pom

連続投稿1ヶ月達成! ありがとうございました!

pom

連続投稿1ヶ月達成! ありがとうございました!

マガジン

  • ポエム

  • 掌編

  • つぶやき

    つぶやきの投稿です。

  • ネタ

    ちょっとふざけた詩です

最近の記事

寸書 詩 作品ラスト

私ごとですが まだこの頃なぜか 過ぎ去った日々のことを 思い出しています 誰にも届くことのないこの手紙に あなたにあげた万年筆で あなたとの思い出を つらつらと書き留めています あぁ、インクが変に滲んでいる 読めなくなったのは 涙のせいでしょうか あぁ、私にあなたが滲んでいる 2人が合わなくなったのは 私のせいだったんでしょうか あぁ、また間違えてしまった きっとあなたのせいよ 消さなきゃいけないのに しっかりインクが染みこんでいる 無理やり消そうと擦ったら

    • じゃあね

      瞳は乾いて ぼんやり見えてきた 足元に落ちていた 薄く伸びていく影は もうひとつだけでした 白く隠した頬に 一本赤い糸を描いている 涙は落ちてしまって どこにも繋がってくれなかった あなたははどこ見てたのかな わたしは あなたのどこを見てればいいか わからなくて いや、 もう見たくなかったのかな あなたを見ようとすればするほど ピントが外れていったの あんなに泣いていたのに 涙も出なくなりました 強くなりました 涙の数だけ 涙が出ないようになっていきました で

      • 銃を殴る 超掌編

        凡人には分からないよな。 好きに戦っているだけで気付いたら頂に立っている気持ちが。 羨ましいだろう。 お前たちは、山の途中でも雲が見えるとすぐに絶望する。 俺に追いつきたいなら、そんなもの超えてみせろよ。 そのときは俺が、直々に蹴落としてやるさ。 そりゃ 凡人の僕は幾つになっても思うさ 羨ましいな かっこいい武器を持って戦っていて 僕もああなりたかったなって だけど あいにく 黙って蹴落とされるほどに弱いわけでもないんだ 僕には 傷だらけの拳くらいはあるか

        • 俺は、俺を殺した 掌編

          昔、ある有名なアーティストがいた。 底なしのセンスや実力に魅入られ、沢山の聴衆が彼の音楽に心を動かされていた。 が、 彼は急死した。 ファンの間ではさまざまな憶測が飛び交い、ネットを賑わせていた。 ・事故? ・病気? ・ガセ? ・ファンに殺された? … ・自殺? 俺は、今を輝く天才シンガーソングライターだ。 一曲書けば世間は湧き上がり、皆狂ったように俺の曲を聴いている。 メディアでは俺の特集で、 「この曲はぼくの人生を変えてくれました!」なんて聞こえてくる。 ち

        寸書 詩 作品ラスト

        マガジン

        • ポエム
          11本
        • 掌編
          11本
        • つぶやき
          1本
        • ネタ
          2本

        記事

          後悔という愚行

          私は、後悔というものをしたことがない。 「後悔」とは、 自分のしたことを、後になって失敗したと悔やむこと。 失敗したとき、別の世界線の過去の自分に望みをかける、馬鹿げた行為である。 誰かが言ってたな。 やって後悔するか、やらずに後悔するか。 どっちを選ぶ? 愚問である。 後悔が前提… そんなもの考える暇もなく自分の思うままに動け。 そのときの自分に自信を持て。 と言いたい。 もし君がそれをしたとき。 やらないという選択肢を選ぶ君は想像の中に時間いない。 この世界に

          後悔という愚行

          可惜夜 超掌編

          9月下旬 残暑も影が見えなくなってきた。 26時半 1日で1番心地よく、悲しい時間 だだっ広い公園の床にはぽつんとふたりだけ、 やわらかな芝の上に並んでねそべっている 辺りは真っ暗で、遠くにひとつだけ見える点いては消え、また点いては消えかけてを繰り返す明かりが、眼の端で酷く目立っている また青黒く染まる空には、鬱陶しいくらいに星が飛び交っていた 「なんだか、プラネタリウムみたいだね」 君はたまに急に変なことを言う 「はは、君はおかしいね」 そう言い一瞥すると

          可惜夜 超掌編

          今も長いまま 超掌編小説

          「じゃあ今日はここまでー。ちゃんと復習しとけよー。」 やっと終わった。 大嫌いな本をお気に入りの本に持ち替えてさっさと教室を出る。 「あ!お疲れー木村!」 幼馴染の結衣だ。 学校で僕に話しかける人は先生かこの子しかいない。 あ、髪切ったのか。 短いのも似合ってるな。 彼氏と別れでもしたのかな、とちょっと期待しつつ。 「お疲れー、髪の毛切ったんだね」 「そう!よくぞ気付いてくれたねー、似合ってる?」 「うん!すごく似合ってるよ」 「やった、嬉しいなー。木村もイケ

