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メンカルの夢 2回目

トップ画像はWikipediaより。(クレジット表記は一番下)

1枚引きでまたメンカルが出ました。12日前に夢探索したのですが、やり直しを指示されてしまいました。確かに1回目の時は解釈がフワっとしていて、私としても煮え切らない部分はありました。というわけで2回目の夢探索です。

犠牲という型

今回の夢では、8~9歳ぐらいの少年を牛に括り付けて、鞭打ちにして殺すという儀式をしていました。少年は白いシーツのような布を右肩から股の間に通して結ばれ、牛の顔と、少年の背中の中心が合うようにして固定されていました。準備の間、少年は嫌がる様子はなく、少し楽しそうでした。
鞭打ちにされると、牛も死にました
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右肩というのは、生命の樹を人体に当てはめた場合、自分の意思やこれから発信したいことなどを表している場所です。右側が発信、左側が受信になります。右肩から股間にかけてというと、だいたい右側全部を指していることになりますが、白い布は無の色、一番上位の階層の色ということで、右側の個人の意思を白い布で隠し、上位のものに委ねるという意味になります。

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また、牛の顔の位置に少年の背中を持ってくるというのは、生命の樹の重なりと同じです。牛がアッシャー界(物質界)の存在を表すなら、牛の頭(ケテル)の位置に少年の背中の中心=胸(ティファレト)が来るということは、少年はイェツラー界(エーテル界)の存在になります。
しかしそれでは、死んで赴くのはブリアー界(アストラル界)になってしまいますから、それではアツィルト界(メンタル界)まで届きません。
夢見はすでに物質界ではなくエーテル界以上であることを考えると、
牛がイェツラー界(エーテル界)の存在で、
少年がブリアー界(アストラル界)の存在と考えれば、
死んで赴くのはアツィルト界(メンタル界)になります。

ヨナの物語

旧約聖書の『ヨナ書』に書かれている話では、ヨナが敵国異教徒の町へ行って「40日後に滅ぼされる」と伝えるよう神に言われますが、ヨナはそんなことは無理だと思い、船に乗って逃げます。すると神は嵐を起こして、ヨナはクジラに食べられてしまいます。ヨナはクジラの腹の中で3日3晩祈っていると、クジラはヨナを吐き出しました。ヨナは悔い改め、敵国の町へ行って、このままでは滅ぼされることを伝えると、意外にも町の人々は皆、ヨナの言うことを聞いて悔い改めました。

死とは集団に飲み込まれること

キリストは死んでから3日間で復活しますが、ヨナがくじらの腹の中で3日間祈りながら過ごしたことは、同じ型であると考えられます。
物質界で死ぬと、スムーズにゆけばその後は、エーテル界、アストラル界、メンタル界と帰ってゆきますが、それは個人の領域ではない、集団的な領域に回帰するということです。

ヨナはクジラという集団意識の象徴の腹の中で祈ることで、アストラル界やメンタル界を見て(或いは行って)、おおもとの集団的な力を得たので、敵国へ預言を伝えるという難しい試みも、なぜか驚くほどうまくいったということになります。

生命の樹ss

集団に身を投げ出し、そして降りてくる

メンカルで、集団意識から受け取るものというのは、個人を投げ出して回帰すべき集団意識に飲み込まれることで手に入り、そうすることで今度は、集団意識に働きかける力を手に入れるということになるのでしょう。
つまり、個人的な価値や算段を持ったまま、集団を操ることは出来ません。集団意識に働きかける場合は、ヨナが神から大役を頼まれたように、常に裏には大きな意志がはたらいているというのが、正しい使い方なのだと思います。


トップ画像のクレジット:
Cetus_constellation_map.png: Torsten Brongerderivative work: Kxx (talk) - Cetus_constellation_map.png, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=10827942による

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