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アル・リシャの夢見

アル・リシャ(うお座α星)の夢見をした。

出ていく2組の夫婦の夢

夢では、日本がこれから戦争に向かいそうだということで、中国政府は早々に渡航や滞在に関する注意喚起を出した。同居していた中国人夫婦は、退避勧告ではないものの、その指示に従って、大安の日に去っていった。日本人から見ると早すぎる過剰な反応に見えた。

続いて、両親も老後に住む家をさがしに行くという。父親は松村潔先生だった。私はみんな自分を置いて行ってしまうと思ってふて腐れた。
先生は夫婦の部屋でかけていたクラシック音楽をとめて、車に荷物を載せるため、母より先に家から出ていく。荷物は、玄関ドアを横に切ったぐらいの、正方形に近い薄くて四角いもの。それを包んでいた梱包紙は、横にぐるっとひと巻きしただけで、端は折りたたまれておらず、梱包紙だけ見ると、玄関ドアのように長方形の荷物に見える。

第三の視点の必要性

アル・リシャは2匹の魚を紐で結んでいる。中国人夫婦と両親が、それぞれ違う場所に行くのを繋いでいる中継地点だ。私はどちらとも一緒に行くことが許されなかった。つなぎ目が移動してしまうと、2匹の魚を比較することもできなくなり、関連性も絶たれてしまうからだ。
松村先生がよく使うアーリマンの例でいうと、物質的なものがアーリマン的ならば、夢とか非物質的なものはルシファー的で、それをつなぐのがミカエルという話なので、アル・リシャはミカエル的であると言える。

2つのものだけが存在している時、それを客観的に比較することは、2つの視点のどちらからも不可能だ。この2つとは関係のない第三の視点があることで、はじめて成立する。アル・リシャの立ち位置とはそういうところにあり、どちらかを追っていくことはできないのだ。

移動しないという点では、魚を結ぶ紐はエーテル体の紐と結び付けても良いと思う。エーテル体は植物のようにじっとしているけれど、根っこですべてと繋がっているので、さまざまなものを知覚する。エーテル体はアストラル体と物質体を繋いでおり、これも異なる2つのものを繋ぐ紐だ。

四角い荷物の意味

うお座の2匹の魚の間には、ペガスス座の四辺形がある。これは意識的な思考の四角形だと言われている。松村先生は夢の中で正方形に近い荷物を車に運んでおり、これを老後の住処に持っていくつもりだ。これは哲学的な思考が意識的に活発に行われ、そこに安定性(四角い)があるというものだと思う。

しかし、梱包紙は、正方形の荷物の形のとおりには包んでおらず、玄関ドアのように長方形に見えた。その中には半分の正方形しかないので、まるでもう半分があると言わんばかり。もう一つの正方形は中国人夫婦が持っているのかもしれない。

AIマシンによる採血とは

もう1つの夢は、採血専用のAIマシンによって、右腕から採血されるというもの。採血といいつつ、私は血管の中に管を通されていた。いつもと違う血管を使いますねと言われ、管は中指か小指のあたりから、親指側の丘を通り、腕の内側を上ってゆく。親指側を湾曲して通ってゆくというのが、独特の痛みがあった。

これは、アル・リシャからみて右の魚のほうの星座線に近い。フムアルサマカから湾曲して魚の形を作り、そしてアル・リシャに繋がってゆく。そもそも採血は右腕だった。
つまり、右側の魚を中国人夫婦のほうと見て、科学(医療)などの思考に関係する四角形を扱っていると考えても良いと思う。中国人夫婦は戦争に敏感で、生き延びるために早々に日本から出て行った。これは物質的繁栄を重視することなので、アーリマンと結び付けても良いと思う。
対して夢の中の松村先生はクラシック音楽を聴いており、終の棲家を探しに行くので、物質世界を現役で頑張るのではなく、余生を送ることであり、ルシファーに近づく。
アル・リシャはこの異なるものを結び付けており、柔軟な知性を持つ。どちらも否定せず、組み合わせて新たな創造性を発揮したり、遠く離れているものを繋ぐ道を見つけたりする。

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