          今も長いまま 超掌編小説

          頑張れないことが辛いなら

          「頑張りたいのにどうしても動けない」 「なんて自分はだらけているんだ」 「目標だけはあるのに」 一生懸命頑張ることが辛いわけじゃなくて どうしても頑張れていないことが辛いのなら どれだけ今あなたが頑張っているのか、あなた自身が気付けていないだけだと思う 頑張らなきゃいけないのに、 早くあれをやらなくちゃいけないのに、 そんな風に、いつから気負ってるか分かんないくらいになってるから 気付けていないのも、仕方ないと思う 人からの「がんばれ」って割とつらいよね 自

          頑張れないことが辛いなら

          おとな

          “大人”についてかいたものをまとめました 1.おとなのふり 「大人のふり、疲れたな。俺はまだまだ子供なんだよ。昔は大人になりたいとか言ってたけど、本当はなりたくないな。」 『なんで?』 「もっと、甘えた生活がしたい。我慢したくない。頑張りたくない。」 『ふーーん』 「ならなくてもいいならこんな感じで彷徨うこともないのにな。」 『なんで?ならなくちゃいけないの?』 「そうだよ」 『それって、誰かが決めたの?』 「いや、世の中そういうもんじゃん」 『でもなら

          おとな

          ドライアイ 詩

          私はあなたが大嫌い あなたは渇いた愛で 私を包み込むのよ 私はあなたが大嫌い あなたを見ていると あなたがとても目にしみるのよ あなたがドライヤーで私の髪を揺らす まだ湿ってる気がするけど このくらいがちょうどいいの? あなたは間違えて私の心を渇かす あなたはドライアイ、また目薬で濡らす 目を瞑らないでちゃんと見て 瞬きしないで私をちゃんと見て? ねぇ、誰を見てるの? もうあなたにとっての 目薬は私じゃなくなったのね 私 あなたの前で 涙が上手く出せなくなったな

          ドライアイ 詩

          居場所 掌編

          俺は少し昔まで、典型的なコミュ障だった。 他人と上手に話せないし、女の子とも関わりはなく彼女なんて作れるわけがない、いわゆる根暗のぼっちだった。 あいや、友達は幼稚園から中学まで一緒だった、幼馴染の結衣っていう女の子が一人だけいたな。 でも、友達らしく凄く仲良しこよししてたって感じでもないけど。 結衣は、僕とは真逆だったな。 コミュ力はもちろん高く、運動も勉強もできて先生からの印象もいいし。 みんなからも慕われてるような存在だった。 結衣が仲良くしてくれなかったら昔の俺は

          居場所 掌編

          赤い糸 詩

          小指をつなぐ赤い糸 鉄線のように強い 僕らが想い合う限りは どんなハサミでも切れない 小指をつなぐ赤い糸 だけど蜘蛛の糸のように弱い 僕らが寄り添わなければ きっと簡単にちぎれてしまう いつか僕らがふっと離れて 耐えられなくなった糸が 切れることがあるかもしれない でも大丈夫 糸がちぎれて転んだ君は 僕が何度も受け止めて 糸は何度も紡がれる そうして糸が強くなっていく 僕らは簡単にちぎれなくなっていく そうして糸は短くなっていく 僕らの距離はまた近付いていく

          赤い糸 詩

          心酔 詩

          心は不完全だ 周知の事実だ 永遠に不変なんてものはない あるはずがない 完璧なものなどは存在しない してほしくもない そんなものがもしあるのならば 私は全てに失望するだろう 世界の答えを知りたくなかったと 私は死ぬまで泣き喚くだろう 心というものに心を奪われている 不完全が生む不完全が、心には美しくうつってしまう そのわけは分からない 命そのものに命を奪われている これまでもこれからも、感情を正しく説明できることはない それだけは変わらない 不完全故に完全?

          心酔 詩

          とはいえ自己紹介が1番スキが多いのは悔しいね

          とはいえ自己紹介が1番スキが多いのは悔しいね

          小説の種vol.1

          使えそうかなー?と書き溜めたメモです。 それだけでもいい気がしたので、まとめました。 これを元に小説とか書くかもしれない。 また気が向いたらvol.2を出します。 -噛み締め方 「幸せはもっと上手に噛み締めないと、あなたは痛いだけだよ。」 -ひとりぼっち 「あいつは友達がいないだけで、悪い奴じゃないんだよ。」 -慎重 「息を吐きすぎないように声を出すから、震えてるのがわかる。」 -求めるものは 「そんなものを求めているような奴に、お前は何を求めているんだ?

          小説の種vol.1

          “15の本音” 掌編小説

          この頃、大人たちにつくづく嫌気がさす。 まだまだ子供で、軽く見られている気がする。 将来の不安がこれでもかとのしかかる日常が、拍車をかける。 今も、せっかく全部忘れて友達と楽しくあそんで過ごして、機嫌良く家に帰っていたのに母さんから電話がきて気分が落ちる。 「もう日が回るわよ?いい加減に帰ってきなさいね。」 「わーってるよ、今帰ってんの。」 はぁ…まだ私たちが見ていないとダメ、とでも思っているんだろうか。 もう小学生でもないんだし、子供扱いされんのはうんざりなんだよな

          “15の本音” 掌編小説