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アクベンス(アキュベンス)の夢

かに座のアルファ星アクベンス(アキュベンス)の夢探索をしました。今回も恒星を書いたカードから1枚引きして、探索する恒星を決めました。
4つ夢を見ましたが、最初の3つは内容が繋がっています。

カラオケ店のバイト

ひとつ目の夢では、友達のツテでカラオケ店のバイトをすることになりました。そこは地元の子供たちが来るようなところで、少し学校のような雰囲気と、駄菓子屋さんのような雰囲気もありました。
使用後の部屋を掃除するために、まずほかの人が使った雑巾を洗いに行きましたが、雑巾はかなり汚れていて濯ぐのが大変でした。
雑巾をきれいにして、掃除する部屋に戻ると、すでにほかのスタッフが掃除していました。スタッフの一人から「雑巾を洗って掃除した気になってないで、ウエットティッシュとか使って手早く掃除してくれないと」と注意されました。

かに座の神話

かに座の神話はかなり酷く、ヘラクレスが気づかないでカニを踏みつぶしてしまうというもので、なぜこんな神話になったのか驚きます。象徴的に読めば本来のもう少しましなエッセンスは含まれていますが、だったら初めからもう少し曲がっていない物語にすることも可能だったのではないかと思います。

神話では、同じ沼に住んでいるヒュドラがヘラクレスに殺されそうになるのを助けようとしたという話もありますが、そこから、保護して育成することに関わるのだと考えれば、夢で子供たちのたまり場のようになっていたこともよく分かります。私は女子グループと男子グループそれぞれから、「悪いことしてごめんなさい」という謝罪をされて、学校の先生のようにどちらも許しました。

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13.死神のカードのパス

生命の樹の死神のカードのパスは、ネツァクとティファレトの間です。ここでは不要なものを刈り取って粛正しますが、地上での縁などもここで刈り取ります。それが寂しいと思うのはネツァクで、粛正したいのはティファレトのほうです。

夢の中で私は、ほかの人が使った雑巾を洗っていて怒られました。
「雑巾を洗って掃除した気になるな」というのは、雑巾はきれいになったかもしれないけれど、ほかの人が使った雑巾に関わっているようでは、縁は掃除されていないということになります。つまり、余計な縁に関わってダラダラと過ごさないようにということです。雑巾ではなく使い捨てのウエットティッシュを使って素早く掃除しなければなりません。殺し屋のようです。

神話の中で、カニがあっけなく踏みつぶされてしまうのは、縁切りの素早さ、徹底さ、名残り惜しさが一切ないところを表していて、それは13.死神のカードと同じです。

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音楽は喜びであり、死である

2つ目の夢では、カラオケ店に来た男性3人組のうちの1人が、あるおじさんからポータブルレコードプレーヤーレコードを20枚ぐらい買い取ったそうで、それを私にタダで譲ってくれました。私は家でレコードを聴いて楽しみました。
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アクベンスが育成に関わるのなら、私にレコードを聞かせて育てているのは、何を育てているのかというと、H12の部分でしょうか。音楽は物質から切り離されたところにあり、聴覚は耳に属しているわけではありません。音楽を聴くと、ある時はお風呂の中に入ったようにじわっと自分の輪郭が溶けることもあれば、5角形がどんどん広がってくようになったり、あるいは肉体の自分よりもかなり前のほうに飛び出してしまい、そのまま波にさらわれるような感じになったりすることがあります。「持っていかれる」という感じでしょうか。音楽の世界にさらわれるのは、物質に住まなくなるような感じでもあります。
アクベンスは育てて、そしてさらってゆく。それは生と死を司るということなのでしょう。

またレコードは20枚ぐらいあるように見えて、これはフェニキア文字やヘブライ文字の数や、タロットカードの枚数などを連想させます。

個室でおじさんと

3つ目の夢では、居酒屋の大きなテーブルに田舎の親戚が集まっていました。私は名前を呼ばれて奥の個室に行くと、そこにはポータブルレコードプレーヤーを男性に売った張本人のおじさんがいました。
私はそのおじさんに、カラオケ店でバイトをしていることや、おじさんが売ったポータブルレコードプレーヤーとレコ―ドをタダで譲り受けたことを話しました。おじさんは、それはすごいね、いいね、君の才能だねと、にこにこしながら聞いていました。
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「田舎」も「親戚」も、死神が粛正するものを表しています。田舎は常にお互いを見張っているような近所の関係性がありますし、親戚付き合いも面倒くさいもので、縁を切るのは大変です。個室に行くというのはそういうさまざまな関係を整理して、掴んでいた手を放すということです。
すると個室には、何でもいいね、いいね、と言うおじさんがいます。これはH6の存在なのですが、H6がH12に分割して降りてくると、それは沢山のイメージになり、H6としてはどれか一つを取り上げたりは出来ないけれど、全体としてどれもありだね、ということになります。

生命の樹で考えると、前でも述べたようにネツァクからティファレトのパス(13.死神のカード)になりますが、ここがH12とH6に当てはまるわけではありません。惑星で言うと、金星から太陽へという部分で、伸びすぎた枝を切り落として幹へ栄養を集中させるということになります。正しい中心位置が決まればH6は降りてきます。

ティファレト

私は個室の中でとても満ち足りていました。それはおじさんが褒めてくれるからではなく、むしろなぜ何もかも褒めるのだろう?といぶかしんだのですが、何よりもこの個室の居心地がよくて、こんなに静かで充足感があるならずっといたいと思いました。中心を見つけるとはこういうことなのかと思いました。

攻守交代

4つ目の夢は、上記3つの夢とストーリーの繋がりはありません。
夢では野球の試合をしていて、3アウトで攻守交代になりました。
この時、外野から選手が一斉にベンチへ戻ってくる様子が、アクベンスの引き際の良さや素早さ、繋がりを切って巻き取るイメージなのだと思います。

アクベンスの夢探索の2回目の記事はこちら

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