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メンカルとミラクのパラン

ケートスとアンドロメダ姫

私のパラン(セッティングの部分)

私はセッティングで、メンカルとミラクが天王星とパランしています。
メンカルはくじら座で、クジラに食べられるヨナの神話が有名ですが、私は前から、ヨナがくじらに食べられたのは変容するためで、むしろ良いことだと思っていました。

ミラクはアンドロメダ座で、アンドロメダ姫のことでもありますが、アンドロメダ姫は岩に繋がれて、クジラの怪物ケートスに食べられそうになります。

ギュスターヴ・ドレの絵画『アンドロメダ』(1869年)

私は、アンドロメダ姫もヨナのようにケートスに食べられてしまったほうが良いと思っていますが、アンドロメダ座のミラクと、くじら座のメンカルが共に惑星とパランしている場合、これはクジラの腹の中にアンドロメダ姫がいると見るべきか、またその場合、このパランの意味をどのように捉えるべきか、夢見してみました。

座学と夢の違い

私はアルクトゥルスに自我があり、今はアルクトゥルスを牡羊座0度の起点としてサビアンシンボルやホロスコープを考えるようになっているので、トロピカルでは天秤座24.14度のアルクトゥルスを牡羊座0度とし、ミラク(牡牛座0.24度)とメンカル(牡牛座14.19度)を計算し直すと、
ミラクは天秤座7度「ヒヨコに餌をやり、鷹から守る女」
メンカルは天秤座21度「海岸の群集」
になります。

なので、7と21の関係だと思っていたのですが、しかし夢では、「6と23の違いだ」と言われました。6は濡れおかきのイメージで、23は筋肉群のイメージでした。
そして夢の全体の雰囲気としては、喧嘩っ早く、挑戦的でエネルギッシュなイメージが続きました。
ミラクは海辺の岩に縛り付けられているのですから、濡れおかきのほうで、メンカルは集団意識を表すので筋肉群でしょう。

7と6の違い

パランのメンカルとミラクを考える場合、ミラクは7ではなく6だと言われたわけですが、
まず7は、環境の中でさまざまな違いや差があることを知り、その差を埋めようとします。天秤座の場合だと環境側から影響が入ってくることが多く、今までのものをお構いなしに突き崩そうとする鷹がいます。女がヒヨコを守ろうとするのは、ヒヨコが大きくなれば、鷹からの影響にも耐えられるからであり、ヒヨコを守りきるというより、あくまで環境との落差を埋めるための準備なので、突然、鷹にヒヨコを突き出すこともあるでしょう。そうしないと、環境との落差を埋める7度は成就しないからです。
ミラクが7度ならば、ミラクは鷹の代わりにメンカルに食べられそうになっていますが、ここでは抵抗もあり、その分傷つくことも多いかもしれません。

6度は、環境に入ることで、その環境に見合ったサイズ、自分になってゆきます。天秤座の場合は、環境に入るというより、気付いたら環境の側から迫ってきていたということが多いです。それを素直に受け入れることで、結果に繋がります。
ミラクが6の場合、すでにメンカルが迫ってきていて、しかもそれを素直に受け入れます。メンカルのお腹の中に、言われるがままに入り、そしてミラクはメンカルと同一化するのです。

21と23の違い

メンカルが天秤座21度「海岸の群集」の場合、集団意識を形成している個々をみると、そこにはとても変わっている個性もあったりしますが、それらをすべて内包しているのがメンカルということになります。
おひつじ座0度の起点から見ると、世界に下降していくどん詰まりが乙女座で、そこが個人としての最高峰を作り上げる場所ならば、天秤座から魚座への流れは、個から大きな集団に向かう上昇が始まります。天秤座21度はさまざまな個々を集めて、その個性を見るというより、すべてをドットのように扱うということがはじまっています。

私の昔の仕事は、一対一で向き合うものでしたが、しかしそれも何千人となってくると、個性を見ることはしなくなってきて、ある程度統計が取れて分類可能になり、最終的には「全員人間」で一括りという感じになってきます。
このように、個々ではなく群集を見るというのがメンカルです。

23度だと、クジラが海深く潜るのも、海面に上がってくるのも自由自在というように、応用性が高くなます。サビアンシンボルは「おんどり」ですから、ここぞという時に声を上げ、海岸の群集を操ることができます。
夢は、21ではなく23で、それは筋肉群なのだと伝えてきましたが、筋肉単体ではなく筋肉群なので、例えば太ももの大腿四頭筋は4つの筋肉で出来ており、これらが収縮・伸展することで熱を帯び、どこかへ進んでゆくことができるわけで、無機質なドットの集合ではなく、この熱を帯びた力強い群集がメンカルだと言いたいのだと思います。

集団意識が天王星とパランするということは

天王星にミラクとメンカルがパランしている場合、もしもミラクにしか馴染んでおらず、「ミラクー天王星」ラインしか使えていなかった場合、メンカルは無意識的にはたらき、望まない形でミラクを飲み込むのではないかと思います。

私はYouTubeを3か月ほどしていたことがありますが、登録者は1万5000人ほどでした。その時は、「ミラクー天王星」しか使えていなかったかもしれません。集団意識が押し寄せてくるのを感じ、それに負けない自分になることが、YouTubeを始めた理由の1つでもありましたが、負けないという対立ではなく、自分が集団意識メンカルになるという意識を持つべきでした。

YouTube側がチャンネルを評価する基準の1つに、コメントに返信することで活発なチャンネルと判断されるというのがあります。
私は真面目にそれをやっていたので、個々に注目する時間が長くなり、しんどくなってきました。メンカルのパランがあるなら、返信など一切しなくても良かったのではないかと思います。なんならコメント欄を閉じても良かったはずです。

天王星は、土星的なやぎ座社会を評価せず、決して土星内の集団意識ではありません。メンカルが天王星とパランするなら、これはやぎ座社会の外にある部分に働きかけるわけで、内容も一般的ではないものになってくるでしょう。
勿論やぎ座の外側にも、また別の「社会」はあり、それを「ウラ社会」と呼んでも良いかもしれません。精神世界などもジオの山羊座の外側と考えれば「ウラ社会」です。セッティングのパランですから、現役を降りたところの「ウラ社会」で、ウラの集団意識を扱うと考えると良いだろうかと思いました。

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