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『東京星図』のオマージュとして

先日『横浜の赤い靴神話ー横浜星図ー』という有料記事をアップしました。だいたい5万1000字以上の記事になっています。これは、松村潔先生の『東京星図』のオマージュとして、横浜星図を書こうと思ったのがきっかけで、もともとは約6年前に計画したものでした。しかし、横浜の出生時間を決めることができず、長いこと頓挫していたのです。

年月が経ち、私はジオセントリックだけでなく、ヘリオセントリックや恒星も、前よりずっと身近に感じられるようになり、夢探索とその解釈も、毎日欠かさずするようになって2年が経ちました。その間に、横浜星図に対する考え方が、応用的に変わっていきました。そして今なら、違う視点を交えつつ書けるのではないかと思ったのです。

当時、出生時間を決定できないと思っていた時、ちらりと頭をよぎったのは、牡羊座の起点をアセンダントにすることです。しかし、その方針を推し進められるほど、私は春分点について経験がなく、理論もまとめられそうにありませんでした。春分点について経験がないというと、変な表現に感じるかもしれませんが、つまり、異界に飛び出すということに、まだそれほど意識的でもなく、経験も少なく、たまに起こる偶然に任せるしかなかったのです。今は、このことが前よりも分かるようになったので、春分点をアセンダントにすることの意義というのが、より実感的に理解できるようになり、そしてこの考えを推し進めても良いだろうと思えるようになったのです。

しかし6年前と違って、横浜星図を書くのなら、ジオセントリックだけでは終わらせたくないと思うようになりました。ジオセントリックで横浜を12等分して、仕事をするならどのエリアかとか、出会いを見つけるにはどこが良いかなど、地上的な目的のために横浜を活用するのは、横浜のホロスコープを見ても、かなり違和感があります。
東京は太陽が牡牛座で、それなりに地上的な繁栄を目的にしています。しかし横浜はどう見ても違うのです。

山下公園の海

恒星を横浜に結び付ける

今年、私は自分の故郷である恒星マトリックスの探索をしていて、水まで降りてきているのは8個の恒星だと分かりました。その恒星のうち7個は、私のヘリオセントリック図の惑星と合です。

実は、横浜のヘリオセントリック図と、私のヘリオセントリック図には合が7つあり、私の恒星マトリックスが、そのまま横浜にかなり共鳴しやすいことが分りました。それならば、私が仲介になって、恒星と横浜を結び付けられるのではないかと思いました。

ここに至るまでには、子供のころから、実にたくさんの伏線がありました。

幼少期、自分は赤い靴の女の子だと思っていたこと。
浦島伝説の残る土地に住んでいたこと。
実父が横浜の海に落ちて死んだこと。
夜釣りで神秘的な体験をしたこと。
横浜村に古くからあった弁財天に偶然お参りしたこと。
その夜にアンタレスのマークを見たこと。
横浜に引っ越すと、鳥が実をくわえてベランダに来たこと。

このような「予感」を経て、今回ようやく自分なりにまとめることができ、ほっとしています。

愚者は赤い靴を履いている

マルセイユ版の「0愚者」は赤い靴を履いています。より大きな世界へ飛び出す時、足元は活性化して赤くなる。シヴァに呼ばれたシャクティのように赤くなるのです。
「赤い靴はいた女の子」の歌がさざ波のように広がっている横浜は、異人さん(マレビト)と出会うポータルです。より大きな世界に飛び立ちたい人は、愚者の赤い靴をはいて横浜からお船に乗ろう。横浜でなくとも、赤い靴に共鳴すると、異人さんはやってくる。アマノトリフネに乗ってやってくる。『横浜の赤い靴神話ー横浜星図ー』は、そういったことについて、伝説や神話をもとに掘り下げて書いています。

今回、はじめの章をすべて無料で読めるように設定しました。noteは小見出しが付けられないのですが、目次のジオセントリック図と、赤い靴神話に繋がる8個の恒星は、中に小さな見出しが幾つかあり、長めの章になっています。

まだまだ文章や表現が稚拙ではありますが、ぜひご覧になっていただけましたら幸いです。

またkindleでも出しているので、kindleのほうが読みやすいという方は、こちらからご覧下さい。→ kindle版『横浜の赤い靴神話ー横浜星図ー』青木真琴

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