではなかったのであろう。

ハッピーエンド大好きお花畑脳味噌なので、キャラクターの”死”がプラスに思えないマン。キャラクターが死ぬときは全員老衰であれよと思ってしまう。

──だが、”死”が光るキャラクターだっている。

それが、私の『死んで推しになった』キャラ達であり、彼らへの思いを昇華したいと思いnoteを書くことにした。

※下記、目次の作品でネタバレしまくっています。自己防衛よろしくお願いします。

■FGO

Fate/Grand Order
『Fate』シリーズの一つで、スマートフォンアプリのRPGゲームである。

私は『Fate』シリーズ自体は観たことがない。

作品を追ってみようと思い、観る順番を調べているうちにFGO(アプリゲーム)に辿り着き、何故か先にゲームを始めてしまった。

結構おもろい。(笑)

現在、アプリゲームは一律でログインさえしていないが、FGOだけはたま~~~~~にログインしたりイベントやったりガチャ回したり、ゴールのないゆったりマラソンを行なってる感覚で遊べる。休憩所で時間無制限で休めますよ~的な。

ちなみに、どこまで進めたかと言うと、「Lostbelt No.2 ゲッテルデメルング」までです(失笑)。

あちき…アプリゲーム2章になると途端に飽きちゃうんですよね…。

(追加戦士系苦手でして…。あんスタもA3もアイナナも全部2章の1部とかでやらなくなった。あと、少年漫画とかの3年卒業して新入生入ってくる部活漫画とかも読まなくなっちゃう…)

まぁその話は置いておいて、

この作品において、私の中の「死んで推しになったキャラ」は

久々に顔見て鼻つ~んときた。

ロマ二・アーキマン(Dr.ロマン)

である。

ロマ二の「死」は光りすぎてただろがよ。。。

たまに出たり出なかったりの主人公たちのサポート役その1って感じだったのに。まさかのスーパーダークホース。メインストーリーのラストで、ソロモンっていう、なんかめちゃくちゃ重要なキャラクターの本当の姿?(なに?わからん。)みたいな、FGOが生み出す世界観(サーヴァント)の根幹に関わる重要キャラクターであったことが明かされる。

そしてめttttttっちゃくちゃ泣ける死に方する。

まじで、ラストで最大級の驚きとエモさを与えて死んだ。

ロマ二の「死」は光りすぎてただろがよ。。。(2回目)

ガガガガガ…。

驚いたのはそれだけじゃない。

メインストーリー1章をクリアしたあとのソロモンの説明文。

"サーヴァントであれば誰もが第一印象でロマンを「理由は分からないがコイツが悪い」と感じてしまう"

matyakutyahukusennhatteta-----------------------

めちゃくちゃ伏線はってた。。。

ヒィ・・・。ここまで完璧な伏線を見せられたら、このキャラクターの”死”は突発的でもなんでもなく最初から計算されまくたものだということが分かりますね。

死を光らせるためのキャラクター作りに、今までの冒険譚が全部布石やってん。

ゲロ。
エモ。
ムリ。

死んで、推しになりました…。

今まで何とも思ってなかったのに、まじで一瞬で好きになった。ラストで。死んだけど。その後、2章初めても一生名前さえ出てこない。

でも一回なにかのイベントでダヴィンチとロマ二の礼装出て爆泣きした。好きコンビ好きコンビ(爆泣)

今、あの頃の2人はどちらも消えた(爆泣)

ロマ二が、私の中の「死んで推しになった」キャラ第一号となったのである。

■アベンジャーズ

シリーズじゃないから。
『アベンジャーズ』で死んで推しになったキャラだから。

久々に顔見て涙が目にたまった。

フィル・コールソン

いやもう、「ヴィンテージものなんだ」ってソワソワしてたコールソンの姿が瞳の裏に浮かんでは消えて…。フラグばちぼこ立ってた…。
サイン…サインなんていくらでもしてやるよ…俺が……となりますた。

死んで、推しになりました…。

MCUシリーズはだいたいヒーロー単独作品を公開順に見て、どっかしらで「アベンジャーズ」シリーズでそれらのヒーローが集結するみたいな構成なんですけど、コールソンはMCUの始まりでもある『アイアンマン』から出演してるんですよ。

