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BマルクトとDマルクトの間のライン

BマルクトとDマルクトの間のラインを夢見した。
この2点間の関係は、月の円とマルクトの円の重なりによってできるヴェシカパイシスの長い寸にあたる。

夢:眠っている人の言葉

夢では、友人が私に対して、私が使う言語表現が嫌いだと言ってきた。私は、友人や周りの人が、私の表現をきついと感じて嫌がっていることは感じ取っていたが、だからこそ意識的にわざと使っていた。友人は、私の言語表現を見ると、いつもどこか傷ついた感じになる。
しかし友人は、自分が傷付けられるのが嫌だという本当の理由に気づいておらず、あなたのためとか周りの人のためという理由をつけて、私にやめたほうが良いとアドバイスしてきた。

私は友人に対抗して、友人の言語表現(自分で考えていない言葉を並べ立てること)が私は嫌いだと言った。友人はまさかそんな指摘をされるとは思わなかったという様子で深く傷ついていた。しかし癖を直したいと思ったのか、それはどういうことか教えてほしいと、熱心に寄って来た。

マルクトの円周上のDマルクトは眠りがち

BマルクトやDマルクトは、月の円に属するのか、マルクトの円に属するのかによって、様相が変わってくる。月の円に属しているところでは、柔らかな大地という感じだが、マルクトの円に属すると、より物質的で眠りが深くなり、機械的になる。
夢では私が月の円周上のBマルクトの役で、友人がマルクトの円周上のDマルクト役になる。Bマルクトは水星ホドの下に位置しているので、夢では言語表現という話になり、月の円に属している場合は意識的に言葉を扱う。マルクトの円よりも目覚めているのだ。
Dマルクトは金星ネツァクの下で、感じることなどに関係するが、マルクトの円に属すると、それは肉体を伴った狭い範囲に限定されて、眠りが深くなり、意識的ではなくなる。友人は、私の言葉で自分が傷つくのが嫌だということにすら気づいておらず、あなたのため、人のためとアドバイスして、自分はよく気が付く人間だと思っている。

そもそも傷つくのが嫌だというのは、BマルクトとDマルクトのラインの、1つ上にある16塔のパスと似ていて、ここでは水星が金星に影響を与えたり、金星が水星を壊したりする。
同じように、DマルクトはBマルクトの言葉によって自分に変化が加えられることを「傷つく」と感じていて、無意識的に阻止したかったのだが、BマルクトはDマルクトの言語表現には自分で考えた内容が1つもないと指摘したため、Dマルクトはショックを受けた。Dマルクトは今まで自分で考えていたつもりだったので、そんなことは「一度も考えたことがなかった」のだ。

自分の考えだと思っていたものが、実は世間からすりこまれたものだと気づくのは、マルクトの円だけで完結している場合は難しい。しかし月の円が関与すると可能になる。

夢:爆発方面に押し流される

もう1つの夢では、どこかのビルの上層部が爆発したようで、夜空に煙が上がっていた。歩道は花火大会の帰り道のように混んでいて、私はその中でどんどん爆発方面に押し流されてゆく。空にはオリオン座が見えており、その左側が煙で覆われている。私は爆発に巻き込まれたくないと思ったが、人の流れは楽しげに爆発方面に進んでゆく。

シリウスが届くところへ

この夢の場合は、最初の夢とは反対で、月の円周上のDマルクトが、Bマルクトを押しているような感じだ。爆発は花火のようでもあり、これはシリウスの爆発力と結び付けても良いと思う。オリオン座の左側に煙が上がっていたが、実際の星の位置ではオリオン座の左下にシリウスがあるのでそこが爆発して煙が上がった。
大勢の人がぞろぞろ歩いていて、これは松村先生が、Dマルクトは渋谷のスクランブル交差点と言っていたイメージが重なったものであり、月の円周上のDマルクトの象徴だ。Dマルクトは、爆発しているシリウスに私を押し流してゆき、その影響を与えようとしている。

シリウスはBの樹ともDの樹とも考えることができる。Dの樹にシリウスを当てはめるなら、BにDの影響を持ち込むような意味になる。私を爆発地点に押し流すということは、爆発の影響が私に流れ込んでくることだからだ。
Bの樹にシリウスを当てはめるなら、マルクトの円周上のBマルクトを、Dマルクトの影響によって破壊して、月の円周上のBマルクトに変化させることで、シリウスの影響が届くようになる。

21世界

BマルクトとDマルクトを、月の円とマルクトの円のヴェシカパイシスで行き来することに慣れると、今度はヴェシカパイシスの短い寸にあたる21世界のパスの行き来が可能になる。
マルクトからイエソドへ渡りをつけるのは、ふだん夢見や瞑想や恒星探索などをしている人からすると、ラクにできるはずだと思えるかもしれない。しかし、1つ目の夢に出てきた友人のように、誰でも世間から刷り込みされた考えというものを持っている。何か1つ、自分で意識的に考えられるようになっても、まだ大量の刷り込みがあり、果てしなく自己想起を繰り返すことで脱色していかなければならない。
BマルクトとDマルクトのラインの点検は、やってみるまではそれほど重要とは思わなかったが、実はかなり大事な部分だと実感した。それはたとえ、この記事を読んだ人でも分からないことだと思う。本当に自分で実際にやってみることで、このラインの重要さが分かる。見た夢やビジョンの内容が、このラインが上手くいっていることを表しているか、いないかに関わらず、実際に行った人だけが感じられる、現場ではじめて分かるものがある。

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