でもその時のMCUをあまり知らない私にとって、彼はモブの一人でしかなくて。

それが…うっ…。

彼の死は、個性がバラバラだったヒーロー達の気持ちを一つにする舞台装置だった。

”冷静な振る舞いが多かったこれまでと比べ、憧れのヒーローであるスティーブを前に、ヴィンテージもののヒーローカードにサインを頼もうとするなど、素の彼が見え隠れした。"

"彼の死が、個人主義でぶつかり合っていたヒーローたちを「ロキを倒す」という目的のもとに結託させ、本当の意味でアベンジャーズにさせた。”

ピクシブ百科事典先生すごいな。エモさをこれほどまでに詳細に分かりやすくまとめてくださっている。つまりコールソンの”良さ”はこういうこと。

コールソンは『アベンジャーズ』におけるキーマンとして、キャラクター生命を輝かせて作品から去ったのだ。

えっ!このコールマンかっこいい…!って思ったらフィギュアだったw草。

■BLEACH

良い写真がなくてごめんな、って泣いた

雀部長次郎ささきべ ちょうじろう

こんなに不憫な強キャラ(見せかけ)見たことない。

”死ぬ直前に元柳斎に敵に卍解を略奪する術があるという事を伝えようとしたが、その後の描写を見るに詳細は伝えきれずに亡くなってしまった模様。”

私が下手に説明するよりピクシブ百科事典先生の内容を引用した方が早いと気付いた。

長次郎、わりとすぐ死んだのに、山本元柳斎重國との過去編で号泣したので、死んで、推しになりました…。

彼は、あまりキャラが立っていなかった山本元柳斎重國のキャラを立てて死んでいった。

あまりにも報われない死すぎて(一読者側の見え方として)、BLEACHにおける長次郎の役割っていったいなんだったのかを考えながら再度読み直したいところありますね。

長次郎の昔のビジュアル好きすぎ。

ちなみに過去の私、

「最終章は雀部長次郎の死をもって始まるのだ」

って言ってる。さすがにそれはそうかなぁ…??

死んで推しになったキャラ達へ

一旦紹介終わったものの、「死んで推しになったキャラ」まだまだいる。
(クイックシルバー/エイジ・オブ・ウルトロン、ネジ/NARUTO…)

彼らも今まで同とも思っていなかったのに最後にいい味だして消えた。

惜しいよ…。

なんとも思っていなかったのに、作品から消えることが確定した瞬間好きになるしんどさ、結構半端ない。

好きな気持ちを持て余しすぎて、彼らは一生忘れられないキャラクターとなった。それってモブの使いかた(言い方な)として、めちゃくちゃ凄いことなんじゃないだろうか。

物語の布石になったり、物語を動かすキーマンとなったり、キャラクターのバックボーンを知らしめたり、そんな役割を補う死に方をするキャラクターに心を奪われてしまうのかもしれない。

君たちの死は決して無駄なものじゃなかったんだと、私は心から賞賛し、一生君たちの生き様を忘れたくないと思う。

(長次郎の生き様全然知らんが)

比べて、最近の少年漫画は

キャラが死にすぎである。

そう!!最近の!!少年漫画は!!!キャラ死にすぎ!!!!

一作品の中でポンポン死ぬ。

死にすぎて埋もれとる。キャラが。
(さすがにそんなことはないか…なぁ?)

いや別におにめつの話とかじゅじゅちゅの話とかひがしまんじの話とかしてないけど…。

「死」に意味を見出すキャラが輝く~とか言ってたやつがいうことでもないんだけど、限度があるからね。さすがに。

主人公サイドを生き残すためにサブキャラに「死」を餞するのはやめろ。

最悪ぞ。

大げさに言うと、主人公一人のために一人が死ぬのと主人公一人のために10人が死ぬみたいなもん。

逆に主人公への憎しみが芽生えちゃうアタイみたいなひねくれモンもいるんだからね…やめろ。

1作品で死ぬキャラ3人までとかにしてくれ。

そうでないと、死が輝かないから!…っていうか殺さんでくれぇ!!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?